大臣会見概要

平成24年8月7日(09時20分〜09時36分)

1 発表事項

 連日、ロンドンオリンピックのメダルラッシュに日本国内が湧いていますけれども、今回のオリンピックには自衛隊員が13名選手として参加していて、そのうちご承知のとおり、ボクシングのバンタム級で清水聡3等陸尉のメダルが確定しており、10日の決勝でメダルの色が決まるということで、大変これは期待されるところです。ボクシングのメダルというのは44年ぶりの快挙ということで、我々は10日の決勝に期待をかけたいと思います。それ以外に、水泳では200メートル個人メドレーで高桑健2等海尉の健闘が大変讃えられており、今回は6位入賞ということですが、前回、北京オリンピックから2回連続の参加、2回連続の入賞ということで、これは本人の大変長い期間にわたる努力の成果であると考えます。今日から自衛隊員が参加するレスリングあるいは競歩などにも期待がかかっており、我々みんなで応援したいと考えています。もう一つは、今月29日、防衛省がシンポジウムを主催します。テーマは「日米同盟とオスプレイの沖縄配備」で、これは日米の安全保障あるいは航空機の専門家が集まって、日米同盟の現状あるいはオスプレイの問題についてシンポジウムを行うということで、時事通信ホールで8月29日18時半から行われます。これはホームページを開いて見てください。

2 質疑応答

Q:本日、UNDOFの派遣期間の延長が閣議決定されたのですけれども、シリア情勢が悪化しているという中で大臣の認識についてお伺いしたいのと、隊員の安全確保についてはどのようにお考えなのかお聞かせください。

A:ご承知のとおり、シリア情勢は16ヶ月連続で治安情勢がどんどん悪化して、事態は非常に深刻だと考えています。弾圧あるいは暴力などが続いていて、現地の情勢に我々は懸念をしているわけですが、今までのところUNDOF部隊そのものに対する直接脅威ということについて、UNDOF司令部はそのような認識があるとは考えていないということです。今回の派遣期間の延長は、安保理決議2052が6ヶ月間期間を延長したということで、それに伴って自衛隊のUNDOF日本隊と言いますか、日本のPKO部隊の派遣期間を6ヶ月延長するということが、本日の閣議で決まったものです。その際、UNDOFに出ている部隊の輸送隊の本隊の隊員を1名増員しました。これは、本隊の業務が大変増えているといいますか、そのことに伴って、1名輸送隊の本部の隊員を1人増やしたということであります。これで43名とUNDOF司令部の3名、46名が1名増えて、44名プラス3名になるということだと思います。我々は隊員の安全というものを最優先に考えていて、現地の部隊と緊密に連携をとっていますが、先週も私を始め、政務三役で現地の部隊指揮官とテレビ会議を行って、現地の情勢を細かく聞きました。東京とは常に緊密に連携をとりつつ、隊員の安全確保を最優先にしながら、活動を続けて働いていくということです。

Q:NHKは今月、オスプレイに関する都道府県知事へのアンケートを行いまして、配備に対する日本政府の説明について「不十分だ」と回答したのが33自治体と、全体の3分の2を超えました。また、安全性に対して「懸念がある」と回答したのが22自治体に上りました。それぞれについて、どのように受け止められますか。

A:そういうアンケート結果があったということは承知をしております。オスプレイの配備について、地元だけではなく、広く皆さんに心配とか懸念というのがあるということを我々は大変重く受け止めて、出来るだけ丁寧に説明をしようとして、私だけではなく副大臣、政務官が盛んにメディアに発信をする努力をしている他、防衛省としてもいろいろな資料とかデータを作って皆さんに説明しているのですが、なかなか行き届かない面があったということです。ご承知のとおり、モロッコとフロリダの2つの事故については、アメリカに事故調査の結果を出来るだけ早く提供してほしいということを、先週パネッタ国防長官との会談でも、私の方から要請しました。モロッコの事故については、そう遠くない時期にアメリカ側から「説明の準備が整った」と言ってくるのではないかと考えています。フロリダの事故調査の進展は、必ずしも我が方は細かく分かりませんが、分析チームを防衛省として編成をして、こちらから特に事故調査結果について説明がある際、我が方としての関心事項は既にアメリカに伝えてありますし、説明があったときに我が方としても丁寧に質問をして、公表できるものをできるだけ皆さんに説明をしたいと考えています。地元についても、時期を見て私の方が赴いて説明をするというつもりでいます。日程はまだ確定できていません。ただ、全ての知事の方に説明不十分あるいは御心配が広がっているということは、我が方として十分認識をしていて、できるだけいろいろとデータも出して説明もしたいと考えています。ただ非常に、ある一つの機種の一つの飛行機のデータのことですので、そんなに膨大な資料があるということではなく、限られた情報の中で皆さんにどう説明するのが一番よいのかということを、我々としても検討しながらメディアに対して発信をする、あるいは皆さんに説明する努力をしていくということです。

