大臣臨時会見概要

平成24年10月11日(15時06分〜15時23分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日、松島基地及び被災地の一連の視察を終えての受け止めと、今後防衛省としてどのように復興事業等に取り組んでいくお考えかというのを聞かせていただけますでしょうか。

A:今日、この松島及びその周辺地区を見て回った理由は二つあって、一つは、松島基地の復興の状態を自分の目で確かめるということです。これは昨年震災後の4月、私は当時まだ大臣ではありませんでしたけれども、この松島基地に来て、まだ泥をかぶっているF−2を見て、どのようにしてこれを修復していくのかということに個人的に関心をいろいろ持っていて、今回、ご承知のとおり、復興の予算というものをどのようにして政府として扱うのかという問題の中に、このF−2のいわゆる修復という問題も予算の中に計上しています。基地の復興を含めて、復興予算の今後の使い方、それから防衛省としてどのような復興予算の請求というのを行うべきかということを自分の目で確かめようと思って、基地そのものの中を、復興の状況の回復の次第を自分の目で確かめるという目的で来たものです。もう一つは、実は前の内閣から今の第3次内閣を通じて、平野復興大臣と個人的に復興の事業についていろいろ話すことが多かったので、「是非とも復興地の状態を見てください」と復興担当大臣からも言われていたこともあって、お勧めがあって今回、時間は必ずしも十分ではありませんでしたけれども、周辺の復興の状態、特に「見ていただきたい」と復興担当大臣から指摘をされた場所について、特に関係市長さんや県の方々の案内を受けて見て回ったわけです。私の持っている印象は、大変それぞれご苦労になっている皆様方の意見を出来るだけ取り入れて、復興の予算をどのようにして効率的に使うのかということに復興担当大臣も苦労し、それから県や市も真剣に取り組んでいて、時間は少しかかるが、確実かつ着実に復興が進んでいるという印象を非常に強くしました。特にがれきの処理だとか、これから作る新たな住宅地の建設だとか、あるいは三重にわたる堤防の建設工事だとかというのを見て、この地域が復興から確実にこれからよみがえってくるという非常に深い確信を持ちました。もちろん全てが地元の方々が100パーセントご希望になっているようには必ずしもなっていない部分があると思いますが、時間はかなりかかっているのですけれども、復興が目に見えて進んでいるということで、予定どおり予算がきちんと消化でき、このまま復興事業が進めば、皆さん苦しんでおられる方々の生活がゆっくり戻ってくるのではないかと思います。防衛省としてこの復興にどう取り組むかというのは、いろいろな側面があるのですが、ご承知のとおり東日本大震災で大変自衛隊に活躍をしていただいたということについては、どこに行ってもお礼を言われました。しかし、防衛省としては、この種の災害に取り組むときに、今回の東日本大震災の活動におけるいろいろな教訓を取り入れて、まだまだこれから行うことが多く、装備の面でも、あるいは実際の要員というもののあり方や、あるいは必ずしもここだけではないですけれども、いわゆる原子力災害への取組みなど、たくさんの教訓が東日本大震災の活動を通じて得られたわけで、それを実際に来年度予算以降、どのように生かしていろいろな各種の災害に取り組む態勢をこれからどうやって確保していくかということは、我々の課題であると、このように考えます。

Q:尖閣諸島を巡って、政府が国有化してから1か月経ちまして、中国側は連日のように接続水域に公船を出すなど、非常にプレゼンスを誇示する行動に出てきていますが、現状の情勢を改めてどう見ているかということと、現在は海保が一義的に対応しているわけですが、今後どう自衛隊としてバックアップ体制をとっていくのかというお考えをお聞かせ下さい。

A:尖閣諸島の地域の治安や警備というのは、従来からお話ししているように第一義的に海上保安庁、それから警察といったいわゆる法執行機関による広い意味での警察活動によって対応しているということです。自衛隊が行っていることは、これもご承知のとおり、警戒監視活動に従事して、特にP−3Cあるいは艦艇、航空自衛隊のレーダー等で監視活動を行い、必要な情報収集を行って、関係機関に情報を提供している、このことに変わりはなく、方針に変更はありません。状況が変化しているのに活動が同じなのかと思われるでしょうが、我が方の活動は状況の変化に適切に対応しています。どのように行っているのかということを詳細にお話しするというのは、これは周りの国のことがあるものですから、我が方の手の内、我が方が行っていることをつぶさにお話しするということにはならないと思います。したがって、そこは細かくお話しすることは控えたいと思いますが、我が方としては常に周りの状態を見ながら、適切にこの状況に応じて判断をしながら、情報収集に努めているということです。できるだけ控えめに、中国も尖閣問題で大変神経をとがらせていると思うのですが、我が方も注意深く、決して中国にいわば必要以上のというか、無用な警戒心を抱かせないように、ローキーでというか、静かに注意深く活動していくということに尽きると思います。

