大臣会見概要

平成24年9月7日(09時20分〜09時37分)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:明後日9日の日曜日に沖縄県でオスプレイの普天間配備に反対の県民大会が予定されています。引き続き沖縄ではオスプレイに対する懸念や不安があるわけですが、こうした沖縄県民の思いをどのように受け止めて、今後どのように対応したいとお考えかお尋ねします。

A:今お話しがありましたように、9日、沖縄県宜野湾市の公園で、オスプレイ反対の県民大会があるという報道に接しています。私の方は、今まで何度か沖縄に参上して、知事及び関係市長等にお会いして、必ず冒頭にオスプレイがなぜ南西方面を含む日本の安全保障にとって重要かということを知事を始め皆様に説明してきたわけですが、しかしオスプレイは今年2回、モロッコとフロリダで事故を起こしているので、そのような飛行機が日本に来るということについて、沖縄県だけではなく山口県や各地においても、皆さんに大変懸念が広がっているということは、政府として深刻に受け止めています。実際にオスプレイを日本の中で飛行運用した場合、どのようにすれば飛行の安全性を確保できるのかということを2つの事故の分析結果を踏まえて、我が方としては方策、対策についてアメリカ側といろいろな協議を現在も続けていますが、それを地元の方々に、皆さんに丁寧に説明して理解をしていただく努力を引き続き行いたいということで、まず今は2つ目のフロリダの事故の分析を鋭意進めているところです。その結果を踏まえて、すでに日米間で進めている合同委員会を通じて、外務省と防衛省と一緒になって飛行の安全性を確保するために、どのような方策が取れるかということについて、鋭意協議をしているところです。その結論がどこで出るかは、まさに交渉事なので、時期を確定して皆さんに申し上げられるような状態に今のところはないということですが、少なくともフロリダの事故の分析を我が方で独自に行った結果を踏まえて、これはお約束どおり、反対があって懸念が広がっているとは思いますが、しかし地元にきちっと説明するというのが私の仕事だろうと思って、しかるべき時期に沖縄県と山口県に参上するつもりでいます。日程を現在調整中です。これは相手の方の日程もございますので、まだ確定できませんので、来週早い段階に皆さんにお話しできる状態になると思います。今、鋭意日程を詰めているということです。

Q:今の県民大会の関連なのですが、沖縄県知事が不参加を決めたようなのですが、このことに関する大臣のご所感をお願いします。

A:それは知りませんでした。知事が参加される参加されないということは、前回、確かお会いしたときに、「自分としては決めていない」とおっしゃっていたと思いますが、今初めて聞きました。知りませんでした。

Q:知事の不参加の意向は今知ったということなのですけれども、知事が参加するしないで県民大会の受け止めというのは政府として変わるのでしょうか。

A:いえ、そういうことではないと思います。やはり県民大会というのは県民の皆様がお集まりになって、どのようなメッセージを皆さんで出されるのか、それをどのように我々として受け止めるかということですから、個々の方がどのようにご参加になるかによって、政府の受け止め方が変わるということはないと思います。

Q:一部の報道で、大臣が就任される前の1月に北海道で講演された際に、原子力の意義の話をされて、その中で原子力というのは周辺国に対する抑止機能を果たすという趣旨のことをお話しされているのですが、この発言の真意を改めて大臣の方から説明頂けますでしょうか。

A:学者とか研究者というのは、自由に自分の意見を言える、あるいは言うというのが、いわばそのやり方というか生きざまであって、政府の答弁どおりに学者が毎日発言をしているのであれば、学者や研究者というものの意味がないわけで、私が大臣になる前、もしも日本が、今まで積み上げてきた原子力の技術あるいは人材というのは日本にとって非常に大事な財産で、これを将来失うということは国の大きな損失になるのではないかという観点から発言したように記憶をしています。しかし、政府の閣僚になって、政府の政策を担っているわけですから、当然、大臣になってからは政府の方針に従って、その枠の中で自分に与えられた仕事を整斉として行っていくということに変わりはありません。

Q:この発言の真意というのは、核兵器開発の能力を持っておくことが将来的に必要であるということもお考えの中にあるのでしょうか。

A:核兵器の開発と原発とは全然違うので、原子力の平和利用の技術を、原発を日本が持って、いわゆる原子力の平和利用の技術というものを持っているということを、日本の将来にわたって日本の重要な財産で、それを失っていくというのは日本の国力に大きく関わる問題で、国力がそのことによって減っていくというのであれば、日本全体の抑止の機能が減っていくということではないかという趣旨です。核兵器の開発と原子力の平和利用というのは、区別して私は議論をしていますし、皆さんもそのように議論していただきたいと思います。

Q:陸上自衛隊のヘリの件ですけれども、この件は事件の内容の方は今捜査中だと思うのですけれども、一方でヘリ自体の開発に関して、今後どのような目途を持っているか、またはスケジュールはどうなっていくのかということを教えていただきたいのですが。

A:4日に東京地検の担当者が防衛省関係箇所にUH−Xの開発に関して捜査に入ったことは事実だということです。このことは、今お話しのように捜査上の問題であるのでそれ以上のことをお話しできるという状態にはないのですが、いずれにせよ、このような事態に至っているということは大変深刻に我々は受け止めていて、遺憾であると思います。全面的に我が方は、捜査に協力する所存です。一方、それでは開発をどうするのかということについては、これは捜査の行方を見ながら、我が方として別途考えてみなければならないことなので、まだその段階には至っていません。何らの決定を行っているということではありません。

Q:沖縄の関連で、アメリカの総領事が新しく就任されて、マグルビーさんという方なのですが、就任会見で普天間飛行場の危険性について「特に危険とは認識していない。世界一危険というのは誰が言い出したのか分からない」というような発言をして、県議会の方は反発をしているのですけれども、アメリカの側からそういったことを「危険とは認識していない」という発言をしていることについて受け止めを。

A:まだどういう発言があったかテキストを読んでないので、報道を見ているだけなので、正確に総領事がどのような真意で発言をされたかというのを少し正しくアメリカ側から聞いてからコメントしようと思います。全体のコンテキストが少しよく分からなくて、報道だけで今のところ判断するのは少し難しいかと思います。

Q:沖縄に近く行かれる際、直接本人とお会いしてお話しするつもりは。

A:今回はありません。機会がありません。今回は多分、今いろいろなところで調整していますが、知事それから普天間を持っておられる宜野湾市の市長、並びに関係の市長、村長の方々とお会いして山口に行くということを考えていますので、アメリカ側と今回協議をする予定は入れておりません。

Q:こういったアメリカ側の方からそういった発言が出るということに対して、アメリカ自体が普天間基地というのが危険ではないという認識を持っているというようなことに繋がるというようなお考えとかはありますか。それとも個人でそういう考えを持っている方という認識を持っているのですか。

A:総領事の発言がどういうものであるのか、正確に全体のコンテキストを見ないと何とも分かりませんが、総領事の記者会見でアメリカがどのように見ているかというように我々は評価していません。普天間飛行場というのはいろいろなリスクを持っている飛行場であるということは、皆様ご承知のとおりラムズフェルド国防長官が訪日をして普天間飛行場を見たときの発言というものもありますし、普天間の飛行場の固定化を防いで、できるだけ早期に返還するという日米間の合意は、沖縄の方々の希望でもあり要請でもあり日本の強い希望でもありますけれども、必ずしもそういう個々の認識がアメリカの公式の認識だというようには考えてはいません。

以上


御意見御要望
大臣記者会見概要一覧へ戻る
新着情報一覧へ戻る
トップへ戻る

(C) 防衛省・自衛隊