大臣会見概要

平成24年7月31日(08時32分〜08時38分)

1 発表事項

今日の閣議で、平成24年版防衛白書を報告し、了承を得ました。 今回の白書はご承知のとおり、この1年の日本の防衛政策、自衛隊の活動について、国民に分かりやすく理解していただくというために書かれ、 出版されたものですけれども、この1年特に、アメリカのアジア太平洋政策の変化、北朝鮮のミサイル発射や北朝鮮の体制の変化、 あるいは中国の周りに対するいろいろな種類の懸念、自衛隊にとっては、新しい戦闘機の導入、あるいは南スーダンへのPKOへの派遣等、 いろいろな事象がありましたので、これらを国民の方々にできるだけ分かりやすく理解していただくために、特にその点に配慮して書かれたものだということです。

2 質疑応答

Q:防衛白書なのですけれども、大臣の中で、今回の発行に当たって、一番の重点においた点、 それから今回の白書に向けた大臣の思いというところをお聞かせ下さい。

A:日本の周り、特に東アジアの情勢というのは、急速に変化をして、これは中国のみならず朝鮮半島でも1年の変化というのは、 非常に中身が濃いもので、相当丁寧に分析をしながら、国民の皆様にこの東アジアの変化に対して、アメリカがどういう政策を採り、 日本としてどういう防衛施策を進めるかということを、この記述を通じて国民に分かりやすく理解してもらい、国民の支持を得なければ、 日本の防衛政策はないわけですから、その点に特に配慮して今年の白書を記述するように指示したところです。

Q:その一方で、一冊の防衛白書に4人の大臣が1年の中で替わられるという事態になった中での、今回の防衛白書の発行ということになりましたけれども、 その中でその防衛政策の一部、物事が進まないというような懸念の声もありましたけれども、そういったところに関してはどのようにお考えでしょうか。

A:確かに日本の政治事情で大臣が、この白書の平成24年版を作成するに当たり、23年版の白書以降、大臣が変更するというか、替わりました。 しかし日本の防衛政策というのは、根幹は基本的に変わらないわけで、我が国の領土と国民の安全をどのように守っていくかということが、 日本の防衛政策の基本なので、個々の大臣のいろいろな業務上の政策とか方針とかというのは、多少それぞれの大臣の個性によってあるのです。 基本的な防衛政策の流れというのは変わっていないので、23年版のものと比較しながらお読みいただきたいのですが、 基本的な筋といいますか態勢そのものは変化していないということです。 情勢の変化にどのように柔軟に対応できる政策になるかということを、 できるだけ平易に説明しようとして作られたものだと理解していただければありがたいと思います。

Q:今回、中国に関してですけれども、「高圧的な態度が変わらない」、そして「太平洋への中国海軍の進出が常態化している」、 「軍の影響力が増大化している」、これは日本が今までの防衛白書の中になかった記述がいくつかあったのですけれども、 やはり中国に対する懸念あるいは警戒が高まったと理解してよろしいでしょうか。

A:警戒が高まったというのではなくて、これは日本だけではなく東アジア全体で中国がどういう方向に行くのかということについて、 一定の警戒心があるということは事実なので、我が方は我が方として、中国の特に海洋での行動、動きというのを、 できるだけ客観的に国民に説明しようとして、そこの記述には配慮して書かれていると理解しています。

Q:軍の影響力が増大化したというのは、どういうふうに理解されるのですか。

A:軍の影響力というのは、何に対する影響力かということですが、それはまだよく注意しないと。 軍の影響力というのは、例えばいろんな見方があるのですが、軍の中国の政治指導部に対する影響力とか、あるいは、軍の国民に対する影響力とか、 軍の周りの国に対する影響力だとか、軍の影響力といってもいろいろな側面があると思いますので、 それは、できるだけ白書をご覧いただけると分かるように、できるだけ客観的な記述になっていると思います。

以上


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