大臣会見概要

平成23年12月2日
(08時50分〜09時08分)

1 発表事項

 私の方から2点報告させていただきます。一つは、本日、私が今般の沖縄前防衛局長の発言に関することにつきまして、沖縄県及び沖縄県知事さんに対して、お詫びをしたいということで、沖縄を訪問させていただきます。今、県議会が開会されておりますので、夕刻以降の時間帯になろうかと思いますけれども、そういう予定を組ませていただきました。当然、この謝罪の気持ちをしっかりと伝えるということが中心でございますが、沖縄の県民の皆さん方の心を傷つけているという感じもいたしますし、また、いろいろな面で信頼を損ねてきているという感じもいたしますが、安全保障の問題というのは、非常に重要な問題でございますので、自衛隊の施設等につきましてのこれまでの運用なり、これからの防衛省・自衛隊に対するご協力を引き続きよろしくお願いしたいということも含めてお願いを申し上げたいと思っております。それが今日の沖縄訪問の目的でございます。それからもう一つは、小松基地所属のF−15の機外タンク落下事故というのが発生してから、相当時間も経過しておりますけれども、事故調査委員会において、調査結果の結論が得られましたので、本日の午後、その事故の原因と再発防止策について、担当の方から公表するという予定を組ませていただきました。本件については、小松基地を始めとするF−15配備基地周辺の自治体にご理解を得るということが大変重要でございますので、しっかりと今回の事故原因、再発防止について説明を行うように指示をいたしております。特に、私自身の地元でもございますけれども、小松基地所属のF−15の落下事故ということについては、落下したのは能美市であり、隣りは小松基地の小松市でございますけれども、今回、地域住民の皆さん方にご迷惑、ご心配をおかけしたわけでございますので、また改めてお詫びを申し上げながら、今回の事故の原因、再発防止についてしっかりと周辺の関係する自治体、地域住民の関係者の皆さん方に説明をしてまいりたいと思っております。

2 質疑応答

Q:沖縄訪問のことなのですけども、先日、中江防衛事務次官が沖縄を訪問して、仲井眞知事に謝罪するとともに、アセスの年内提出の方針については、今までどおりの方針でいくという旨を伝えたところ、仲井眞知事の方は、不快感を示されたということなのですけれども、今日、大臣が沖縄に行かれた際に仲井眞知事に対して、このアセスの年内提出の方針は、今までどおりということでお伝えになるのでしょうか。

A:今回の沖縄訪問の目的は、先ほど言いましたように、前沖縄防衛局長の発言に対するお詫びということを中心に訪問いたしますので、環境影響評価書の手続き等については、私の方から特に話題を出す予定はございません。

Q:昨日の国会の答弁の中で、95年に沖縄県で起きた米兵による暴行事件について、「詳細を知らない」という趣旨の発言をされたことについて、野党側からは、問責決議案を提出するという検討も出ているというようなことですけれども、このことについて大臣ご自身はどう思われていますか。

A:私自身は、95年の金武町においての少女乱暴事件というのは、知ってはおりましたけれども、正式の委員会の場で詳細に説明する事案と異なると思いましたので、あの場合は「知りません」という答弁をしましたけれども、やはり関係者が当然いらっしゃるわけでございますし、ああいう場で詳細に内容について説明する問題ではなかったと思っております。ただ、この事件というか問題は、その後沖縄県の基地の整理・縮小のいろいろな運動に繋がってきている問題でもございますし、また沖縄県民のこの基地問題に対するいろいろなお気持ちを、傷つけたという面では、歴史的に大変痛ましい事件であったということは、私自身も理解しておりますし、普天間問題も今現在も大きな課題でございますけれども、その原点はその事件の中にもあると承知いたしておりますので、本日沖縄に行った場合に、そういうことももし話題になれば、私自身の考え方をしっかりお伝えしていきたいと思っております。

Q:その事件がきっかけとなって、その後、SACO合意というものが15年前の今日になされたのですけれども、やはり、15年間という長い月日が経っても、なかなか普天間をはじめとして、遅々として進まない現状があるのですけども、このことについて、受け止めをお願いしたいのですが。

A:当時の橋本内閣だったと思いますが、今日は、12月2日ということでは、まる15年ということになるのかもしませんが、大変長い年月が経過している中で、そういった懸案、普天間飛行場の移転問題が解決していないということは、ある意味では非常に深刻な問題だと思っておりますし、そういった長い経過の中で、いろいろな課題が包含されていると思いますので、その辺り、我々もしっかりと受け止めて、これからの対応にしっかりと反省するところは反省をし、また、いろいろな沖縄県民の声に真摯に耳を傾けながら、更に一層、粘り強い努力が必要かと。また、対アメリカ側とのいろいろな折衝ごとについても、しっかりと我々としても意見というものを整理して、言えるときにはしっかりと述べるということも含めて、いろいろな教訓を与えられていると、私はこの15年間の歴史を考えた場合にあるのではないかと思っております。

Q:今日、沖縄に行かれるということなのですけれども、最初は、前局長の発言の問題があって、直ぐに次官ではなく、政務三役、大臣が自ら行かれるということにならなかった理由は何ですか。

