大臣会見概要

平成24年2月21日
(10時26分〜10時38分)

1 発表事項

 環境影響評価書に対する知事意見の内容及び、これを踏まえた対応について申し上げます。昨日午後、沖縄防衛局は、普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書について、沖縄県環境影響評価条例の対象である飛行場の設置に係る知事意見を受領したところでございます。知事意見では、「地元の理解を得られない移設案を実現することは、事実上、不可能である」とし、「評価書で示された環境保全措置等では環境の保全を図ることは、不可能と考える」との厳しい見解を示しつつ、約180件の意見を含むものとなっております。これまで、防衛省としては、環境影響評価書の内容を沖縄防衛局のホームページに掲載する等の措置を講じてきたところですが、今後は、まず知事意見の内容を精査することとなります。その上で、当該意見を勘案し、評価書の補正をする等、法令等に基づき、適切に対応していく所存でございます。以上、環境影響評価書に対する対応を申し上げました。

2 質疑応答

Q:先ほど、「厳しい意見があった」ということなんですけれども、今回の意見書を受けて、今後、この普天間の移設に向けた具体的なスケジュールについて、どのようにお考えでしょうか。具体的に、埋め立ての申請の時期について、どのようにお考えでしょうか。

A:3月23日までに、埋め立てに係る知事意見をいただくことに、ごめんなさい、3月27日です。失礼いたしました。ですから、この知事意見を合わせて内容を精査していくという作業に入るところでございます。従いまして、今、ご質問がございましたこれからの時期については、更なる沖縄県のご意見を踏まえて、努力をしていくところでありますし、最終的には、評価書の補正を行うことになりますので、時期は今のところ決まっているところではございません。

Q:先ほど、「内容を精査して今後進めていく」と仰っていたんですけれども、具体的にどういった内容を精査されるのでしょうか。

A:ご存じのとおり、騒音の問題、あるいは、環境の問題が中心になると思っております。その内容、それぞれ項目が非常に多いわけですが、やはり、今回のご意見の中では、自然環境に対する問題、そしてまた、飛行場でありますから騒音対策、騒音の問題について、もっと情報を公開して、そして、皆様方に不安の無きように対処していくとこういうことが当然、必要であるというふうに、私も認識をしておりますので、やはり、情報を公開しつつ、皆様方にご不安が、無いように相当の努力をしていく、あるいは、工夫をしていくということが必要ではないかと私は認識をしております。

Q:本日、在日米軍の再編の見直しに関する課長級の協議が、アメリカの方で始まると思います。更に来週ぐらいには、審議官級の協議も予定されていると思うのですけれども、これらの協議に具体的にどのような成果をあげてほしいとお考えでしょうか。

A:ワシントンD.C.において、日米で担当者級協議を2月21日および22日の日程で行う予定ということで、昨日、関係者が渡米をいたしました。内容は、ご存じの共同発表をさらに具体的に日米で詰めていくということになるわけでありますし、基本的には、日米両国政府は、抑止力を維持しつつ、沖縄の目に見える負担軽減をできるだけ早期に実現するという考えのもと、西太平洋における米海兵隊の兵力構成や嘉手納以南の土地返還に関する進め方等について、今後数ヶ月間で具体的内容を精力的に詰めていくと。そのスタートになっておりますし、早期に結論を得るために全力で取り組んでいくことにいたしております。審議官級の協議につきましては、今、いわゆる日程は調整中でございますが、できるだけ早期に具体的な内容が進展するように、防衛省としても努力していくというのが現時点での状況でございます。

Q:昨日、南スーダンに自衛隊の1次隊の本隊が、入りましたが、改めて、この派遣について、なかなか国造りとか国際貢献という言葉以上の具体的なものが出てきていないような気がするのですけれども、どういう役割を求めるか、その戦略的な部分をお聞かせ下さい。

A:お話のように、南スーダンの本隊が到着をいたしました。また、近日中に隊長から直接報告を受けるという段取りになっておりますし、また、テレビ会談をするということで、皆さん方にも現地の状況を見ていただくという段取りになっております。今のところ、仕事としては、いわゆる、インフラの整備に取り組むということで話を進めておりますし、具体的には、道路の舗装等の仕事が、まずスタートになるということで報告を受けておりますが、これから南スーダンの国造りをお手伝いするということになるわけでありますので、やはり、多くのインフラの整備が国造りにはまず基礎になるわけでありますから、それの貢献をできるという仕事としてスタートするというのが現状でございます。

Q:現地では、かなり中国がインフラ整備ですとか、そういうことを進めているようですが、かなり中国が先行している状況について、どういうようにお考えでしょうか。

A:相当の国が、この南スーダンに派遣をいたしておりますから、それぞれの役割分担でやってきていると聞いておりますので、我が国には、今まで培ったものを発揮できるような分担をして、貢献をするということで、我が国としては、我が国のPKOの成果を発揮できる分野を取り込んでいくということで、進めてきておりますので、必ずや頑張っていただけるのだと思っております。

Q:環境影響評価書の件で、改めてお伺いすることになると思いますが、今回、非常に厳しい知事からの意見が出たということになりますが、今後どのように沖縄側を説得して理解してもらう、具体的に、どのように理解してもらうというふうにお考えでしょうか。

A:当然、このご意見を真摯に、そしてまた、真剣に、そしてまた、更なるご理解をしていただけるように、努力をしていくということに尽きるわけでございます。長年、この問題につきましては、防衛省も携わってきているわけでありますので、その内容については、私は多くの関係者が今までの調査というものを積み重ねてきたのだと思います。そういうものを更に詳細に検討して、是非この問題について、知事を始め沖縄県の皆様方に理解を深めていただくということを、一歩一歩、一つ一つ進めていくというのが、努力の状況になるわけでございますので、これから、私もこの厳しいご意見を、内容を直に把握をして、指示ができるものは指示をしていければと思っています。

Q:「ご理解を深めていく」、「求めていく」と仰ったのですけれども、理解が得られない限りは手続きを進めないという認識でよろしいでしょうか。

A:当然、地域の皆さん方のご理解なくして先に進めるわけにはいきません。当然手続きを一歩一歩進めるために、更なる努力をしていくということに尽きるわけでございます。

Q:公告縦覧とか、埋立承認申請とか、今後の手続きがあると思うのですけれども、それも理解がなければ進めないという認識でよろしいでしょうか。

A:理解をしていただくように、最大限の努力をしていくと、そして手続きを進めたいというのが、今の状況でございます。当然、ご理解いただかなければ、先に進まないわけでございますから。

以上


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