大臣臨時会見概要

平成25年4月6日(15時37分〜15時56分)

1 発表事項

 今日は、昨日日米間で嘉手納以南の返還計画についての合意がなされましたので、まず真っ先に沖縄県知事、そして関係する市町村長の皆さんにご報告をしたいと思って訪問をさせていただきました。併せて返還予定の中で比較的早めに返還予定が決まっている西普天間住宅地区を視察させていただき、所在する宜野湾市長からお話をいただきました。様々な声があることを改めて今回感じましたし、また今日いただいた様々なご意見は東京に戻りましたらしっかり官邸に伝え、また沖縄関係閣僚の中で共有していきたい、そのように思っております。いずれにしても、これからようやく返還がスタートすることになりますので、しっかりとした形で今回お示しした期間を守りながら努力をしていきたいと、そのように思っております。

2 質疑応答

Q:今日、仲井眞知事や関係自治体のトップとお話されまして、この統合計画案の説明をされました。知事や関係市町村のトップの皆さんからはどういった反応があったのでしょうか。手応えについてお聞かせください。

A:まず、知事からは一定のご評価はいただいたと思います。ただ、やはり全体としてまだまだ特に自治体の皆さんから聞かなければいけない声がたくさんあると。そして県としてもそれを集約して国の方にまた持って行くので、しっかりと受け止めていただきたいというお話をいただきました。私も今回、説明させていただいた内容というのは、まだまだこれから私ども政府内で努力をするところがたくさんあると思いますので、それを共有して共に汗をかいていきたいと思っております。あと市町村と先ほど協議をさせていただきましたが、今回返還予定の市町村の中には基地負担が軽減される市町村もあり、また逆に、新たに施設内に倉庫等を移設して受け入れる市町村もあります。それぞれの自治体によって立場が違う中で様々な声があるということを改めて今日は確認しましたし、これからなお一層努力をする必要があるということを感じました。

Q:今回の合意内容なのですが、この内容で県民の負担軽減は図れるとお感じになっていらっしゃるでしょうか。また、今回の合意が辺野古の移設に対して理解、協力を得る要素になるのでしょうか。

A:まず、今回の嘉手納以南の返還計画というのは、あくまでもそれぞれお示しさせていただいた地区・施設の返還については、例えば今お話のあった普天間の辺野古移設に関してリンクをしているということではありません。それぞれの地域がそれぞれの返還の予定で返還を進めるということになります。それから今回の返還の予定内容につきましては、従前より自治体の方から要望が強かった嘉手納以南、特に牧港補給地区を含め、西普天間住宅地区、こういうところを中心に返還の計画が進められているということですので、そういう面では必要なところを少しでも早く返還できるという努力の現れに繋がる評価をいただけるのではないかと思っております。

Q:冒頭の発言の中で、「しっかりとした形で今回示した期間を守りながら努力をしていきたい」とおっしゃられましたが、「今回示した期間」というのはあくまで数字で入れるというもので、「又はその後」という部分に関してはあくまでそうならないように基本的にはやっていくという考えなのでしょうか。併せて県内移設を伴うところが普天間も含めると8割くらいにのぼると思うのですが、その受け入れ先の反発によって遅れる可能性というのはどの程度お考えなのでしょうか。

A:まず、今回の返還予定の年限につきましては、それぞれプロセスを踏んだ形で積み上げることで日米合意をしております。日米間の、特に米側の移設計画の期間を3年とみているところもあります。これはできるだけ努力をして短くしていただきたい、そのような思いを持っております。また、どうしても文化財の調査が沖縄の場合更に重要だと思っております。この文化財調査にも2年ほどみさせていただいております。これが例えば、重要なものが出てきてどうしてももう少し時間がかかるということになれば、全体のスケジュールの中で「その後」ということも想定できるのだと思いますが、これは私ども市町村の協力を得て文化財の調査をなるべく早くしていただく、こういうことの積み上げで今回お示ししていただいた一定の期間をしっかり守っていきたいと思っております。普天間につきましては、従前からお話をさせていただいているように、私どもとしては辺野古案が唯一の方法だということで先般も埋立て申請を出させていただきました。この承認をいただいた後のスケジュールということで今回は示させていただきました。

Q:普天間以外でも返還には県内移設先の確保をしているところがかなり入っているのですが、移転先での反発によるスケジュールの遅れというのは。

A:私どもは、地元への説明、理解というのが当然必要だというふうに考えておりますので、今回の返還のスケジュールの中には、地元への説明、理解、その一定期間も必要だという計画になっております。今日も関係自治体から今回初めて計上させていただいた内容ですので、「もっと明確にならないとなかなかイメージが沸かない」という懸念や質問もたくさん出たことは事実ですので、これから米側とも調整する中で、もう少し具体的に詰まった形で更に関係自治体と協議をしてご理解を得る努力をしていくということだと思います。

