大臣臨時会見概要

平成26年1月15日(09時54分〜10時07分)

1 発表事項

 本日8時頃、広島県の阿多田島沖におきまして、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と民間の漁船が、遊漁船かと思われますが、衝突し転覆をいたしました。現場からの情報によりますと、乗員4名を「おおすみ」が救助し、内2名は意識があり、現在「おおすみ」にて治療を行っておりますが、他の2名は心肺停止の状態にあるということで、海上保安庁の指示で現在海上保安庁の巡視船により搬送中と承知をしております。この衝突という事案についての報告は、8時6分に防衛省に通報があって、私の方には8時20分頃連絡がありました。直ちに人命救助に全力を尽くすよう指示をし、防衛省内に事故対策会議の設置を行いました。現在この衝突事案については情報がまだ不明確なところがあり、海上保安庁からの報告発表では「両船が衝突しそうになりお互いに避けようとしてこの漁船が転覆した」という情報もございます。いずれにしても情報をしっかり把握した上で私どもとしては改めて報告したいと思っておりますが、現在事故の原因について海上保安庁が行っておりますので、防衛省としましては捜査に全面的に協力をしたいと思っております。また、今回このような事故が発生しましたことは、防衛省・自衛隊の責任者として誠に遺憾に思っております。乗員の方の一刻も早い回復をお祈りしたいと思っています。なお現地には現在、政務三役そして現場の責任者等を直ちに派遣するよう指示をさせていただいております。私の方からは以上です。

2 質疑応答

Q:「おおすみ」の乗組員の方からもう既にお話を聞いてらっしゃるのかということと、「おおすみ」の乗組員に関しては漁船を認識して、実際に衝突するまでどういう説明をされているのかという点をお願いします。

A:まだ事故が発生してから間もない状況でありますので、現在はまずこの漁船に乗っていた方についての対応を指示しているということであります。なお「おおすみ」で救助された、乗っていた方の話ではこの船は遊漁船であり、船長1名と釣り客3名というふうに承知をしております。そして心肺停止の中に船長もいらっしゃるということで、現在そこに乗っていらっしゃった釣り客お二人がおおすみにおいて介助を受けられていると聞いております。このお二人は元気だということなので、お話はここから伺っておりますが、いずれにしても今回このような事案でありますので、私どもしては海上保安庁の捜査に全面的に協力することが大切だと思っております。

Q:「おおすみ」のどこと漁船のどこが衝突したということになるのでしょうか。

A:そこもまだわかりません。あくまでも事故原因につきましては、これは防衛省から情報を上げるようには指示をしておりません。こういう事案が発生した場合、大切なのは海上保安庁の捜査に協力をするということでありますので、私どもとしましては、「海上保安庁の捜査に協力をしよう」という指示を「おおすみ」に出させていただいております。

Q:実際、この海洋で衝突回避の行動でお互いが右にいたか左にいたかと確かルールがありますけれども、今回衝突する直前の位置関係というのは、どういう説明になっているのでしょうか。

A:いずれにしても、まだ事故が発生した直後であります。海上保安庁の方から何らかの報告が出てくることがあると思います。今までも、過去ありましたこのような事案におきましては、まず海上保安庁が正式な形で捜査を行うということが大切でありますので、その海上保安庁の報告を待ちたいと思っております。

Q:いわゆる民間船との海上自衛隊艦船の衝突というのは、かつて「なだしお」があって、その後、イージス艦の「あたご」でこの時に確か漁船の親子二人が亡くなっていますので、今回3例目かと思うのですが、改めて海上自衛隊の艦船が3件目のこういった事故を起こした事の受け止めをお願いします。

A:先ほどお話をしましたが、今回こうした被害に遭われた方がいらっしゃるということについては、大変遺憾に思っております。また、詳細については、今後の海上保安庁の捜査を待ちたいと思っています。

Q:当時の「おおすみ」の行動では何時位にどこの港を出てどこに向かっていたかという事実関係をお願いします。

A(海上幕僚長):「おおすみ」につきましては、修理地に回航中でありました。三井造船玉野工場、岡山県であります。そちらの方に向かっておりました。呉を出港してそちらに向かっております。

