大臣臨時会見概要

平成24年10月24日(14時27分〜14時33分)

1 発表事項

 本日、皆様たいへん御苦労様です。今日は天候に恵まれて、この駐屯地に大臣として初めて参りました。訓練を見て頂くと分かるように、ここにはいわゆる西部方面隊隷下の直轄部隊である、教育部隊である第3教育団と、それから西方普通科連隊という、我が国で唯一持っている、平易な言葉で言うと着上陸の訓練を行い、島嶼防衛に専念できる能力を持っている普通科連隊を教育訓練しているという状態にあります。訓練の環境が非常に恵まれていて、それだけではなくて、やはり地元の漁業関係者の方々や市町村のたいへんな協力があってこの訓練が実現できているということを考えると、地元の方々の御協力に感謝するばかりです。ただ、我が国の現在の安全保障環境を考えると、やはり南西方面を中心に、鹿児島県及び沖縄県2つで約1,000以上を数える島々でできている、島嶼がつながっているということで、その距離も鹿児島の南から先島諸島の端、与那国島まで約1,000km以上あります。この日本全土のうち約3分の1を占める長さに1,000の島々が連なっていて、ここをどのようにしてこれから我が国の領土として守るのか、それに必要な部隊がどのような訓練をしなければならないのかという挑戦を、ここの西方普通科連隊が日夜取り組んでいるということで、今日、卑近な例を使えば、まさに我が国の防衛の最前線の任務を果たしているということだと思います。今日、部隊を見学・視察して、特にたいへん厳しい環境の中で、精鋭な部隊が日夜、置かれている環境の中で厳しい訓練に励んでいるという姿を見て、訓示でも申し上げましたけれども、大変心強く感じたところです。

2 質疑応答

Q:今回、西方普通科連隊の視察は、先ほど大臣もお話しになりましたけれども、我が国を巡る領土、主権の問題が挙がる中で、大臣の方から希望されて。

A:そうですね、やはり一番最前線で日本の防衛を担っている部隊をつぶさに見て、日本の防衛の現場というものを肌感覚で自分できちんとつかむと。それが国民の方々にいろいろ防衛政策を説明したり、来週から始まる臨時国会でいろいろ御質問を受けたときにお答えするのに一番良いであろうと思って、部隊を選んで、この機会を捉えて来たわけです。そういう意味では、今日は天候が非常に良くて、少し気分が晴れ晴れとするのですが、やはり訓練の中身を見ると、大変厳しい環境の中で、平和な日本を守る第一線で訓練に励んでいる隊員の姿というのを見て、私は私なりに感動しました。

Q:着上陸能力に関して、装備面あるいは統合運用の在り方等で課題が相当あると思うのですが、今後具体的にどう強化をしていくのでしょうか。

A:課題というのは、いろいろな課題がまだあって、完全に全て揃っているというわけではありませんが、ご承知のとおり平成25年度の予算で、新しい着上陸のための装備を4両購入して、これでどのようにこれが使えるのかというテストと言いますか、評価・分析をしていくということを現在計画して、予算の中に計上しております。それから、いわゆる動的防衛力といって、防衛力を柔軟に地域に動かさないといけないのですが、常に部隊を動かすには、それに必要な輸送能力、あるいは島嶼防衛を行うときに陸上自衛隊だけではできないので、海・空との統合活動をどのようなシナリオの下で訓練をしていくかというのは、まだまだ完璧とは言えず、これから課題は非常に多いのだろうと思います。したがって、島嶼防衛という言葉だけが先走りしてはいけないのですが、陸上自衛隊は少なくとも着実にこの種の訓練を進めているということは、今日現地で見て実感しました。

以上


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