大臣会見概要

平成25年6月11日(09時38分〜09時45分)

1 発表事項

 明日、富山県の入善町に行きまして、安倍内閣として取り組んでおります「車座ふるさとトーク」をさせていただきます。富山県は、実は自衛隊員が全国一少ない県でありまして、富山駐屯地からさらに入善町は最も遠いところと聞いておりますので、おそらく自衛隊にとって一番縁の薄い所を今回は選ばせていただきました。

2 質疑応答

Q:米中首脳会談が開かれまして、オバマ大統領が尖閣諸島を巡る日中間の対立について話し合いを求める立場を表明したとのことですけれども、大臣の受け止めをお願いします。

A:まず、尖閣諸島を含むこの地域、海域については、4月のヘーゲル国防長官との会談、そして先般のシャングリラ会合においても、米側は、これは安保条約第5条適用下であり、そしてまた日本がしっかりと実効支配していると。そしてこの変更については、これは力ではなく法の支配によるべきだという考え方は一貫していると思っております。このスタンスの下、今回、米側が中国に対話ということでお話をしたということであれば、これは従前から私どもが中国側にお願いしております海上連絡メカニズムの構築を急いだほうがいいということの内容と私どもは受け止めております。

Q:先週もお伺いした件なのですけれども、日米共同統合実動演習がアメリカ時間の10日から始まりました。今回の訓練が我が国の防衛力向上にどのようにつながるとお考えでしょうか。

A:今回は自衛隊として初めて陸・海・空の統合演習ということになります。これが米側と共同ということになりますので、そういう意味では能力向上にとって大変寄与されるものだと思っております。また、日程の中では、例えば自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦に米側のオスプレイが着艦する、このような訓練も行われますので、ますます日米間での協力、技術的にも評価されていくのだと思っております。

Q:今日の夕刻、自民党が新たな防衛大綱に向けた提言を官邸のほうに持っていくことになっているのですけれども、その中で策源地攻撃、敵基地攻撃能力の保持について、早期に結論を得るように求めておりますが、大臣としての考えというのはいかがでしょうか。

A:この策源地攻撃能力に関しては日本が保有することは問題ないということで法的には整理がついていると思っておりますが、ただ、このことに関しては様々な議論が必要だということも、私ども重々認識しております。いずれにしても今回、自民党与党側から提案があるということを踏まえて、今後の大綱の議論の中に生かしていきたい、そのように思っております。

Q:先ほどもお話に出ていましたけれども、ドーン・ブリッツでオスプレイが海上自衛隊の護衛艦に載ると、初めて着艦訓練をするということなのですけれども、この意義についてはどのようにお考えでしょうか。

A:様々な作戦について必要だと思いますが、特に例えば救助、人道支援、こういうことにも今後活用する可能性がありますので、そういう切り口も大切だと思っております。

Q:自民党の提言の中には、海兵隊的機能の付与ということで、水陸両用部隊の新編等も含まれておりますが、今回、このドーン・ブリッツの中でも、訓練の一つの大きな目的だと思うのですが、この必要性についてはどうお考えですか。

A:私どもは、既に西方普通科連隊という海兵隊的機能を有する部隊を保有はしております。ただ、その能力向上について、これから特に米側との協力というのは不可欠だと思っていますので、今回はそういう一環もあると思っております。

Q:大綱なのですけれども、今月末にも省内の「防衛力の在り方検討のための委員会」から中間取りまとめを大臣に報告があるかと思うのですけれども、この中間報告は大臣に報告が上がった段階で、対外的にも公表されるというふうに考えてよろしいでしょうか。

A:まだ、対外公表・非公表については部内で検討している最中だと思います。

Q:場合によっては、公表されない、あるいは直ちには公表されないこともあるということですか。

A:いずれにしても、「防衛力の在り方検討のための委員会」はあくまでも「どのようなことが考えられるか」ということであって、その先の大綱・中期防の策定に生かしていくということでありますので、最終的には年内に大綱という形で公表することがゴールだと思っております。

Q:中間報告は公表を前提にしたものではないという認識でよろしいですか。

A:今のところ、まだどうするかは決めたわけではありません。

Q:ドーン・ブリッツですが、オスプレイを使用するということなのですが、今回オスプレイを使用する意味というのが、例えば沖縄ではまだ安全性に対する懸念みたいなものがあるのですが、そういった安全性をアピールする狙いがあるのか、そういった部分でなぜ訓練で他の輸送機もある中でオスプレイを使うという、将来的に自衛隊が導入を検討するというところとかも結びついているのかお聞かせください。

A:特にそういうことを意識したわけではありません。これはあくまでも、それぞれ部隊間でどのような協力ができるかという中で、米側としても今回そういう訓練を行ったらどうかという、そういう提案もあったと伺っております。

Q:八尾空港のオスプレイの件なのですけれども、7日に松井知事と八尾市長が会われて、八尾市長が改めて反対という姿勢を示されたのですけれども、これについて大臣はどのようにお考えですか。

A:いずれにしても、沖縄の負担軽減のために、今後オスプレイの飛行訓練あるいは訓練移転等の議論が進んでいくのだと思っています。そういう一環の中で、私どもとしては全国にこういう声が上がることは歓迎をしたいと思っておりますが、具体的にどこの場所を想定して検討しているということではありません。

Q:八尾空港の使用というのは米軍にニーズがあるというふうに大臣はお考えでしょうか。

A:まだ、そういう具体的なところの検討までできたという報告は受けておりません。

Q:在日米陸軍の幹部が、女性の性暴力に関する処理で不適切な件があったということで人事異動があったのですけれども、それは国防省から発表されているのですが、その件について例えば日本人が被害に遭っている件があるのか、その内容は日本政府のほうには伝えられたのでしょうか。

A:概略については、日本側にも報告があるというふうには聞いておりますが、詳細についてどこまで米側から伝わっているのか、まだ私のところにはそこまで具体的な話は来ておりません。

以上


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