大臣会見概要

平成26年4月4日(08時43分〜08時53分)

1 発表事項

 私の方から日米防衛相会談の開催について報告をさせていただきます。米側との調整の結果、4月6日、日曜日午前になりますが、訪日予定のヘーゲル米国防長官との間で、4回目の日米防衛相会談を開催することになりました。今回の会談では、日米両国の国防戦略を踏まえ、本年末までに設定される予定のガイドライン見直しについて強固な同盟関係を再確認するとともに、沖縄の負担軽減についても、日米間の緊密な協力を確認したいと考えております。また、北朝鮮の弾道ミサイル発射などの挑発行為が継続する中、日米の結束と緊密な連携を確認したいと思っております。

2 質疑応答

Q:今回の日米防衛相会談ですけれども、具体的な議題と期待される成果について、もう少し具体的にいただけますか。

A:今回は、今年末までに策定予定でありますが、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)に向けた幅広い議論を行いたいと思っております。併せて沖縄の負担軽減についても、日米間での協力が必要不可欠でありますので議題にしていきたいと思います。また、直近の安全保障の課題であります北朝鮮の弾道ミサイルの問題、これは日米の連携が大変重要になりますので、このことについても具体的な話をしていきたいと思っています。

Q:日米ガイドラインの改定ですけれども、年末までという期限が一つあり、一方国内では密接に関係のある集団的自衛権の議論が続いているところですけれども、そういった中で今回のガイドラインについての話し合いの位置付けというのはどういった形になりますか。

A:ガイドラインについては幅広い分野が含まれます。例えばサイバー、あるいは宇宙、そういった新たな安全保障空間も出てきていますので、様々な面について議論を交わすことは重要だと思っています。併せて今、国内で議論されております集団的自衛権の問題についても、先方からもし関心があれば、あくまでの現時点での国内での議論の状況については意見交換をしたいと思っています。

Q:沖縄の負担軽減についてですけれども、先方に伝える要望というのは具体的にどのような内容になりそうですか。

A:まず負担軽減のために、既に嘉手納以南の再編の計画が出ており、グアム移転も含めて米側の進捗が必要な部分もあります。まず米側の現在進捗が必要な部分について、ぜひ協力をお願いしたいということ、またこれは普天間を含めて沖縄からの様々なご要望もありますので、そういうことについても米側と意見交換をしたいと思っています。

Q:北朝鮮が日本海に航行禁止区域というのをまだ設定しているという情報がありますけれども、週末にかけての防衛省・自衛隊の警戒態勢についていただけますか。

A:現在までも、この北朝鮮の弾道ミサイルを含めた北朝鮮の動向については警戒監視の態勢を継続しております。これからも継続していきたいと思っています。

Q:沖縄の負担軽減についてですけれども、具体的には日米の間では環境協定の新たな締結について日米で協議中だと思うのですが、これについてはどのような要望というか、進捗について意見交換されるお考えでしょうか。

A:これは沖縄の要望の一つでありますが、主管をされるのは外務省ということになりますので、私どもとしては外務大臣とアメリカのケリー国務長官との間のテーマだと思っております。

Q:先ほど、ヘーゲル長官との会談の案件の中で、「先方から関心があれば」ということで集団的自衛権のことを言及されましたけれども、大臣の方から現在の協議の状況とかをご説明されるということになるのでしょうか。

A:これはあくまでも現在、国内で議論されている内容ということについてになると思います。ただ政府として方針を決めているわけではありませんから、こちらから特にこの問題についてテーマにするというよりは、もし先方から「今どういう議論がなされていますか」ということが聞かれれば、私の方から現時点での有識者を含めた議論については説明をさせていただきたいと思っています。

Q:北朝鮮のことなのですけれども、航行制限区域というのを設けているという韓国の報道がありますけれども、日本としてはそういった航行制限区域というのが設定されているというような情報というのは掴んでいるのでしょうか。

A:これは国際機関に対して、北朝鮮が航行制限区域を設定したという正式な通知はないと承知をしております。あくまでもそういう報道があるというだけであり、今まで北朝鮮が累次ミサイル実験を行った場合には、正式に航行制限について国際機関に通報したと私は記憶をしております。今回そういう形で出ておりませんので、あくまでもでもそういう報道があるというレベルだと思っています。

Q:北朝鮮は核実験の予兆もあるやないや、話が出ておりますけども、日本政府として掴んでいる情報は何かしらあるのでしょうか。

A:これは様々な情報を常日頃から得て、それで私どもとしてもこの状況については強い関心を持って見ております。

Q:日本の海自の艦艇が中国の海軍から観艦式に呼ばれていないという問題で、アメリカが艦艇派遣の見送りを決めたと伺っておりますけども、それについて大臣の受け止めをお聞かせ下さい。

A:今回、中国上海で開かれる定期的な、これは西太平洋だと思いますが、各国の海軍のトップの会合、集まりに日本としては参加をしますが、それと並行して開催される観艦式について、日本の海上自衛隊が招待されていないということは事実であります。これに対して日本としては冷静に対応していますが、こういう対応を中国がされることは残念であると思っております。ただ、米側がどのような対応をとるかということについては、報道では私も承知をしておりますが、それは米側の判断だと思いますので、私の方からコメントすることはないと思います。

Q:米側から特に防衛省に報告はないということですか。

A:いずれにしても、米側が判断されることですので、私どもとしてコメントする内容ではないと思っています。

Q:日本が呼ばれなかったことにアメリカが不満を持って、行かなかったと解釈される方が多いかと思うのですけれども、それは日米の緊密な関係を裏付ける様なものだと思いますか。

A:あくまでも米側の判断ということになりますので、私の方からのコメントは差し控えさせて頂きたいと思います。

Q:ヘーゲル長官ですけれども、今、主要なテーマの中に中国に関しての意見交換が無かったと思うのですが、ヘーゲルさんは中国に行かれますし、尖閣とか防空識別圏の問題とか日中にはいろいろ安全保障上の懸案があると思うのですが、ここはどのように意見交換されたいとお考えですか。

A:私どもとして、特に国連を含めた国際社会の懸念となっております北朝鮮の問題については、これは一つの大事なテーマだと思っておりますが、それ以外にも東アジア全体の安全保障環境の議論をする中で、当然近隣国との様々な今の状況についての意見交換はあるのが普通だと思います。

Q:それは中国に関してもということですか。

A:安全保障環境ということを考えれば、中国の問題あるいはロシアの問題、近隣諸国、東アジア全体の議論ということになれば、かなりの広範囲な議論がなされると思います。

Q:領海侵入については、これまでも繰り返し起きているという状況が変わっていないのですけれども、ことさら中国について大臣の方から話題にされるという意識はないということですか。

A:東アジア全体の議論を行うわけですから、当然中国もその中に含まれるというふうに承知をしております。

Q:北朝鮮より中国の方が大臣の中で温度が低い気がするのですが、そのようなことはないですか。

A:様々な安全保障の議論をする中で、私どもとしてこれは懸念と感じる部分、あるいは実際に国際社会の中でこれは既に国連を含めた非難が出ている場合の状況と、それぞれ扱う内容については重みも、あるいは議論の対外的な出し方もあると思います。

以上


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