大臣会見概要

平成24年7月20日(09時42分〜09時58分)

1 発表事項

 私の方から最初に2件です。1つは、ご承知の通り岩国飛行場のオスプレイの到着及び陸揚げについては、アメリカ側から「23日になった」ということを通報してきました。もちろん、天候・気象もありますので変更有りうべしということです。その後の手順については、すでに皆さんに説明しているとおり、飛行機の方が必要なエンジン整備などを行っている間、日米では、2つの事故の事故調査報告が日本側に通報され、飛行運用の安全性が確認されるまでの間、飛行は行わないという日米間の約束をアメリカは遵守すると思います。まず、これが1件です。もう1つは、本年9月16日から27日の間に、アラビア半島の周辺海域で行われる米国主催の国際掃海訓練に海上自衛隊の掃海母艦と掃海艇を派遣することとします。この派遣の目的は、訓練に参加をし、海上自衛隊の戦技の向上すること、並びに参加国間の信頼関係を強化し、我が国として重視している海洋の安定、海上の安全保障の維持に寄与するものと考えており、ひいてはこれが日米同盟の強化あるいはグローバルな安全保障への我が国の貢献につながっていくものと考えております。その間、いくつかの国にこれら艦艇が寄港して、それぞれの国といろいろな訓練、国際交流を進めるものと期待されます。冒頭以上2つを私の方から申し上げ、後は皆さんの質問にお答えしようと思います。

2 質疑応答

Q:オスプレイの陸揚げについてですけれども、地元の方は依然として、安全性が確認されるまで陸揚げは「ノー」だという形で主張していますが、その形で今回陸揚げをされるということで、地元への理解を今後どのような形で求めていこうとお考えでしょうか。

A:山口県及び岩国市には、全体のスケジュールと日米間で約束した内容について、直接説明に参りましたが、加えて山口県、岩国市からも東京にいろいろな形で要請が今までも来ていますし、今後も来るということなので、そのような機会を捉えて、我が方から基本的な今後の取扱い方について説明しているところです。それ以外に、関係の議員あるいは党の関係者にも政策の内容について丁寧に説明して回っているというところです。

Q:説明を重ねることで理解を求めるしかないということでしょうか。

A:基本的に総理が先週末のテレビ番組でお話になったように、この陸揚げの全体のスケジュールについては、アメリカ側と調整の上、決めてきましたので、日にちはその時には分かりませんでしたが、今回、日にちがアメリカ側から通報がありましたので、この日にちどおりにアメリカが所定の手続きを踏んでくるということだと思います。

Q:今日、岩国や山口ではどのように説明されるのでしょうか。

A:この発表の直前に、あるいは直後にそれぞれのレベルに応じて、それぞれご説明するということにしていますが、県知事については、直接東京においでになるということなので、その時、私の方から直接お会いして説明すると。その他の方々については、東京がそれぞれの部署及び我が方が持っている広島の防衛局を通じて、それぞれご説明しているということです。繰り返しになるが、それだけではなくて、山口県選出の議員の方々及び与野党の党の要路については、ほとんど毎日、今からも行きますけれども、こうやって説明に回っているというところです。事前にも行っていますし、全部を事前にということがなかなかアポイントが取れなかったので、事後にも引き続き行う、ずっと続けていくというところです。

Q:今回の陸揚げの日程が正式に伝えられたのは、日本時間のいつですか。

A:昨日だと思います。と言いますのは、本当にこれは何度も申し上げたと思いますけれども、民間の輸送会社で、なかなか日程が分からなく、皆さんの方がむしろいろいろ情報が取れるので、例えば関門海峡をいつ通るなどというのは、もう一般に情報が公開されていますので、当初は正直言って昨日の段階で、日曜日の夜半になるのか月曜日の早朝になるのか、日にちさえ分からなかったのです。昨日まで。しかし、日曜日の夜半というのは、真夜中に着いてそのまま停泊するという説や、前の日に来るがそのままじっとしていて日が変わるのを待つという案や、次の日になって日が変わって早朝に来るという案や、いろいろなものが輻湊して我が方に入ってきて、最終的に23日に来ますということがアメリカ側から通報があったのは昨日です。

