大臣会見概要

平成26年3月25日(09時22分〜09時35分)

1 発表事項

 私の方から、ヘーゲル米国防長官の訪日についてご報告をさせていただきます。米国時間27日木曜日、米国防省は、ヘーゲル米国防長官が4月上旬にわが国を含むアジア各国を歴訪する旨の発表をいたしました。政府として、今回のヘーゲル長官の来日を心より歓迎したいと思っております。ヘーゲル長官の訪日中は、私との間で4回目となる日米防衛相会談を開催する予定で調整をしております。詳細につきましては米側と調整が整い次第、細目のスケジュールは公表させていただきたいと思っております。長官との会談では、昨年末に策定されたわが国の安全保障・防衛政策や、先般公表されましたアメリカのQDR(4年毎の国防計画の見直し)も踏まえ、日米のガイドラインの見直しに向けて強固な同盟関係を再確認するとともに、沖縄の負担軽減についても日米間の緊密な協力を確認したいと思っております。2点目の報告ですが、米軍再編に係る航空機訓練移転の年間計画及び拡充について報告をさせていただきます。米軍再編に係る航空機訓練移転の年間計画については、従来から前年度の3月を目途に公表をしているところでありますが、今般、グアム等への訓練移転を含めて10回程度の実施を目標に計画する予定となりましたのでお知らせをいたします。これに関連し、本訓練移転の拡充に関して、本日、従来からの戦闘機戦闘訓練に加えて、航空自衛隊の三沢又は千歳基地へ飛来して行われる訓練移転において、三沢対地射爆撃場を使用した空対地射爆撃訓練を追加することについて、日米合同委員会で合意する運びとなりましたのでお知らせいたします。本訓練移転は平成19年3月以来実施してきておりますが、今後ともこのような訓練移転の実施を積み重ねることにより、引き続き沖縄の基地の負担軽減に資するよう努力してまいりたいと思っております。

2 質疑応答

Q:ヘーゲル国防長官の訪日なのですけれども、日程は6日で調整しているという理解でよろしいのでしょうか。

A:まだ正確に確定しているわけではありませんが、ほぼおっしゃるような内容で今、調整を進めているところだということであります。

Q:別件になりますけれども、普天間飛行場の移設問題で昨日、沖縄防衛局の方が辺野古の海底ボーリング調査を公告しました。過去には抗議とか妨害活動で調査が中止になったこともあるということですけれども、今後抗議活動に向けて防衛省としてどう取り組むお考えでしょうか。

A:沖縄の負担軽減のために私どもとしては着実に進めていきたいと思っております。昨日、この海上ボーリング調査等を行う入札公告を行ったということであります。この実施にあたりましては、安全を確保し、危険防止に万全を期した上で適切に進めていきたいと思っております。いずれにしても、今後の調査・設計を経て速やかに工事に着手するとともに、事業期間が少しでも短縮されるように努めていき、一日も早い普天間飛行場の返還とキャンプ・シュワブへの移設に向けて全力で取り組んでいきたいと思っております。

Q:もう一つ別件なのですけれども、先日北朝鮮がミサイルを発射しましたけれども、その後新たなミサイルを発射するような情報というのは現在のところあるのでしょうか。

A:常日頃から北朝鮮の動向については様々な情報収集・分析を行い、警戒監視態勢を取っております。現在も北朝鮮が特に今回強く反応していました米韓の軍事演習がまだ4月中旬まで続くということでもありますし、またちょうど4月11日でしょうか、金正恩の2周年にあたる時期で、一昨年だと思いますがテポドンの発射の実験があった、そういう時期にもあたりますので、私どもとしては警戒監視にしっかりと対応していきたいと思っております。なお、これは先ほどでありますが国連の安保理におきまして、北朝鮮のミサイル発射が安保理決議違反という談話が発表されたと承知をしております。私どもとしては、これからも米国、韓国等と緊密に連携しながら、また安保理が適切な対応をとることが対北朝鮮にとっては重要な対応だと思っています。

Q:米軍再編に係る訓練移転に関してなのですけれども、この中には普天間に配備されているオスプレイの訓練の移転というのは含まれていないという理解で良いのでしょうか。

A:従前からこの訓練移転というのは、戦闘機等の訓練移転が基本的には入っております。なお、MV−22オスプレイについては、平成24年度及び25年度のグアム等への訓練移転においては、支援機として使用されているということであります。いずれにしても、どういう形でこの訓練移転を行うか、特に今ご指摘のオスプレイについては通常、支援機という形での任務だと聞いておりますので、今回発表した主体は戦闘機、あるいは戦闘機からの対地射爆撃の訓練というふうにご理解いただければと思います。

Q:オスプレイの関連ですけれども、オスプレイの訓練移転なのですが、かつてから大臣も積極的にやっていきたいとおっしゃっている中で、実際は滋賀県の饗庭野でやったことはありますけれども、それ以降なかなか実績がないのですけれども、これについて大臣はどういうふうに進めていくのでしょうか。

