大臣臨時会見概要

平成25年3月22日(17時34分〜17時49分)

1 発表事項

 本日、15時55分頃、沖縄防衛局は普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立承認願書を、提出準備が整ったということで、沖縄県知事宛て提出をさせていただきました。私の方からは以上です。

2 質疑応答

Q:今日、その提出になったという理由について、まずお聞かせください。

A:これは、提出に当たって必要な名護の漁協との合意というのが、今日午後に出来たということで、その合意をもって速やかに提出をさせていただいたということであります。

Q:それから嘉手納以南の統合計画について、一つ知事側の理解を得るためにというところがあるかと思うのですが、この進捗状況についてはいかがでしょうか。

A:これは、私どもとしてなるべく早くこの統合計画について、具体的な内容について米側と調整をして発表できるような努力を今後もしていくということだと思います。

Q:今朝、沖縄の関係閣僚で集まられていたと思うのですが、その時点では漁協の同意が得られ次第提出をしようという方針は確認されていたということでよろしいでしょうか。

A:いえ。その時点では、あくまでも最近の状況とか、そういう意見交換の場だけでありますので、具体的に今回提出をするということについての内容について相談していたわけではありません。

Q:漁協の同意書が得られ次第、今日提出をしたわけですけど、その段取り、方針というのは政府側のどなたの判断というか、総理の判断なのか、あるいは所管する大臣の判断で行ったのか。

A:埋立申請はあくまでも防衛省が担当しておりますので、私の判断で提出をさせていただきました。

Q:大臣がかねてから埋立申請はあくまでスタートだとゴールではないということを仰っていたのですが、今後知事の不認可というか、承認の件が焦点になるのですが、知事から埋立申請の承認が得られる見通しというのは今どのように思ってらっしゃいますでしょうか。

A:まず、正確なお話をしますと、今日、私どもは申請書を正本1通、予備3通、写3通ということで、提出をさせていただきました。今、沖縄県の方でその書類について調べて、これは提出書類が全て整っているということを判断した上で受理という形で私どもの方に正式に受理書というのが来るのだと思っております。ですから、まだ受理をされているわけではなくて、あくまでも提出ということになります。ただ、やはりこれから受理された後に正式にこの埋立について、私どもとして沖縄県側との様々な意見交換をしながら承認していただく努力が必要だと思っております。これからがやはり様々なことについてのスタートだと思っております。

Q:今後、大臣としては県側の理解、知事の理解を得るためにどういう努力を具体的にされていくのでしょうか。

A:私どもとしては、今回の辺野古への移転というのが、特に普天間の危険性の除去、沖縄の負担軽減に繋がる第一歩だということで、引き続き了解を得る努力をしていくことだと思っております。

Q:提出の時期については、かねてから政府全体で判断するということでしたけれども、今回、先ほど大臣の判断だということでしたけれども、これまで政府内でどういう意思決定というか、擦り合わせをなさったのかということが一点と、漁協の同意を得る目途が立ったのがいつだったのか。今日の午前中では、提出時期はまだ決まっていないということでしたけれども、いつ頃その同意が得るという見通しが立ったのでしょうか。

A:これは、埋立申請というのは、防衛省の役割になりますので。ただ申請をするに当たって、漁協の同意を得て、その中で速やかに申請を出してもいいかということについては、官房長官等にご一報させていただき、そしてご了解を頂いたということであります。漁協の同意については、3時頃、正式に同意書をもらったということでありますし、同意できるかどうかというのは、今日午前中の時点では本当に分かりませんでした。そういう意味では、午後、急に様々なことが動いたのだと思っております。

Q:総理に事前の相談ないし報告というのはされていたのでしょうか。

A:私ども、あくまでも官房長官に「漁協の同意が得られました」ということでご相談をし、また「それだったら」とお話を頂きましたので、官房長官の方から総理にお話しされたかどうかは存じ上げておりません。

Q:現段階では、沖縄県の理解が得られているというのからは程遠い状況だと思うのですけれども、まず、その理解を得てから申請するという手順も方法論としては考えられると思うのですが、あえて反対が多い中で提出されたというのはどういうことでしょうか。

A:例えば、私ども、従前からこの日米合意について、しっかりと対応していきたいということを累次にわたり沖縄県側には話をさせていただいております。そして、先般も辺野古は実際に埋立の地区になりますが、久部3区を中心とした皆さんから「一日も早く申請を出して欲しい」という要請もいただいております。また、今回は名護の漁協の方から埋立の同意ということで承認をいただいておりますので、私どもとしては、こういう沖縄の皆さんの声に一つ一つ応えていく、そしてまだまだ県全体として様々な意見があることは承知しておりますので、これからがスタートですので、これから一つ一つご理解をいただく努力を更に続けていくということだと思っています。

Q:先だっての日米首脳会談で早期の普天間の移設について合意していますけれども、今回のタイミング、3月中ということなのですけれども、今回の申請について日米首脳会談の影響というのはどういう形で。

