大臣臨時会見概要

平成23年12月2日
(20時08分〜20時26分)

1 発表事項

 私の方から、冒頭簡単な御挨拶をさせていただきます。本日沖縄にまいった目的は、先般29日の田中前沖縄防衛局長の発言に伴っての問題が、我々防衛省の中で大変重要な沖縄県との信頼関係を揺るがす大変大きな問題だという問題意識の中でこの問題に対処してきたわけですけど、国会の予定等もあって、私がすぐこちらにまいれませんでした。本日、県議会の開催中、大変忙しい中でございましたけれど、仲井眞沖縄県知事さん、高嶺県議会議長さん、玉城副議長さん、それから渡嘉敷米軍基地特別委員会の委員長さんにお目にかかって、お詫びの御挨拶をする時間を設けてもらいましたということで大変感謝いたしています。大変厳しい状況にありますので、しっかりと我々防衛省・自衛隊が一丸となってこの難局、この信頼感を失いつつある現状に対してしっかりと責任を果たしてまいりたいと思っているところです。

2 質疑応答

Q:知事並びに議長との会談を終えて、現在の心境はいかがでしょうか。それから大臣の真意は伝わったとお考えでしょうか。知事は大臣の言葉をどのように受け止めたと考えでしょうか。

A:今回の田中前沖縄防衛局長の発言に関わる沖縄県民の心に対する傷というものは相当大きなものがあると。それから信頼を回復するというのは並大抵のことではなかなか回復できないという趣旨のご発言もございました。私は大変今回の田中前沖縄防衛局長の不適切発言に纏わることは非常にこれから大きな我々の課題であると、乗り切るには大変な事であるなという思いを改めて致しておりますし、またしっかりと沖縄県内にもたくさんの防衛施設、あるいは防衛省・自衛隊の職員の方々もいますので、そういう面ではその人達の任務に悪影響がないようにしっかりと責任を果たしていく中で、一歩一歩、信頼関係を作り上げていきたいとそのように率直に感じました。知事さんがどういう思いかというのは、それは私自身が知事さんの気持ちは知事さんに聞かないと分からないところもありますけど、知事さんの大変なお怒りの気持ちというのは私自身も理解できます。そういう面では沖縄の懸案事項はたくさんありますが、そういうものについては、我々は従来以上に沖縄県民の目線に立ってしっかりと乗り越えていくということに尽きると思っております。

Q:田中前沖縄防衛局長の侮辱した発言について、先程知事からあったように、沖縄の反発はものすごく強まっています。現在開会中の県議会でも環境影響評価書の提出を断念すべきという声も極めて強くなっております。大臣は先程、「これから信頼回復は並大抵な事ではできない」と仰いまして、これはこの一ヶ月弱では難しいのではないかと思いますけど、そういう中で環境影響評価書の年内に提出するという方針は変えないのかという点ともし変えないとするならば県民の民意よりも米国の合意を優先するということに捉えますけども、そのことについてどのように感じていますか。  A:先程冒頭で言いましたようにこれからの今ほど貴方がお話になった手続き上の事を言っておりませんし、田中前沖縄防衛局長の不適切発言について、明確に沖縄県知事さんなり県民の代表の方々にお詫びを申し上げたいと。まずそこからスタートしたいという思いで、今回訪問させていただいておりますので、今お話のあったような手続き上等のお話は、私自身今回は触れず、また予定には入っておりません。私自身これまでも沖縄県民の負担軽減については、米国側にもしっかりとものを言ってきていますし、そういう面では今日こちらにまいった目的はお詫びをしながら信頼を回復することに当面は全力を尽くすということに尽きるというふうに私は思います。

Q:年内に評価書提出・・・

A:この場では触れるつもりはありません。

Q:方針は変わらないわけですね。

A:ですから、この場ではお話はできません。

Q:信頼を回復することにこつこつやっていらっしゃるということですが、具体的にはどういったことを重ねていかれる予定ですか。

A:それは、沖縄県内に約7千名の防衛省・自衛隊の職員もお世話になっているわけでございますし、それぞれの基地なり職場で一生懸命努力していると思いますが、今回のこの不適切発言の中で、そういう皆さん方がしっかりとした責任ある任務に悪影響のないようにしながら、地域の住民、沖縄県の各自治体の皆さん方、県当局なり、そういう皆さん方の信頼を回復できるように、しっかりとそれぞれの分野で努力を重ねていくということが先決でありますけれども、私自身は最高責任者でありますから、先ず本日は、知事さんと、県議会の代表の方にそのお詫びの御挨拶をさせて頂いた。これからしっかりと信頼回復のために、誠実な謙虚な態度で臨んでまいりたいとそのように思っております。

