大臣臨時会見概要

平成24年10月01日(19時50分〜20時01分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:引き続き防衛大臣ということになりましたけれども、総理からどのような指示があったのでしょうか。

A:総理の指示をお話しする前に、2期目の大臣として引き続き仕事をしろということなので、もともと国の防衛という大変重い任務を持っていますので、身の引き締まる思いです。総理からは、勤務をするにあたって大きく分けると6点、「特に重点的にやって下さい」というご指示がありました。1点目は、いうまでもなく大綱・中期をはじめとして動的防衛力の整備に努めること。2点目は、日米同盟を一層深化させるよう努力すること。3点目は、普天間の問題について沖縄の方々の負担を軽減し、関係省庁と協力をして、できるだけこの実現に努めること。4点目は、オスプレイについて関係省庁とよく連携をして、オスプレイの安全性に最大限の努力を傾注させること。5点目は、いわゆる国際協力で、国際平和維持活動あるいは海賊対処、並びに国際緊急部隊の派遣など国際面での協力に努めること。最後に東日本大震災の経験・体験を踏まえて、緊急事態に対応できる初動の態勢を整えることに留意すること。以上です。その中で、特に総理から「オスプレイの安全性に留意して、今後、できるだけこの問題を地元の方々に協力をし、理解をしていただくために努力をすることはいうまでもないのですが、それだけではなくて、オスプレイを含めた普天間問題を前に進めるよう努力をして下さい」と、このようなお話しがあったところです。

Q:総理からの指示として6点ご紹介いただき、総理からは特にオスプレイ、普天間についての言及があったというお話しですけれども、ご自身としてこれから重点的に取り組みたい防衛・安全保障上の課題という点では、どのような問題がありますでしょうか。

A:総理から、今申し上げたような非常に重要な課題がいくつも指摘され、ご指示を受けたのですが、私がその中で特に重点的にやりたいと思っているのは、やはりこのオスプレイを安定的かつ安全に運用し、同時に普天間問題という16年半もなかなかうまくいかないで行き詰まっている、この問題を前に進めるための道筋を、これから作っていきたい、これが第1です。第2は、やはり日米同盟の深化というのは、言葉どおりだけでは駄目で、既に2回にわたって日米の防衛担当大臣会合で、日米間で約束しているとおり、現在のガイドラインの見直しを進めて、日米同盟の中身を一層深化させる、これを方向付ける。全てのことを解決できるわけではありませんけれども、方向を示す、この仕事を是非ともやる必要がある、このように考えています。

Q:辺野古移設を進めるということですが、地元ではまだ県内移設について非常に多くの反対の意思を示しているのですが、今後どのような形で理解を得られるようにしていきたいとお考えですか。

A:辺野古の施設というのは、ご承知のとおり、環境影響評価の補正作業をしているところですが、これが終わると、辺野古の施設の埋立て工事申請をする段階になると思います。これがどのような時期になるか、まだ必ずしも具体的に何月何日頃というのはわからないのですが、これから2か月、3か月ぐらいの範囲で補正作業が終われば、その次の段階はこれを公告・縦覧して、埋立て工事申請を行うと。知事にご理解を頂いて、この工事の申請作業について、許認可をいただかないと、結局は工事ができないということになります。どのようにして知事に許認可を頂くのか、これから非常に重要な問題になってくるということなので、我々としては現在の沖縄の県民の方々が負っている負担をできるだけ軽減するために、例えば今行っている日米間の嘉手納以南の土地の返還を進めること。グアムへの移転作業を進めること。オスプレイの訓練移転をいろいろなところに動かすというようなことがいろいろできれば、沖縄の負担が軽減し、その分だけ普天間問題を進めるダイナミズムが動くのではないかと思います。一つの問題だけではなくて、トータルな施策を進めることによって、普天間問題を実現できるよう前に進めていきたいというように考えています。

Q:「トータルな施策で実現したい」ということなのですが、負担軽減と同時に、振興策など基地負担と振興をリンクさせる形で納得してもらうという考えですか。

A:そうですね。ただ、沖縄県知事はご承知のとおり、振興策は普天間問題とは別の問題だとおっしゃっているので、経済振興策だけではなくて、沖縄の方から要望があるいろいろな問題、この問題の中には必ずしも普天間問題とは直接関係のない問題もありますけれども、そういうトータルな沖縄の経済振興を進めると同時に、負担の軽減を図るという、つまり「トータルな」というのは、政治的にも経済的にも、あるいは経済振興という意味でもトータルな施策を進めることによって、普天間問題の実現を図る手立てを作りたいというように考えているわけです。

Q:今回の改造内閣で、新たに田中真紀子さんが入閣されて、一部でかなり注目を集めているのですが、かつて外務大臣だったときの言動とかというのも記憶に新しい中で、今度同じ閣内メンバーとして仕事をしていく仲ですが、大臣いかがですか。

A:外交・防衛とか安全保障という問題と必ずしも一致しませんので。したがって他の閣僚のことについて、とやかくコメントできるような立場にはありませんけども、大変優れた政治的感覚をもっておられる、類まれな発信力を持っておられる大臣なので、この第3次野田内閣の閣僚として、皆さんが期待しておられるということではないかと思っています。

Q:普天間問題で、いろいろ施策を進める上で、政府と沖縄の信頼関係が根底で、一番重要で必要だと思うのですが、大臣は今回再任されたのですが、沖縄との信頼関係については、築かれていると思っていますか。

A:これはもう、ひたすらひたすら沖縄の方々と向き合って、沖縄の方々が考えておられること、沖縄の方々が持っておられる負担、沖縄の方々が苦しんでおられること、これをどのようにして理解し、我々として、政府が進めようとしている政策をどのようにして理解していただくか。常にいろんなチャンネルを使って対話を続け、常にそういう努力を絶やさないようにすることによって信頼を勝ち得る、これ以外になかなか方法はないのだろうと思います。それは、私の任期を通じて引き続き進めていきたいと、このように思います。

Q:まだ大臣は得られていませんか。

A:人間の信頼関係というのは、いかなる人間との信頼関係も同じですけども、どこで信頼関係を得られるかというようなことは、なかなか主体的には分からないもので、これは客観的に他の人が評価するようなもので、これは我々としては自分の能力の範囲の中で、できうる限り信頼感を高めていくといいますか、つなぎ止めていくためにひたすら努力をすると、このことしかないのではないかと思います。

以上


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