大臣会見概要

平成26年5月13日(09時39分〜09時48分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:連休中に南スーダンやジブチなど自衛隊の海外の活動を視察されました。まずはご感想、若しくは具体的な成果などありましたらお願いします。

A:非常に厳しい任務地でありますアフリカの南スーダン、そしてまたジブチで隊員が懸命に活動していることをつぶさに見てまいりました。現地からの様々な評価も大変高い状況ですし、また厳しい環境の中でも士気高く活動していると思っています。特に南スーダンにおきましては、国連のジョンソン特別代表の方から今後の自衛隊の活動については、「是非避難民の難民キャンプの造成を更に拡充して欲しい」という要請がありました。既に数万人分の避難民キャンプを自衛隊の施設部隊が造成しておりますが、今後その要請に従って拡大をするということは重要な任務であると思っています。6次隊が今月下旬にも派遣されますが、今回の任務については、当初東西のエクアトリア州に拡大する方向を検討しておりましたが、今回は直接現地に入り、現地の避難民の状況、それから国連のジョンソン特別代表からの要請も踏まえ、避難民のためのキャンプの造成を中心とした任務に変えて対応させていきたいと思っています。またジブチにおきましては、特にアメリカ、フランスの現地の司令官と会談をする中で、日本の自衛隊の海賊対処の行動が大変重要だということを改めて申し出がありました。今の状況を考えますと、今後ともジブチでの活動も継続することが重要だと思っております。いずれにしても今回現地を見た中で、隊員からの様々な意見も聞きましたし、現地からの要請も聞きました。今回は大変意義のある出張をさせていただいたと思っております。

Q:そうした中で、いよいよ今週安保法制懇の報告書が出ると言われています。その議論の中では、いろいろな事例が挙げられてこういう事例があるから憲法解釈が必要だと、新たな法整備が必要だという話になっています。例えば集団安全保障、PKOに関して駆けつけ警護の話などが出ていますけれども、そういった観点から南スーダンの現場をご覧になって具体的な課題ですとか、今後の安保法制懇の議論に活かしていけるようなものは何かありましたでしょうか。

A:南スーダンに防衛大臣が入ったのは初めてということだと思います。直接現地の避難民の状況、そして自衛隊の活動の状況を確認する中で、現地の隊員が活動の中で様々な状況、事態に遭遇することも否定できません。そういう時に十分な活動ができるように、私どもとしては今回の安保法制懇の議論を待ちたいと思っております。

Q:同様にジブチに関しては、拠点の活用という話があるかと思います。安保法制懇の中ではやはり積極的平和主義とか、そういった観点から自衛隊の活動をどう広げるかというような議論をされていますけれども、ジブチの拠点の活用などを含めてジブチの現場に関しては今後の議論にどのように。

A:今は海賊対処を中心にジブチの拠点を使わせていただいておりますが、これから活動が拡大する中で、例えば災害、あるいは避難民、様々な救援、支援要請が日本政府に来た場合、やはりアフリカのジブチという非常に地理的にも重要な場所に、自衛隊の一つの拠点があるということは大変重要だと思っております。海賊対処以外にも様々な活動の拠点になれる場所だということを確認いたしました。

Q:普天間飛行場の移設問題で、政府が今年秋には着工したいというような報道もあったりしていますが、そういう中で先月、ヘーゲル国防長官が来日した際に、小野寺防衛大臣の方から「年内の着工を目指したい」とお伝えしたという報道が一部ありますけれども、そういった事実はございますでしょうか。

A:具体的なスケジュール等をお話ししたようなことはないと思います。あくまでもヘーゲル国防長官との間での議論は、一日も早く普天間の移設を進め、普天間の負担軽減を行い、ひいては沖縄の基地の負担軽減を行うということでの一致だと思います。

Q:PKOの方に話を戻すのですが、エクアトリア州というのも当初計画では治安が落ち着けば活動拡大とあったと思うのですが、それは取りやめて、あくまでも造成の方に専念されると。

A:現在の状況を見ておりますと、まず人道的な支援が第一優先だと思っています。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、自衛隊の宿営地の門の前には、延々と避難民のテントのようなものが並んでおりました。雨期に入って今後環境が劣悪になります。一日も早く、しっかりとした避難民キャンプの造成が今、最優先の課題だと思います。6次隊については、この避難民キャンプの造成を役割の中心として活動してもらう、そういう指示を出したいと思っています。

Q:エクアトリア州の方はペンディングになる。

A:今後その避難民の問題が落ち着けば、当然インフラ整備を中心にやっていきたいと思うのですが、現在直近の課題というのは、むしろ東西のエクアトリア州に拡大をするというよりは、今ジュバにいる、おそらく10万人規模の避難民だと思います。あの避難民のためのキャンプを速やかに造成することが、今直近の課題ではないかと思っています。

Q:造成とは、大臣が視察されたUN地区の、あの広大な場所の。

A:そうです。UN地区の広大な土地の造成、それから今後様々な各国の部隊もまたジュバに入ると聞いております。ジョンソン特別代表の方からは、例えば各国部隊の、敷地造成などについても、ぜひ自衛隊にやって欲しい。実は、あの国の中で特にジュバ、首都の中であれだけの規模の工事ができる部隊というのは日本の自衛隊しかありません。ですから日本の自衛隊の施設部隊に対する期待はすごく高いということは改めて感じました。

Q:集団的自衛権なのですけれども、今週総理の方が政府与党に対して検討、協議の指示がくるかと思うのですが、これを受けて防衛省の方としては正式に、いわゆる検討のチームを発足するのか、引き続きこれまでと同じように内閣官房等、現状やっているチームで協議を進めるのかどういう体制作られるのですか。

A:いずれにしても、まだ安保法制懇の報告書が出ておりません。政府として与党と協議をして一定の方向が出た中で、私どもに対して総理の方から指示があれば、省内でしっかり対応することも必要だと思っています。いずれにしても、どういう枠組みで今後議論が進むかわかりませんが、例えば自衛隊法改正等の要請が必要であれば、それに向けてしっかりとした体制を作っていきたいと思っています。

Q:このタイミングで新たな部屋というか、検討の部屋、チームを作ったりというのではないということですか。

A:まだ、そもそも安保法制懇の報告書が出ておりませんし、政府としての方針についてもまだ指示がありませんので、それを待ってからということになると思います。

Q:元CIAのスノーデン氏の暴露本で、日本の国連代表部が通信傍受されていたという件がありますけれども、安全保障の観点から何か受け止めがありましたらお願いします。

A:そのような報道が出ていることは承知をしていますが、私どもとしては日米というのは同盟国、大変強い同盟国関係でありますので、その同盟関係の信頼を傷つけるようなそういうことがあってはならないと思っています。

以上


ご意見ご要望
大臣記者会見概要一覧へ戻る
新着情報一覧へ戻る
トップへ戻る

(C) 防衛省・自衛隊