Q:野党側はですね、今国会で大臣に対する問責決議案を提出する方針を決めているんですけれども、国会の情勢を考えるとですね、問責決議案が可決される公算もあるというふうにも見られるんですが、大臣はですね、今後も身の処し方についてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

A:私はまだ国会の動きは具体的に正確な情報はまだ聞いておりませんので、そのことについてはちょっとコメント出来ませんけれども、国会の中でも厳しいいろんなご意見があるというのは重々承知しておりますので、これから私自身は防衛大臣に与えられている職責をしっかりと責任を持って、全うしたいというふうに思っております。特にこの12月に入って、防衛省関係の懸案事項がいくつか、予算の面でもございますし、そういう面ではこの重要な時期しっかりとそういう懸案事項の解決に向けて努力していきたいと、そういう気持ちでいっぱいでございます。

Q:今回の事件で先ほど大臣がおっしゃったように、政府間と沖縄間との信頼をですね非常に傷つけたというような内容がありましたけれども、同盟国であるアメリカの方からの問い合わせがあったのかどうか、あるいは、アメリカに対して何らかの釈明をしたのかどうか、そのあたりがあればお教え頂きたいと思います。

A:アメリカサイドから我々に対してこのことについて、直接の問い合わせ等は、私自身は受けておりませんしかし、この前沖縄におられます四軍調整官の方にお会いしたときには、今回の田中前沖縄防衛局長の発言のことが大きく報道されておりますけれども、このことについては、我々も沖縄県民の信頼を向上させるために努力をしていきたいという趣旨のことは、沖縄県の四軍調整官の方には、この前東京でお会いしたときにお伝えを致しておりました。

Q:先ほど、大臣は具体的な正確な情報は聞いていないということなんですが、実際には問責決議についてですね、自民と公明党が出す方針を決めていると、国会の情勢を見ても可決する公算がかなり大きいと、こうした国会が混乱することに当たって、ご自身の立場がですね混乱を与えることについてどのように思っているかということと、あと、そのことについて、総理とお話しする、例えば土日にお話しする予定は。

A:そういう予定は持っておりません。国会に対する対応は先ほどお話ししたとおりでございます。

Q:今回の沖縄訪問について、野田総理から具体的な指示があったのでしょうか。

A:今朝の閣議の後も、沖縄県知事あるいは県議会の皆さんにお会いして、しっかりとお詫びを申し上げて、ということを総理にお伝えしておきました。総理からもしっかりお詫びをしながら、県知事さんにもこれからの我々、内閣としても誠心誠意対応するとのことを伝えて欲しい主旨のことだったと思います。

Q:問責決議のことなんですけれども、仮に可決された場合、身の接し方なんですけれども、どうされるお考えなのか。

A:国会の動きというのは、私自身は正確にはどうなっていくのかは読み切れないわけですから、今ここで何かコメントすることは、ちょっとこれ以上のことはできないと思います。党の幹部なり、そういうところとそのことについて、何ら意見交換しているわけでもございませんので。

Q:午前中の会見の時に問責決議案について、大臣ご自身のお考えとして、なかなか野党側の人に自分の発言とか行動というのがなかなか伝わっていないんじゃないかと言われていたんですが、逆に言うと、問責決議を提出する理由には当たらないと考えているのでしょうか。

A:今仰っている中身がどういう理由だと正確にはまだ分からないけれども、例えば、昨日の委員会のああいう発言にしても、私はああいう場で詳細に説明する正確の事案ではないという思いは持っておりました。ただ、沖縄県の歴史的には大変いたたましい事件だったことは間違いないわけですし、すでに16年以上も経過しております。その事件が引き金となったいろんな米軍基地の、こういう普天間基地の問題等々、そういうことの引き金になっていることは間違いないと思っておりますし、そういう面ではやはり沖縄県民の皆さん方の怒りというものを、我々もしっかりと受け止めながら米軍基地の負担軽減というものについては、より一層取り組んでいきたいという気持ちでございます。そういったことも、委員会の場で事件の内容を詳細に説明しろというような話題だったので、それは性格上、少女暴行事件ですからあまり詳細にその場で話をするというのは適切でないだろうという思いがございました。その他にもいろんなことを二つぐらい言われたことはありますけれども、私はいちいち弁解するつもりもございません。ただ、確かに私自身の発言が軽率な面があったということは深く反省しておりますけれども、防衛省のこの大きな組織の中で国民の生命・財産をしっかりと守ると、国の安全を保つというその任務からすると、そのことに全力投球することが非常に重要ではないかなというふうに私自身は思っております。

以上


御意見御要望
大臣記者会見概要一覧へ戻る
新着情報一覧へ戻る
トップへ戻る

(C) 防衛省・自衛隊