A:理由というのは、国会の予定がもう入っておりましたので、それは当然優先すべきだと思っておりましたし、そういうものともう一つは、沖縄防衛局長というのは、事務方の責任者、沖縄の最高責任者でございますので、まず事務方の最高責任者であります事務次官の方から、知事さんにお会いをしてお詫びと説明と言いますか我々の気持ちをまず伝えていただきたいということをお願いしたわけでございます。気持ち的には、私は直ぐ飛んでいきたいという気持ちございましたけれども、そういう予定の中で動いておったということでございまして、今日は先ほど言いましたように県議会がもう既に始まっておりますので、こちらもある程度予定を組み、国会の日程を見ながら、こういうスケジュールになったということでございますので、今後ご理解をお願いしたいと思っております。

Q:沖縄行きの件なのですけれども、お詫びの気持ちを伝えられるということですが、それであれば、先日、次官が伝えたことと同じ内容をまた繰り返し伝えるに過ぎないということで、沖縄県の方から、「それだけで来てもらっても困る」というようなことも一部聞かれるのですけれども。

A:それは実際にお会いしてみないと、どういうご返事がいただけるか分かりませんから、それは誠心誠意私の気持ちをお伝えするということでございますし、当然防衛省として、自衛隊としましても沖縄県にいろいろな面でお世話になっているわけですし、我々防衛省・自衛隊の隊員なり職員もたくさんいるわけでございますので、そういう人達にもしっかりと任務を果たしてもらいたいという気持ちもございます。やはり沖縄県民、沖縄県知事さんを始め、各自治体の皆さん方に、こういうことについては大変申し訳ないことであったわけでございますけれども、引き続き、しっかりと我々のいろいろな業務に協力していただけるように、私の立場からお願いするというのは、また非常に大事なことではないかと思っています。我が国全体の安全保障という問題も含めて、そういう意味では沖縄県というのは、特に自衛隊は、いろいろな面でお世話になっているところですから、しっかりと私自身の気持ちをお伝えしたいと思っております。

Q:その中で、野党から問責という声も上がっておりますが、監督責任ということも聞かれると思うのですけれども、大臣ご自身の何らかの形でのけじめとして示されるお考えというのはあるのでしょうか。

A:今、国会の中での動きは国会の中でご判断されるのだろうと思いますけれども、私自身の責任問題は、本人の最終的な処理の仕方もまだ確定しておりませんから、それと合わせて何らかの格好を取りたいと思っております。

Q:先程、問責決議の話が出たのですが、野党側が問責決議案の提出に対して動くということと、問責決議案が可決された際の政治状況というのは、大臣はどのような感想をお持ちでしょうか。

A:いや、私はそういうのは想定しておりませんから、感想は持っておりません。

Q:沖縄県選出の国会議員から、「前田中局長を罷免すべきだ」という意見が出されていますけれども。

A:罷免という意味が正確にはわかりません。

Q:職を解くだけではなくて、懲戒解職にすべきだということですが、大臣としては罷免するお考えはありますでしょうか。

A:罷免というか、ああいう格好で更迭人事は発令しておりますけれども、その後の処理については、今検討中でございますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。

Q:何らかの処分は考えておられるということでよろしいのでしょうか。

A:本人ですか。もちろんそうです。

Q:大臣ご本人は、辞められるという考えはないのでしょうか。

A:私自身は引き続き、今内閣の中で安全保障の問題、重要な任務を仰せつかっているわけですので、しかも今の普天間問題を始め、沖縄県に関する懸案事項はたくさんございますので、それをしっかりと責任を持って実施したいという気持ちでいっぱいであります。

Q:そうすると大臣自身の身の処し方としては、例えば大臣給与を返納されるとか、そういうような。

A:そういうことも含めての整理をさせていただいております。

Q:先程、F−15について言及がありましたけれども、訓練飛行とかはどういう形になりますか。再開するとか。

A:訓練飛行については、この前、説明しましたとおり、機外のタンクを外しての訓練というのは、小松基地を除いて再開しておりますけれども、また、小松基地のパイロットの技量を維持するための訓練というのは、他の基地を使ってさせていただいておりますが、今回、最終的に原因が究明されたということに伴ってのタンクを装備しての訓練再開については、やはり関係する自治体なり関係者のご理解の上でものごとを進める必要があると思っております。専門的・技術的にしっかりと説明した上でご理解を求めて参りたいと思っております。

Q:さきほど問責のところで「想定していない」というお考えを言われたんですが、これは「野党が出すことは想定していない」ということなのでしょうか。

A:私自身はそういう事態になってきたという経過がちょっとわからなかったものですから。私自身のいろいろなことをポツポツと言われておりますけれども、私自身のいろいろな発言なり行動がなにか正確に掴まれていらっしゃらない面があるんじゃないかと思いますけれども。そういうことを私がいちいち弁解する必要もないかもしれませんけれども、私は自分の責任をしっかりと果たしていくということに全力を投球したいという気持ちでいっぱいでございます。

Q:馬毛島の件なのですけれども、先日、地元の首長さん達が、「来年度予算に計上しないように」と副大臣に要請されましたけれども、改めてご所見をお願いします。

A:私自身はあのときの言い方は正確には覚えておりませんが、馬毛島に関する経費というのは24年度予算要求上は一応、仮置きの姿でのっかっているわけです。今、最終的に政府予算を作る段階では、当然、ある程度詰めたものの内容で整理しますけれども、その段階で私が指示しているのは、当然、必要な経費等については、それを執行する段階では、地元の自治体等の了解を得た上で執行できるような予算にしておいてほしいと指示を出しております。だから、こちらが一方的に自治体の了解なしに予算を執行するということにはするつもりはございません。

以上


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