大臣会見概要

平成25年10月29日(08時38分〜08時43分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:3日連続で中国の爆撃機と早期警戒機計4機が沖縄本島、宮古島間を通過して太平洋を往復飛行しました。防衛省としてどういう目的というふうに分析しているでしょうか。

A:早期警戒機、そして爆撃機、2機ずつですが、これだけの機数が沖縄本島、宮古島間を通過することは初めてで異例ということですが、それが3日続くということも、私どもとしては大変異例なことだと思っております。防衛省としてはしっかり早期警戒を行い、また、我が国に影響がないようにしっかり対応していきたいと思っておりますが、これはやはり、中国が今、盛んに外洋を含めて活動範囲を広めている、その傾向の一つだというふうに理解しております。

Q:今後、例えばエスコートの戦闘機ですとか、空中給油機などが出てきた時の対応というのはどうなのでしょうか。またステージが一段上がるかと思うのですけれども。

A:これは沖縄本島、宮古島間でありますが、我が国の領海、領空を飛んでいるわけではありませんので、一般的にはそこを通過することが国際法上違反ということではありません。ただ、そこまでエスカレートするということになりますと、警戒監視をより一層強めるということだと思っております。

Q:関連して、中国海軍が西太平洋で大規模な演習をしていますが、航空機との関係についてはどう見ていらっしゃるのですか。

A:これは中国海軍の演習の内容ですので、私どもとして特にコメントすることはないと思いますが、一般的に言えば艦隊の訓練、そしてまた航空機との合同訓練、こういうことを行うことはよくある話だと思っております。

Q:昨日の国会の中で「グレーゾーン」の話をされていましたが、今、尖閣で中国の船が領海侵入を繰り返していることとか、北朝鮮の核ミサイルの動きというのは、それは「グレーゾーン」という範疇に入るのでしょうか。

A:純然たる平時ではない、また有事ではない。その間のことに関して「グレーゾーン」ということを一般的に言っていると思いますが、そういう定義付けで言うと北朝鮮の核ミサイル事案、そして中国による尖閣周辺での領海侵入事案、これは「グレーゾーン」にあたるというふうに思っております。こういう「グレーゾーン」の議論については、今後できますNSC(国家安全保障会議)の中で議論していくことかと思っております。

Q:何か対処方針というようなものをそのNSCの中で決めていくということになるのでしょうか。

A:今「グレーゾーン」についての様々な研究等は有識者の間の中で出ていると思いますし、最終的にはそのような意見を聞きながらNSCの中で議論をし、対処方法について一定の方向性を決めていくことになると思います。

Q:昨日の国会の中でも出ました武器輸出三原則なのですけれども、どの辺りに問題があって具体的にどのように改善したら良いと大臣はお考えでしょうか。

A:従前から、最近の新しい装備の開発というのは多国間が共同して行うことが多くなっております。また、F−35に見られるように、その部品の生産、組み立ても多国間で協力することになります。こういう新しい武器・装備の枠組みから考えると、現在の武器輸出三原則というのは、その度に官房長官談話を発出してその都度対応するのではなく、現在の形に合った形で議論をしていただくことが防衛省としては必要な方向ではないかと思います。

Q:F−35以外にも求められているものが喫緊にしてあるということでしょうか。

A:いえ、具体的なことではないのですが、今回の航空機だけではなく、いろいろな装備について多国間でそれぞれ技術を持ち合って新しい装備を創っていくという流れができておりますので、こういう中に日本が参画しないということは、日本の防衛技術、あるいは日本の産業自体が世界から取り残されてしまう、ガラパコス化してしまう、そういう危機感があります。従前と違って、防衛装備というのは一国で整備するのではなく、多国間で整備することが多い、そういう現状に即した形の防衛体制が必要ではないかと思っています。

以上


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