大臣臨時会見概要

平成25年10月20日(22時12分〜22時17分)

1 発表事項

 伊豆大島では、昨日の住民避難勧告の発出に続き、本日は大雨警報が発令され、現在、600名以上の方々が避難所で不安な夜を迎えていらっしゃいます。また、今後、大変大きな規模であります台風27号が直撃する危険性も出てまいりました。このため、二次災害の発生が懸念されております。政府としまして「災害対策室」を現地に設置し、政府をあげて今後の救援活動を今行っているところでありますが、防衛省としても万全の対応をとるため、離島であり交通が困難な伊豆大島での今後の災害派遣活動をより効果的に行うとともに、事態の変化に備え態勢を整えるため、本日21時49分に東部方面総監を長とする「伊豆大島災統合任務部隊」を組織するよう命じました。これは、災害派遣では、東日本大震災に続く2例目ということになります。統合任務部隊設立後、具体的には今後の不測事態にも有効に対応するため、人員約500名を主として、陸上自衛隊東北方面隊から増強いたします。これは、明日21日午後から逐次到着することになります。また、輸送ヘリCH−47の支援を強化します。上記部隊の輸送の他、被災自治体や関係機関の輸送支援を円滑に支援するため、海上自衛隊はおおすみ型輸送艦に加え、多用途支援艦を増強するなど、また、航空自衛隊はC−130を2機、C−1を4機など、必要な航空機を準備してまいります。これらにより、伊豆大島で救援活動にあたる部隊は、人員約1,000名ということになります。この統合任務部隊の指揮官は磯部晃一東部方面総監ということになります。これまで以上に強化された体制をもって伊豆大島の災害派遣を完遂してまいります。私の方からは以上です。

2 質疑応答

Q:統合任務部隊を新たに作ることによるメリットというのはどういったところにあるのでしょうか。

A:今回、災害が非常に大きなものになることが予想されます。その時に、速やかに対応できるように指揮命令系統を一元化すること、そしてより現場に近い形で指揮命令系統を整備すること、そしてまた部隊としての強化をすること、これが今回の目的ということになります。

Q:今回の部隊を設定することで、今後予定されている高知県での日米共同防災訓練と、27日の観閲式に関しては予定というのは何か影響があるのでしょうか。

A:まだ、今後予想されます台風27号の状況が分かりませんので、台風の状況を見ながらということになります。特に、高知での訓練につきましては、例えば台風が大きな影響を及ぼした場合には、天候上難しいことになるかもしれません。観閲式については、今回の派遣する部隊が総数を併せても1,000名ということで、全体として特に大きな支障があるということではありませんが、いずれにしても伊豆大島の現地の状況を見ながら対応していきたいと思っております。

Q:このタイミングで統合任務部隊を作られた理由について伺えますか。

A:もし台風27号が直撃するとすれば、今の気象庁の予測では木曜日、金曜日ということになります。そうなりますと、従前から部隊を充足する必要があります。明日の午後から部隊の移動を始めて、できれば明後日ぐらいには大体の部隊が伊豆大島の方に展開できれば、その後台風27号が直撃した場合でも輸送に支障がありませんし、速やかな救援活動が行われるということで、事前に今日発出をしたということであります。

Q:活動内容ですけれども、捜索、救難とか以外に、例えば予防、防災の部分でも活動したりはするのでしょうか。

A:今回、特に増強する部隊というのは、普通科、それから施設部隊、そして衛生部隊ということで、一つは人命救助、捜索救難、今もやっておりますがその強化を行うということ。そしてまた、さらに今後災害が起きた場合は様々な重機を含めた施設部隊が機能すると思います。また、万が一に備えまして、医療を含めた衛生部隊の増強をしていきたい、そう思っております。

Q:現在、米軍との連携というは考えておられるのでしょうか。

A:現時点では考えておりません。私どもの装備で十分対応できると思っております。

Q:韓国側の報道で日韓安全保障対話を4年ぶりに来月にも開催するという報道が聯合ニュースであるのですけれども、そういう方向で今調整をされていらっしゃるのですか。

A:まだ、具体的な方向が決まっているわけではありません。いずれにしても、累次の国際会議の中で韓国のキム国防長官がいらっしゃるときには、私どもの方で「常に対話をしていくことが大事ですね」という意見は交換しております。このようなことが実現すれば、それは歓迎すべきことだと思っております。

以上


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