大臣臨時会見概要

平成26年1月6日(15時45分〜15時55分(日本時間))

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:大臣から今日のお話の内容についてお願いします。

A:先ほどアントニーインド国防大臣との間で日印防衛相会談を行いました。日本の大臣がインドを訪問するのは4年ぶりということになります。大変有意義な話ができたと思っております。予定の時間をかなり上回る形となりました。特に私の方からは、今回の日本の安全保障戦略、防衛計画の大綱についての説明、そして安倍政権における国際協調主義に基づく積極的平和主義の内容について説明をし、アントニー国防大臣からは、インドが今抱える安全保障環境の問題、そしてインド側と日本との防衛協力についてという言及があり、お互いにいくつかの防衛協力についての合意がなされました。特に私どもとしましては、今回安倍総理が今月末にも訪印をいたしますので、その中でしっかりとした形で日本とインドの関係がさらに強化されること、これが重要だと思っております。また、特に今、日本として提案させていただいております防衛協力の中で、日本のUS−2に関する合同作業部会について、第1回の会合が行われましたが、次の会合につきましては是非日本で行っていただきたいということについてお話をさせていただきました。また、南スーダンの情勢については、現在インド側が南スーダンにおけるPKOにおいては、最大級の派遣を行っております。特に日本の部隊が展開いたしますジュバでの治安維持の任務に当たっているのはインド軍ということになりますので、今後とも日本の自衛隊が南スーダンにおいて十分な活動を行うためには、日本とインドの協力関係が重要だということ、このことでも一致をいたしました。

Q:US−2については、今度は日本でやりたいという以外に、具体的に例えば製造をどういうふうに両国でやっていくとか、具体的な話はもう少し詰められたのでしょうか。

A:今日は両大臣間の議論ですので、次官級の作業チームができております。その作業チームの中で具体的に話を進めているということであります。

Q:次回の日本で行う日取りとかはまだ話されていないのでしょうか。

A:まだ決まってはおりませんが、私どもとしては日本に来られるのであれば是非直接US−2を見ていただき、あるいは搭乗していただき、その性能について確認をしてもらえればと思っております。

Q:中国の防空識別圏の設定についてのお話というのは何かインド側とありましたでしょうか。

A:これは私の方から今の東アジア情勢について、中国の「防空識別区」の設定についての問題点について説明をし、先方側からもこの問題について国際社会と同じように注視をしているというようなお話はありました。

Q:防衛協力は具体的に例えば今後どういったことに展開していきたいとか、そういったお話はあったのでしょうか。

A:例えば日印の共同の訓練、特に海上自衛隊とインド海軍との共同訓練について今後とも定期的に行っていきたいというお話とか、あるいはそれぞれの幹部の交流、このようなことを今後しっかりやっていきたいということでは合意をみたと思っております。

Q:インドとちょっと離れるのですが、4日の日にアメリカのヘーゲル国防長官と電話会談をされた際に、ヘーゲル国防長官の方から安倍総理の靖国参拝を念頭に周辺国との関係改善を要請されたとアメリカ側の方で言っておりますけれども、これについて、内容について大臣の方からご説明いただきたいのですけれども。

A:ヘーゲル国防長官から電話会談の申し入れがあり行いました。その際、様々な問題点について、特に沖縄の今後の負担軽減についての議論がかなりなされたというふうに思っております。お互いにやはり最近の安全保障環境についての議論をする中で、ヘーゲル長官の方から周辺国についての言及もあったとは承知をしておりますが、特に何か大きなイシューとしての話というよりは、アメリカ側が今持っている様々な関心事の中のひとつということで周辺国、特に日韓の関係について、関係構築をして、元々日米韓、これが東アジアの中で同盟関係として重要な役割を果たしておりますので、そういうことにも注意をしていただきたいというような、そういう内容はあったと思いますが、特にそれが大きなイシューで議論があったというふうには私どもは考えておりません。

Q:今日はそういう話はインド側との間ではあったのですか。靖国参拝について。

A:今日は全く先方からそういうお話はございませんが、私の方から敢えて、安倍総理の政治スタンス、安倍政権の考え方として、安倍総理は「過去の痛切な反省のうえに立って、そして同時に二度と戦争の惨禍に苦しむことがない時代をつくらなければならない。アジアの友人、世界の友人とともに世界全体の平和の実現を考える国でありたい」と総理は述べているということ。これはアントニー国防大臣には直接お話をさせていただき、また先方からもご理解をいただいたと思っております。

Q:これに関して、何か検討というかコメントはありますか。

A:このこと自体というより日本が今まで果たしてきた役割、それは大変重要だと考えていらっしゃると思いますし、また特に今、例えばPKOの分野でインド、日本、これは実際に南スーダンでPKOの活動に参加し、例えば日本は施設部隊としてインフラ整備を、そしてインド軍は治安維持等に活躍されている。こういう関係がこれから大切ですねということ。そういう様々なことで今後とも協力することは大事だということで一致したと思います。

Q:南スーダンに関しては、自衛隊は今後も現状のような形で展開を続けていくというような形でしょうか。

A:私どもとしては、現時点で南スーダン、特に自衛隊が活動しているジュバにおいて、大きな障害があるとは考えておりません。ですが事態は日々刻々変わるものでありますので、そういう面では今日はインド側から、これから夕食会においては特に南スーダン情勢について細かく説明したいというお話もいただいておりますので、インドが最大級、南スーダンにおいては部隊を派遣しておりますし、様々な情報も得ていると思いますので、その辺は今日の夕食会でしっかり情報を得て、日本の自衛隊の活動に役立てていきたいと思っております。

Q:インド側から今回新しく日本側にお願いとか要請とか、そういう話はありましたでしょうか。

A:特に今まで両国間で、例えば防衛交流の覚書を結びたいとか、あるいはUS−2についての作業部会の話とか、すでにいろいろなレベルでの新しい提案をさせていただき、そしてお互いにやり取りをしておりますので、いずれにしてもこのような問題、課題が早く解決すること、前に進むことが大切だということは両国で一致したと思っております。

Q:大臣の公務について中国の中央テレビが、要するにUS−2について、これで順調に輸出できれば武器輸出三原則の突破を模索している日本が初めて防衛装備を輸出することになるというような報道をしているのですけれども、そうした懸念についてはどういうふうにお考えですか。

A:おそらく世界最大で武器を輸出している国が中国だと思っていますので、中国から様々な発言がされることに関して、中国は世界にたくさん武器を売り、日本は武器ではないUS−2、これはあくまでも飛行艇という乗り物ですので、それについて言及されるというのは私としては違和感があるなと思いますし、国際社会も首をかしげるのではないかなと思います。

以上


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