A:例えば、訓練移転でオスプレイを使うという想定をするような様々な場面があった中で、私どもとしてもこれから日米で対応していきたいと思います。饗庭野での訓練移転もありましたが、他にも例えば高知を含めて様々な日米合同の防災訓練等で要請をし、台風等で中止になったこともありますが、基本的には各県がそれぞれ受け入れていただくことが今後とも必要になりますし、そういう同意を得る動きが強まっていると思っています。例えば、昨年の秋に宮崎県の新田原での航空祭においての展示についてもご了解いただき、そしてオスプレイのことについて広く本州の皆さんにも周知していただくような努力はしているつもりであります。

Q:オスプレイの関連ですが、先日普天間基地にアメリカのミラマー基地所属のMV−22が飛来しているのですけれども、それについて今後普天間にアメリカ本土からのオスプレイが飛来して訓練するような計画というのはあるのでしょうか。

A:そのようなことについては聞いておりません。

Q:もしそういった普天間以外の米本土から来るオスプレイが沖縄で訓練をやりたいという話が米側からあった場合は、日本政府としてはそれを了解する形になるのでしょうか。

A:米側の訓練の内容ですありますので、私どもとして了解する、しないという立場かどうかは協議が必要だと思っておりますが、いずれにしても沖縄のみなさんの関心、懸念というのは米側もよく承知をしていることだと思っております。

Q:米軍再編に関わる訓練移転についてですけれども、10回程度というのは例年に比べてどうなのかということと、10回程度という回数自体をどう評価するのでしょうか。

A:今後とも、できる限り本土での訓練ができるように私どもとしては努力をしていきたいと思っております。ここ数年はだいたい10回程度、大体いつもと同じくらいのところですが、今回は射爆撃の訓練については、従前沖縄で行っていたものを今回は三沢の射爆撃訓練場を使うというふうに聞いております。

Q:関連で、射爆撃を三沢で使うということは、今後は沖縄ではそういった射爆撃というのは行われないということになるのでしょうか。

A:今回の訓練について移すということですから、今後ともこの傾向になるのだと思います。

Q:先ほどの米軍普天間飛行場の代替施設建設に向けたボーリング調査なのですが、先ほど大臣から「危険防止を適切に進めていきたい」というのと、「速やかに工事を短縮したい」とお話があったのですが、危険防止を適切に進める対策としてどのような事を考えていらっしゃるのかということと、工事を短縮というのはどのような方法で短縮していくというふうにスケジュールとして考えていらっしゃるのでしょうか。

A:安全を確保するというのは、言っているとおり安全を確保するということだと思いますし、工事の短縮については、様々予定されているスケジュールを速やかに進めていくことだと思います。

Q:確保する方法というのはどういったものがあるのでしょうか。

A:そこは今後協議していくことだと思っております。

Q:北朝鮮に関連してなのですけれども、日米韓の防衛当局間の局長級協議というのが予定されているかと思うのですが、大体いつ頃どこでどういった内容を議題とするのかということは、今、事実関係として把握されているのでしょうか。

A:私どもとしては、できる限り早く行いたいと思っております。特に対北朝鮮問題等では日米韓の協力が大変重要だと思っておりますので、防衛当局のこのような話し合いは、なるべく早い時期をと思っております。

Q:冒頭のヘーゲル長官の訪日なのですけれども、詳細はこれからだということですけれども、北朝鮮のミサイルの発射もある中で大臣として特にこういったことを話し合いたいとか、こういったことを議題にしたいということがあれば教えてください。

A:日米のガイドラインの策定に向けての作業が今後本格化しますので、それに合わせてそれぞれ防衛のトップ同士での協議が一つは重要だと思っております。それからもう一つは、やはり沖縄の負担軽減について日本側の考え方、そしてこれは従前に外務省を通じて米側には十分伝わっていると思いますが、沖縄での様々な考え方、こういうことを米側と確認をしながらこの沖縄の負担軽減の努力を一層進めるためにも日米で話していきたいと思っています。

Q:ヘーゲル長官の来日なのですが、沖縄の負担軽減も一つのテーマになるということですが、負担軽減を分かってもらうためには、沖縄にいらっしゃることが一番だという声も沖縄の中から強いのですが、大臣として今回、長官の来日で沖縄に来県される予定とか、お勧めするとかはあるのでしょうか。

A:詳細については、日程はあくまでも防衛相会合ということで日程を詰めさせていただいております。それ以外は米側でスケジュールを組まれていると思いますが、今回の日本の訪問の後だと思いますが、中国、それからモンゴルに訪問する日程と聞いておりますので、それほど余裕のある日程で日本に来るということではないのであろうなというふうに私は感じております。あとマレーシアの捜索については、昨日は実は天候が悪くて捜索できませんでしたが、今日もP−3Cがオーストラリアを拠点にして捜索活動にあたる予定になっています。

以上


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