Q:今回は被災基地、被災地の視察ということですが、今後、国内のほかの部隊の視察あるいは国外で活動している隊員の視察・激励に行かれるお考えはありますか。

A:是非とも行きたいと思っているところがいくつかあって、現在いくつか調整してもらっています。ご承知だと思いますけれども、一番の悩みは臨時国会がいつから開かれるのかというところで、開かれると大臣は委員会の定例日に拘束されますので、これは国対の許可を得なければいけないので、あらかじめ長期にわたってどこかの国と約束をして、外国に行くというのはリスクが今のところは高いので、国会の会期を見定めて行く、あるいは臨時国会が当然終わると思われる年末から来年の年始にかけてどこかに行きたい。どこかにというのは、単に自分の希望ということではなく、できれば自衛隊が海外で活動しているところを選んで是非とも行きたいと思っています。国内でもいくつか予定を考えていますが、私の希望は、今日は非常に特殊な目的があって、松島基地は先ほど申し上げたように被災をしたので、F−2の再建をどうするかということは、これは航空機のパイロットの訓練の練度をどうやって上げるかという非常に重要な課題を抱えているので関心があったのですが、それ以外の部隊については、あまり政務三役が頻繁に足を向けないような割合厳しい環境の中で訓練に従事している部隊をできれば激励したいと思っています。いくつか当たっていますが、繰り返しになりますが、国会の日程を見極めてから決めていきたいと思います。

Q:松島基地について伺いたいのですけれども、今戦闘機が常駐しておらず、訓練も一部の再開という状況だと思うのですが、今日改めて津波対策等をご覧になって、今後どういったタイミングで今後また本格的に訓練を再開しようというのをお考えなのか、また、この松島の基地の規模自体をどのようにお考えなのかというのを改めて教えていただきたいのですけれども。

A:松島基地第4航空団が持っている基本任務は変わらないと思いますし、また変えるべきではないと思います。被災をしたので、F−2の予算を取って、できるだけパイロットの訓練に支障が及ばないように、現在予算の中で順繰りに戦闘機がそろっていくと思いますが、徐々に予算によってそろっていく、内容に応じて訓練の練度が上がっていって、できれば平成27年度末くらいには、元の部隊の訓練の規模とレベルを維持・回復できるような状態にまで持っていきたいと考えています。

Q:オスプレイに関してなのですが、宮城県も訓練のルートに入っていまして、地元からも反対の声があるのですが、大臣のお考えをお聞きしたいのですが。

A:オスプレイについては、すでに沖縄で訓練が始まっていますが、どのような訓練計画を持っているかということについては、現在アメリカにこちらの方から打診をしています。まだ全体の回答が返ってきていません。想像するのですけれども、全く想像ですが、まず沖縄及び沖縄周辺での地域の環境に慣れるための慣熟訓練が順調にいけば、その次の段階として、訓練の内容を少しずつ広げていくということで、周辺のところから訓練が広がっていくと思いますが、繰り返しになるが、全体の計画について、まだ我が方は正直なところアメリカの日本の全ての訓練ルートを使って、どのような訓練をやるかということについての全体計画を我々はまだ手に入れておりません。アメリカ側と話す機会が近くできると思いますので、こちらの方から聞くというつもりでおります。それぞれの県の中で、訓練ルートにかかっているところについては、いろいろなご懸念やご心配が広がっているということは十分承知していますが、そういった地元の方々にあまり不要な心配とか懸念を持っていただかないように、アメリカが行おうとしている訓練について、できれば役所の方から説明をする機会を得たいと思って現在調整しているところです。

Q:アメリカ側と話す機会が近くできるというのは、どういった方と。

A:アメリカ側とというのは誰かというと、責任を持っている人でないといけないので、大使だったり、在日米軍司令官だったり、四軍調整官だったりしますが、今アポイントを取っているということです。

以上


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