Q:何時にどこの港を出たかというのは。

A(海上幕僚長):現在は、それはちょっと分かりません。いずれにしても8時頃阿多田島を航行しておりますので、7時半くらいに呉を出たのだと思います。

Q:7時半くらいに呉を出港したということでよろしいですか。

A(海上幕僚長):詳細については申し上げられないのですが、阿多田島を8時頃航行しておりますので、そういうことになると思います。行動は呉から玉野です。

Q:把握されていればなのですけれども、遊漁船の方はどこの船なのかということと、この4人の方の男女の性別と年代とか年齢が分かりましたら教えてください。

A:まだ詳細については報告が上がってきておりません。いずれにしても遊漁船に乗っていた方、今「おおすみ」で入浴あるいは治療や介助を受けている方々のお話によりますと、遊漁船でありますのであまり詳しいことは自分たちも掌握していないのだというお話であります。時間が経てばある程度詳細が分かると思いますし、また私どもとして報告できることをしっかり報告したいと思っております。そして、海上保安庁が捜査の中で今後分かったことを報告されると思います。

Q:全員男性でよろしいでしょうか。

A:すみません、まだそこまで情報は上がっておりません。

Q:一報が8時6分に入ってから、大臣に20分で14分時間差があるのですが、14分は意外に大きい気がするのですが、そこは何故14分もかかったのでしょうか。

A:これは海上幕僚監部に上がったのが8時6分ということで、秘書官を通じて私の方に来たのが8時20分ということになります。中で、様々な情報を集約して私の方に上げてきたのだと承知しております。

Q:「おおすみ」についてなのですが、速力は何ノットで航行していたのでしょうか。

A:まだ、私どもの方としてそこまで掌握をしておりませんが、いずれにしてもこのような状況については海上保安庁の捜査に全面的に協力をしたいと思っています。

Q:その海上保安庁の捜査を優先することは分からなくもないのですけれども、自衛隊として海上保安庁にどんなことを説明してきたのかというのを事後的に教えてもらうことは可能でしょうか。

A:これは、当然私どもとして海上保安庁から求められたものについて、このような形で説明したかということは海上保安庁と相談の上、報告をさせていただきたいと思っています。

Q:確認ですけれども、「おおすみ」の乗組員の方に怪我はないということでよろしいでしょうか。

A:怪我については、特に私どもに報告は上がってきておりません。

Q:「おおすみ」は、そもそも阿多田島はどういう目的で航行されていたのですか。

A(海上幕僚長):先ほど申し上げましたとおり、三井玉野に向かっておりました。その過程において阿多田島沖を航行していたと。

Q:これは船の修理ですよね。

A(海上幕僚長):船の修理のために。

Q:阿多田島沖というのは、方角とか何キロとかというのは、どうなのでしょうか。

A(海上幕僚長):東方海域です。

Q:距離はどうなのでしょうか。

A(海上幕僚長):距離は詳細にはまだ分かりません。

Q:「おおすみ」は修理に向かうということだったのですが、乗組員の態勢というのは通常の態勢だったのか、それとも減員されていたか、その辺はどうなのでしょうか。

A(海上幕僚長):これも今後の調査によると思いますけれども、常識的には通常の航海態勢だったはずであります。

Q:船の修理ということなのですが、船の故障している部分というのは、船のコントロールに関係あるのでしょうか。

A(海上幕僚長):これは定期的にやる修理です。

A:定期的な点検です。

Q:当時、どれくらい視程があったかとかそういった情報は入っていますか。

A:詳細についてはまだ報告を受けておりません。

Q:「おおすみ」は去年の末まで伊豆大島からフィリピンと任務が続いていた船だと思うのですけれども、その任務が過多だったから今回の事故が起きたというような見方はできないのでしょうか。

A:通常、今回は定期的な検査と聞いておりますので、少なくとも乗員は常にしっかりとした訓練を行い、休養も十分取る中で運用していると承知をしておりますので、私どもとしてはそのような無理なことをさせているとは思っておりません。

Q:事故対策会議が設置されたということですけれども、その体制と政務三役の方で現地に行かれている方はどなたが行かれることになったのですか。

A:現在、今日1回目の会議は9時5分に行わせていただきました。そこで情報の集約と、それから私の方からの指示とを出させていただきましたが、その中で今一番近くにいる政務三役が、長崎にちょうど今日は公務で若宮政務官が行っておられますので、先ほど若宮政務官と連絡をし、現地に向かい、そしてまた状況を集約しながら現地と連絡をすることにしております。

Q:対策会議は大臣がトップで。

A:はい。また続報がありましたら報告いたします。

以上


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