Q:今の質問に関連するのですけれども、普天間の辺野古移設について、先ほど知事との会談の後で知事は記者団に対して「引き続き県外移設を求める考えに変わりはない」という認識を示しておりますけども、この知事の埋立て申請に対する承認を得るために、政府としてどういった努力、取り組みをされていくお考えでしょうか。

A:これは、知事から様々ご意見を頂いておりますので、それを政府内で共有しながら、また協議を続けていきたいと思っております。

Q:先ほど大臣は、「普天間の移設と嘉手納より南の返還はリンクをしているわけではない」とおっしゃったのですけれども、事実上、普天間の移設が進まなかった場合、大部分の施設の返還がそれ以降を目指しているわけですから、実質的にはリンクをしているのではないかという見方が強いのですけれども、そういう見方に対してはどのようにお考えですか。

A:ちょっと、その見方の質問の意味が私どもとしては少し理解できないのですが。

Q:普天間の移設が滞った場合でも、例えば計画を見直したり、米側からの反発があったり、色んな要素が考えられると思うのですが、そういうことは全く切り離して、嘉手納より南の施設の返還をするという認識でよろしいのでしょうか。

A:これは、昨年の「2プラス2」日米合意の中で、切り離しというのが示されたと思っております。そして今日、お渡しした資料の中で、それぞれの施設が返還するにあたって、ここの部分はここに倉庫を造ります、ここの部分にはバスターミナルみたいなものを造ります、そういう具体的なところを示していると思います。その中に恐らく、普天間の部分に関しては、辺野古移設のことはありますが、ほかの施設の中に普天間や辺野古のことは入ってないと思いますので、これは切り離してお示しさせていただいていると思います。

Q:全く別ものだということですか。

A:普天間の進捗状況は私ども一生懸命努力をして参りますが、それとほかの施設が何かリンクをするということはありません。

Q:先ほど大臣が、「代替施設が必要な関係自治体に対して理解を得る期間を想定して、返還時期を示した」ということをおっしゃいましたが、浦添市長が、那覇軍港の移設に対して反対する意見を述べていらっしゃいますが、39年来続いている那覇軍港の移設問題、政治状況によって変わる現状があるということに対して、県内では「また進まないのではないか」という声もあるのですが、こういった浦添市長への対応、国としてのお話はどういった形で進めていくのかということを、少し具体的にお示しいただけたらと思います。

A:おそらく今回初めて、この計画を松本浦添市長に直接お話をしたスタートだと思っています。松本市長の様々なお考えというのは承知をしているつもりではありますが、やはりもっと全体の計画について、私どもがお示しする中でご理解頂く努力をしていきたいと思っております。特に浦添は、牧港補給地区という非常に大事な今回の返還に地域を併せている場所でもありますので、全体としての振興計画というのがどう生かされるかという中で、これからようやく協議が始まるということころだと思っております。今日は翁長市長から那覇の軍港の返還のことについてもお話がございました。特に那覇の第2滑走路が、ある一定期間で完成するということになると、ますますこの那覇の軍港がある面では物流として大変重要な役割を増すのではないかというご指摘もあります。沖縄振興全般の中でこれからご理解をいただく努力を、浦添だけではなくて全般にしていきたいと思っております。

Q:今日の沖縄訪問と直接関係ない質問なのですが、一部報道で三沢基地にグローバル・ホークを暫定配備する方針が米側から伝えられていると。北朝鮮の問題もあって前倒しをするという話もあるようですけれども、事実関係について教えてください。

A:グローバル・ホークの配備については、米側にそのような計画があるということは承知をしております。ですがまだ、日本側に対して正式に申し入れがあるわけではありません。あくまでも米側にそのような計画があるということは承知をしております。

Q:三沢基地に配備するという計画があるということでよろしいのでしょうか。

A:あくまでも検討しているということです。

Q:三沢基地に。

A:はい。それは三沢基地に検討しているということは承知をしておりますが、正式に日本側に申し入れがあるわけではありません。

Q:時期としては、それはいつ頃に配備するという検討ですか。

A:まだ申し入れがあるわけではないので、あくまでも正式な申し入れがあった段階になっての話になると思います。

Q:北朝鮮のミサイルを想定して。

A:これはあくまでも米側の考え方ですので、私がここでお話しする内容ではないと思います。

Q:今日、石破幹事長が本日の県連大会で、跡地利用について、自民党として、地主の皆さん、市町村、県、そして国が関与するという形の協議会を立ち上げたいという話があったのですが、この協議会というのはどういう組織で、いつ頃設置するかというのは。

A:これはまず、今、先行して行われようとしていますのが、既に返還前に意見交換をさせていただいていると思いますが、西普天間住宅地区の返還については、これから実際に動き始めますので、国としても検討し、お話をしながら、この協議会をもう少し正式なものにして、具体的な跡地利用について宜野湾市そして地主会との協議を始めていきたいと思っています。このような動きがある程度着実なものになれば、今後返還がかなり近づいてくる段階で、それぞれの地域とこのような同じような協議会が出来るモデルになるのではないかと思っております。

以上


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