大臣会見概要

平成25年5月28日(11時30分〜11時38分)

1 発表事項

 私の方から、南スーダンPKOにおける自衛隊施設部隊の活動地域の拡大に関して報告をさせていただきます。南スーダンPKOにおける自衛隊の活動地域ですが、先ほど官房長官からも発表がありましたが、私の方から、本日11時に自衛隊に行動命令を発出いたしまして、派遣中の部隊の活動区域を南スーダンの首都「ジュバ及びその周辺」から、南スーダン南部の「中央、東及び西エクアトリア州」に拡大するということに変更させていただきました。現地部隊は国連のニーズを踏まえ、6月以降、準備活動を開始します。防衛省としては、南スーダンの国づくりに協力をしていきたいと思っております。

2 質疑応答

Q:今あった南スーダンPKOの活動地域の拡大なのですけれども、改めてこれまでの南スーダンでの自衛隊の活動の取り組みの評価と、今後拡大するにあたって期待することを大臣のお考えをお聞かせ下さい。

A:南スーダンの自衛隊の支援については、例えば空港、あるいは道路、このような整備を行わせていただきました。現在、中央のエクアトリア州のジュバ周辺での主な活動でしたが、これがある程度一定の評価と、そして活動がある程度落ち着いてきたということになりますので、今後、西エクアトリアあるいは東エクアトリア、こういうところに広げるということであります。私どもが請け負っております例えば空港、あるいは道路整備については、現地の南スーダンの皆さんだけではなくて、今後南スーダンのために支援に入る各国の例えば民間団体も含めて、そういう皆さんの支援活動にも役立つと思っておりますので、今後ともこのような支援をしていきたいと思っております。

Q:PKO自体に関して質問なのですけれども、現在、政府が行っているPKO活動は南スーダンPKOだけになります。政府としては今後も新たに活動地域を模索していくことになると思うのですけれども、大臣は自衛隊によるPKO活動についてどのようなお考えを持って、どのように見ていらっしゃるのでしょうか。

A:まず、国際社会からの要請があって、その上で私ども自衛隊が行える役割、あるいは環境というのがありますので、そのことを念頭に置きながら検討していきたいと思っています。まだ今のところ具体的にどこの地域ということで想定した検討を行っているわけではありません。

Q:今日から大臣はグアムを訪問されると思うのですけれども、グアム訪問の意義と狙いをお聞かせください。

A:累次にわたり私どもは沖縄の負担軽減について米側と協議をしてまいりました。特に、グアムへの海兵隊の移転というのが順調に進むことが負担軽減に繋がるということでありますので、現地に行きまして進展状況あるいは現地の知事等の意見を伺いながら、今後またヘーゲル国防長官とお会いする機会もありますので、その際にもこのグアム移転への促進を求めていきたいと思っております。

Q:沖縄の近くでアメリカ軍のF−15が墜落したというようなお話があるようですけれども、事実関係と受け止めをお願いします。

A:今ご指摘がありました米軍のF−15の墜落事故の事案であります。本日、5月28日、朝8時45分頃、米軍のF−15戦闘機が沖縄本島の東方約70マイル、126キロ離れた場所だと思いますが、この公海上におきまして海上に墜落をしたということを承知しております。このパイロットにつきましては、1名でありますが、嘉手納基地からの要請がありまして、私ども航空自衛隊那覇救難隊のUH−60Jが直ちに向かいまして救助をいたしました。命に別状はないという報告を受けております。引き続き情報収集を努めておりますが、いずれにしても、このような事故の事案が起きないように、我が省から米側にも再度申し入れをしていきたいと思っております。

Q:その申し入れの内容なのですけども、例えば事故の原因が究明されるまでは、いわゆる在日米軍のF−15の飛行を中止してほしいとか、例えば、事故原因がそんなにシビアでないにしても、同種の今回やっていたような訓練を中止してほしいとか、具体的にどういった要請、申し入れをされるのでしょうか。

A:今回の事案というのは、通常の航行をしている最中での事故というよりは、訓練中での事故ということなのだと思います。それが例えば、機材の問題なのか、あるいはそれぞれの訓練の内容の問題なのかについては、私どもが承知していることではありませんが、いずれにしてもこのような事故が起きないような再発防止に努めていただきたいという、そういう申し入れになるのだと思っております。

Q:PKOの件なのですけども、地域拡大に伴って南スーダンで人員を増員するお考えについてはどうでしょうか。

A:現在の人員については、これは最終的には閣議決定まで要する形での事案になりますが、今のところは現在の人員で対応していきたいと思っております。また今後、政府全体として相談しながら、必要であれば人員の拡大ということについては、今後の検討課題だと思っております。

Q:南スーダンの現地の治安情勢なのですけれども、事前に左藤政務官も行かれていると思います。今どういうふうに把握していらっしゃるかと、隊員の今後の安全確保について気を遣っていくところというのは、どのようにお考えでしょうか。

A:防衛省としては、昨年11月と今年2月に事務レベルで派遣いたしまして、現地の状況について把握をいたしました。また、4月の下旬ですが、左藤章政務官に現地に行っていただきましたし、先週まで岩蕪摶拠キにも現地に入っていただきました。累次、現地の部隊、そして現地の政府関係者、PKO関係者との協議の中で、特にこの南スーダンの南部3州については、治安も安定しており、部隊の活動に何ら支障がないということの情報を得ておりますので、それをもって私どもとしては安全に活動できると判断をさせていただいております。

以上


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