大臣臨時会見概要

平成25年8月29日(16時43分〜16時53分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日の会議の中で、大臣が発言される場面というのもあったかと思うのですけれども、どういったことを強調されてお話しされたのかということをご説明お願いします。

A:今日は、このASEANとそれを取り巻く国の集まりでありましたが、それぞれ安定してしっかりとした地域の安全保障を保つことが前提の内容の話をさせていただき、また、日本の防衛大綱や日本の防衛の内容について説明をさせていただきました。もちろんその内容というのは、私どもはこのアジアの安定のためにしっかりとした防衛整備を行うというような内容で、それは周辺国に誤解を与えないような丁寧な説明が必要だということをさせていただきました。併せて、大切なことでありますが、やはり周辺国がそれぞれ話し合う、対話を持ってあらゆることを解決することが大切だということ。そして、私の方から先月ウィーンのヨーロッパ安全保障協力機構に伺ったときの経験・内容について紹介をさせていただきました。特に、今後のこのADMMプラスの方向性として、例えば対話を継続的に行うための常設的な組織の在り方、そしてその中で互いの軍事力、あるいは軍事力の整備について透明性を持たせるということ、なぜそのような装備を必要とするかという説明責任、また、それぞれの更なる意見交換。こういうことを重ねるということによって、アジアの安全保障環境がより一層安定するのではないかという提案をさせていただきました。その中で、例えばOSCEの例として、ドイツの陸軍が冷戦終了時には8,000台の戦車があったのが、今300両になっている。そして、安全保障環境が非常に安定している。こういう考え方をASEANも学ぶべきではないかというような提案をさせていただきました。

Q:シリア情勢なのですが、昨日ヘーゲル長官がASEAN各国にもシリア情勢について説明をしたという話もありますけど、シリアの化学兵器の使用が確実になった時にアメリカが軍事力を行使しようとしていますけれども、それについて日本側として、防衛大臣としてどのようにお考えでしょうか。

A:今回はヘーゲル国防長官と会議もご一緒でしたし、また、その後の食事を含めたいろいろな機会でお会いをすることが多くありました。その中で、会議の中でもシリア情勢について参加国から関心のお話しもありましたので、私も意見交換はさせていただきました。ただあくまでも、現在シリアの問題については、国連の査察を含めた国際社会の中で高い関心を持っている内容だと思いますので、そこはこれからそれぞれの国が考えていくことだと思います。

Q:軍事力を行使する場合に、日本として支持をするのですか。

A:まだ、そういう時点の話に、日本として考えるか考えないかという以前の状況で、今の状況がどのような状況なのかということをしっかりと情報収集する状況にあるのだと思います。もちろん、国連も今そういう方向で動いていますし、各国も関心があるのだと思っています。いずれにしてもこの話は、官邸を含めた形で広く議論する中に考え方が出てくるのではないかと思います。

Q:関連なのですけれども、シリアの関係で官房長官会見では「我が国として、シリアにおいて化学兵器が使われた可能性は極めて高い」という認識を示されているのですが、大臣も同様のご認識でいらっしゃるのでしょうか。

A:類似の様々な報道、そしてまた、状況を見て、官房長官と同じ意見であります。

Q:中国とは、時間を使っての会談はありませんでしたけれど、今日の発言の中で、海上の安定についての態勢についての構築、宣言にも盛り込まれたミッションについて、高く評価されていらっしゃいましたけれど、日本が中国と結ぼうとしている海上連絡メカニズムなのですが、これについて大臣としてはどんなお考えでしょうか。また、どのように中国に働きかけていきたいのでしょうか。

A:これは、今回の共同宣言の中に私どもがかねてから主張していたこの内容について盛り込まれることになりましたし、それからまた、それぞれの各国がスピーチを順番に行いましたが、中国側もこのような例えばお互いの意見交換が大事だというような発言もされていました。もちろん日本からの同様の意見、そして総理が常におっしゃっているように、「対話のドアはいつも開いている」ということを私どもの方からも話をさせていただきました。いずれにしても日本としてはこの海上連絡メカニズムの構築が大事であると思っております。

Q:中国と韓国、それぞれの国防相との接触はあったのですけれど、今後正式な形での会談というのはどういった形でできるのか、見通しについて何かお考えがあればお願いします。

A:今回はたまたまADMMプラスという会合の中で、中国も韓国も国防大臣が来ていたのだと思っております。日程上の都合がつかなかった形で二国間の会談が行われなかったのだと思いますが、いずれにしても、国防大臣の会議というのは年に一度又は数年に一度ということになりますので、こういう問題についてむしろ積極的な役割を担うのは外務大臣あるいはそれぞれの閣僚ということになるのではないかと思います。

Q:確認ですけれども、今日は非公式な接触というか会談はあったのでしょうか。

A:食事の場も待合いをする場もあるいは宮廷もそれぞれの大臣が接触をする場面がありますので、それはそれなりにそれぞれ挨拶をしたり、多少の意見を交換したりということはあったと思います。

Q:今日の大臣の意見交換のご発言の中では、水陸両用機能の島嶼防衛の強化や弾道ミサイル対応の強化といった新防衛大綱の中間報告についての説明というのがなされたと思うのですけれども、ASEAN諸国の日本の新しい安倍政権が目指す新防衛大綱の方向性というものに対して、ASEAN諸国はどういうふうに見ていると大臣はお感じになっていらっしゃいますか。

A:全体会合の中で特に防衛大綱等についてのお話はありませんでしたが、二国間での議論、それから二国間でありませんが、様々な接触をする中での意見交換の中で懸念みたいなことには一切触れられた話はありませんでした。むしろ日本の防衛力整備について、地域の安定のためにしっかり整備をしていただくということは重要だというお話もありましたので、私どもとしては、より誤解のないようにしっかり説明をしていくことが大切かと思っております。

以上


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