Q:消費税の法案を巡って、今、民主党と自民党等がかなり対立姿勢になっていて、自民党が今日にも問責であったり不信任、またこの不信任に対しては、みんなの党や小沢さんのグループ等も今日にも出すというふうにいわれています。まず、この消費税を巡る政局が緊迫しているのですけれども、これについて大臣はどういうふうに見てらっしゃるのでしょうか。

A:私は現在の内閣の閣僚として、現在の政治の状況を非常に注意深く見ていて、どのような状況の変化があっても、閣僚のメンバーとして柔軟に対応したいと考えていますが、内政に関わることでもありますので、この問題についてはコメントを控えようと思います。

Q:一方で消費税増税の法案なのですが、実際は今年1月の通常国会からずっとこの8か月やっていまして、ここへきて自民党が、解散を確約できないのであれば、いわゆる3党合意の破棄もあり得べしという、政局面が解散総選挙を目指すということに降下してきているのですけれども、この姿勢について、あえて民間の大臣であるというところから、こういった状況をどうご覧になっているのか伺いたいのですけれども。

A:申し訳ないのですが、私の所掌する任務と所管を少し超えますので、国内政治についてはコメントを控えたいと思います。

Q:大臣はアメリカに行かれてオスプレイに試乗されたのですが、そのことについて沖縄や岩国から非常に厳しい声が上がっているのですが、この時期に試乗したことに対して、どのように大臣としては地元の声を受け止めていますか。

A:地元にご批判の声があることは報道を通じて承知しております。今回試乗した私の狙いは、オスプレイという飛行機の安全性を国内に説明するとき、乗ってもいない飛行機を説明するというのはなかなか難しい面があるかもしれないと思って、特に試乗した際、パイロットと副操縦士の2名の後ろの席に座って、1時間にわたりこの飛行機がどうやって運航されているかをずっと説明を受けながら飛行したので、大体この飛行機というのは細かく申し上げられませんけれども、他の飛行機と相当システムが違って、どのように運航されているかということが大体私なりに理解できました。したがって2番目に事故調査の報告書が出た場合に技術的な内容の表現がある場合、これをかみ砕いて説明するときに、より理解しやすいように皆さんに説明できるのではないかと思って、今回試乗したわけです。結果は、まだ良かったとか、悪かったとかということは、私自身わかりませんが、今後のために自分が職務を遂行する際に役に立つのではないかと思って、今回はアメリカに頼んで、こちらの方から依頼して、試乗をしたところです。

Q:今日、先ほど発表された「日米同盟シンポジウム」ですけれども、改めて、テーマをオスプレイにしてシンポジウムを開く狙いと、パネリストの方はどうやって選んだかを教えてください。

A:このシンポジウムの狙いは、先ほどNHKの方からご質問がありましたけれども、やはり政府が国民の方々に説明するだけでは十分とは言えない。できるだけ客観的に専門家の目から見て、オスプレイという飛行機の配備というものをどのように考えるのか。それもオスプレイという飛行機だけの問題ではなく、これを日米同盟全体のコンテキストでどのようにとらえることができるのかということを、広い視点から議論をしていただいて、それを皆さんに聞いていただこうと思って企画したわけです。したがって、そのシンポジウムの趣旨、目的に最も合致するように、できるだけ日米同盟を広く、できるだけ客観的に論じることができる人と、それからオスプレイという飛行機そのものについて技術的な問題を論じることができる人、これを日本とアメリカ側から、できるだけ客観的にこの問題を論じることができる人をみんなで議論しながら選んだということです。

以上


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