大臣臨時会見概要

平成25年7月12日(11時57分〜12時03分)

1 発表事項

 なし

2 質疑応答

Q:災害対策本部の予備施設を視察されましたけれども、感想をお願いいたします。

A:今、参議院選挙中ではありますが、やはり首都直下型地震、また南海トラフ大地震等、様々な自然災害がいつ起きるか分かりません。そういうときの備えをしっかりしておくことが安全保障担当の私どもの仕事だと思っております。この立川の施設は首都直下型で、首相官邸あるいは防衛省の施設がダウンした場合、ここが中心となって指揮を執る場所だということであります。今日、改めてここ視察させていただきましたし、またこの隣には陸上自衛隊の立川駐屯地があります。ここには多数のヘリコプターがありますし、警察も消防もここにヘリを置いております。いざというときにこのヘリの活用も含めて、しっかりとした防災体制をつくっていきたい、今日はそのための視察をさせていただきました。

Q:火曜日に発表した防衛白書を巡って、中国の外務省が「国内法、国際法に従って中国は行動している。日本側がいたずらに煽っている」というような反発をしていますけれども、それに関してはいかがでしょうか。

A:私どもは淡々と今起きている事案について記載をさせていただきました。そして、中国は「国際法に従って」という話をしておりますが、国際社会の中でやはり中国の最近の海洋に関する活動については、様々懸念の声が出ているのも事実であります。先般、アメリカの議会においてもこれに関する決議がなされました。私どもとしましては、冷静にこの問題に対しては今回、防衛白書に記述をさせていただいたということであります。

Q:自衛隊の防災対策、災害対処能力の向上についてなのですけれども、今、取りまとめをされている防衛大綱に入ってくるとは思うのですが、どういった形で入ってくるのか、またどういったところを強調されたいのか、その辺りをお願いします。

A:今まである防衛大綱というのは、東日本大震災以前に作られた防衛大綱です。そして今回私どもが防衛大綱を見直す一つの理由として、やはり東日本大震災での教訓ということがあると思います。私自身も直接被害を目の当たりにした一人でもありますので、その経験も踏まえてしっかり防衛大綱の中に位置づけていきたいと思っております。今日は折木大臣補佐官に来ていただいていますが、当時、統合幕僚長として東日本大震災の陣頭指揮を執ってもらいましたし、また今日は君塚陸上幕僚長も同席しておりますが、君塚陸上幕僚長は仙台において現地の統合司令ということで震災対応にあたっていただきました。このような東日本大震災に関しての経験をしっかり持った人材が実は我が省にはたくさんおります。しっかりとその経験をもとに今回の防衛大綱の中に位置づけていきたい、そのように思っております。

Q:具体的にどういった点について位置づけていく、落とし込んでいくことになるのでしょうか。

A:今まで防衛省の役目というのは第一義的には安全保障の対応ということでありました。ただ、度重なる大きな震災の中で防衛省としての能力を更に発揮してほしいというのが国民の今の願いだと思っています。災害対策にも様々活用できるような部隊の常日頃の訓練、また装備の充実、こういうことも私どもとしては視野に入れていきたいと思っております。

Q:先日、秋にも日米合同で震災対応をした訓練ができないかということをおっしゃっていたと思うのですけれども、その後、検討状況で固まったことが何かありましたら教えてください。

A:まだ事務レベルで話を持ちかけているということであります。あくまでも私の方からは、先日、海兵隊のグラック司令官が来たときにこの話をし、またハワイでロックリア太平洋軍司令とお話をしたときにも、この震災対応については日米共同で考えていきたいというお話をさせていただいております。今後それぞれ災害対策の訓練を行いますが、然るべきタイミングを見て米側と協力をする。やはり私どもとしては「トモダチ作戦」というのが非常に鮮明に印象に残っております。米側に、例えば様々な輸送の能力・手段の艦艇も日本にはございますので、そういうことも今後活用してもらうことが万が一のための備えに十分役立つのではないかと思っています。

Q:先程、装備の充実ですとか部隊の充実ということがありましたけれども、先日の講演の中でも水陸両用の機能について災害にも役立つというお話がありましたが、その辺りの観点からはいかがですか。

A:水陸両用だけではなく、様々な装備品についても、やはり震災の中で感じたこと、例えば隊員の衣服、携行する装備、そして実際、がれきの中で作業しますし、沿岸には多数のがれきが打ち上がっている中で、通常の艦船では実は近づけないような状況も沿岸部にはありました。そういうところにも対応できるような装備が今後必要だと思っています。

以上


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