A:日米首脳会談の中でいろいろな議題をお話した中で、当然この普天間の危険性除去のお話もされたと理解しておりますが、ただ私ども防衛省としては、書類が整い次第事務的に1日も早く申請するということが大切だと理解しておりましたので、今日はそのことをさせていただきました。

Q:確認ですけれども、申請を出す前に官房長官から許可を。

A:許可というか、これはあくまでも所掌は防衛省ということになりますので、「このような形で漁協の同意が得られました」と、「申請をしてもいいでしょうか」ということでご相談をしたら、「それは基本的には防衛省の役割ですが、異論はありません」というような内容だったと思いますので。

Q:先ほどの長官会見では、「承知していない」というような発言をされていたのですが。

A:「承知していない」というのは、実際に埋立の書類を出したかどうかについては承知をしていないということだと思います。私どもが漁協の了解を得たというのは3時頃でしたから、それから速やかに官房長官の方にはご相談を申し上げました。おそらく官房長官の会見では、まだ時間的に申請する最中の状況だったと思います。ですから、「(申請)されたかどうかは承知していない」ということなのだと思います。官房長官の発言自体を私がコメントすることではないと思います。

Q:この後、大臣自ら沖縄県を訪問されて、今回の申請について関係自治体に説明されるおつもりはありますか。

A:これは、私だけではなくて、沖縄関係の閣僚が累次に渡ってできるだけ沖縄の皆さんと話をして、そして環境をしっかり作っていただきたいということがあると思いますので、私としてもタイミングを見て、直接沖縄で説明もする、その役割は担うべきだと思っておりますが、まだ少し国会の方の状況もございます。また、逆に沖縄の状況もあると思いますので、そことの相談だと思っております。

Q:普天間の返還が決まったのは、確か平成8年のことで、この17年間というのは長いスパンがかかったわけですけれども、それから民主党への政権交代もありまして、停滞したような時期もありましたが、この長い期間がかかって、ようやく一歩前進というか事態が動くことについてはどうお考えでしょうか。

A:この長い期間、逆に言えば普天間の危険性の除去というのが、ある面で前に進んでいなかったということだと思っています。私どもとしましては、1日も早く普天間の危険性除去、そして沖縄の負担軽減のために、今回の埋立申請について、沖縄の皆さんのご理解を得る努力をこれからもしていきたいと思っております。

Q:その17年という事に関してなのですけれども、自民党沖縄県連は、「県外」というのを公約でも打ち出していました。今でもそうだと思います。この齟齬というか矛盾についてどのように考えているのでしょうか。

A:これは、私は防衛大臣ですので、私が答える立場ではないと思います。

Q:大臣は、先程「沖縄県民の理解を得るようにしたい」と仰っているのですが、大臣が仰る沖縄県民というのは、沖縄県知事のことでしょうか。それとも議会でも反対決議をしていますし、41市町村長も反対で要請をされていますし、議会もされています。どういった意味で県民というか理解を得る人の対象としているのかを教えて下さい。

A:これは、沖縄県民全体だと思っております。そこを一つ一つ、私どもも誠意を持ってご説明し、そして普天間の危険性除去のために、沖縄の負担軽減のためにぜひご理解を頂きたいという努力を、これからなお一層していくということだと思います。

Q:稲嶺県政のときは、県議会が促進系の決議をしたり、名護市議会では促進決議をしたりしているのですが、そういったものもできたら理解を得るということでやってもらいたいという希望みたいなものはあるのですか。

A:これは議会というのは、県民の皆さんの声を代表されている、そういうお立場だと思いますので、県民の皆さんのご理解、そして議会のご理解、それも含めていただけるよう努力していきたい、そう思っております。

Q:自民党の中にも、辺野古に一端移設させて、将来的には県外を含めて新たな移設先を検討するという考え方を言う人がいますけれども、そういう2段階ということについては、どういうふうにお考えですか。

A:様々なご意見、お考えがあるというのは当然のことだと思っておりますが、現時点で、私どもとしては、日米合意に基づいて、防衛省として埋立の申請をさせていただいたということに尽きると思います。

Q:仮定の話で申し訳ないのですが、仮に知事が不承認という結論を出した場合、日米合意で政府がやっているのが最も沖縄のためになるというのが、政府のスタンスだと思いますけれども、仮に不承認の場合には、どのような対応を取られるお考えでしょうか。

A:今日、提出をさせていただいたばかりですので、これから私どもとしては、承認していただけるように精一杯努力するということだけだと思います。

Q:申請というのは、アメリカ側にとか在日米軍とかには、防衛省のほうから伝えたりはしていないのでしょうか。

A:ちょっと私は事務的にはそういう作業をしているかどうか、確認はしなければいけないと思いますが、当然申請をした段階で、関係者の方には、これは沖縄県の中にいる関係者の方、そしてまた議会含めてしていると思います。ちょっと米側に伝えているかについて、私は把握しておりませんが。すいません、米側には伝えているということだそうです。

Q:それはどこになるのでしょうか。

A:在日米軍司令部と大使館ということだそうです。

以上


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