Q:23日の午前とか午後とか、何時頃着いて、いつ揚げるというのは。

A:分かりませんが、物事の常識として、多分、船が着いてすぐ揚げるというのであれば、23日の午前と考えるのが常識かと私は思っているのです。何かじっと待たなければならないような警備上の事情があれば、様子を見るということはあり得ると思いますが、それは全く船会社の行うマネージメントの問題であって、我が方はそこまでは関知しません。

Q:安全性の再確認の件なのですけれども、日本としての検証するチームのメンバーの概要とか、いつ頃アメリカに派遣したいというお考え持っているのかお聞かせ下さい。

A:いつ頃というのは、全くアメリカ側から事故調査の報告がもたらされて、我が方でこれを受け止め、まず一部で分析した後、どういうことを確かめる必要があるのかということを技術的に詰めてから行くということなので、正直なところ日程は確定しません。相手がいつこの調査報告書を提出するかによるということです。チームの中身をどうするかというのは、これは、後日全てのチームを発表します。ただ、そのときに説明があると思うのですが、チーム全体がそのまま行く、そういうことにはならないと思います。民間の方も入っておられて、いろいろな個人的な事情で、個人的な事情だから申し上げることは控えますけれども、身体の事由等いろいろあって、こちらで分析チームには入るが、アメリカに行くということはその中の一部ということなので、そういうものだと理解して頂ければよいと思います。

Q:専門家チームの派遣時期なのですけれど、2つの事故の調査結果が出揃ってからになるのでしょうか、それとも1つずつ受けて、その都度行くのでしょうか。

A:全く、我々も同じ問題意識を持っていて、ずっと議論をしているのですが、皆さん頭の中で考えて頂きたいのです。ある2つの事故があって、最初のものが出たとします。それで、こちらから派遣をするとします。そして、例えば4、5日とか、1週間とかで次のが出るということになったら、そういう効率と相手のチームのメンバーが概ね同じようなメンバーであれば、両方とりまとめて1回でできるということもあるだろうし、また実施する方はそういうことを考えると思うのです。でも、1つ目をやって、なかなか次のが出てこないといったときに、そこまで待つのが正しいのかという問題もあるので、1つ目の報告が出たあと我々が分析して、ある程度我々が分析したら、できれば速やかにまず1回目を送って、それから、2つの事故はそもそも海兵隊と空軍とですから、それぞれ航空機の持っている任務であるとか、飛行のパターンであるとか、航空機の基本設計はほとんど同じであれ、訓練の内容等は違うし、当然のことながら事故調査をやったメンバーは全く違うでしょうし、ヘッドにシビリアンが誰か入っているから、同一のというのは考えにくいのですけれども。別々の命令で、別々の調査委員会が編成されているに違いないので、別々に行くという手順を踏む。どうなるかはまさにタイミングによるので、我々も分からないが、相手もまだ何とも言えないということです。それぞれに行くという案と2つまとめて行くというのは、まさにその発表のタイミングと内容如何にかかっているとしかお答えしようがないと思います。

Q:掃海艇の訓練派遣なのですけれども、イランが追加制裁に反発を強めている段階で、そういう形で訓練が行なわれるということで、刺激するという懸念はいかがでしょうか。

A:イランとのということではなくて、アメリカ側が今回国際掃海訓練をアラビア海と周辺で行なうというのは、湾岸戦争のときからそうですが、例えばホルムズ海峡のように狭い海峡で、いろいろなリスクのある問題が起きたときに、掃海作業に従事する訓練技量を上げるために、言わば今までずっと適地として訓練が行なわれてきた海域でもあるわけです。何かどこかの国の特定の問題を想定してというのではなくて、もともと掃海艇が世界の中で派遣をされて、その訓練を頻繁に行なわれた海域でもあり、日本も今まで何度もあるので、今回も、アメリカが主催するこの訓練には、20近い国が、訓練に参加するということなので、ほとんどすべての国は、訓練の趣旨と訓練の内容というのを熟知して、訓練に参加するだろうと思います。そういう意味で、今のお話ですけれども、確かに中東というのは、少しイラン情勢を含めて緊迫状態がずっと続いていましたけれども、欧米の国とイランとのいろいろな協議が進んで、このところ、一定の緊張度が緩和されているという状態にあるわけです。しかし何があってもよいように、掃海の技量を多国間で訓練しておくということは、掃海を任務とする各国海軍の非常に重要な訓練の内容なので、それを多国間で演練しようということなのではないかと思います。

以上


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