大臣会見概要

平成23年11月25日
(08時38分〜08時48分)

1 発表事項

 私の方から報告させていただきます。1つは、福島県内の警戒区域等における自衛隊による除染協力という案件です。これについては、かねてから内閣の中で一つの方向性が出されておりましたけれども、来年1月以降に環境省の直轄事業として、本格的な除染活動が開始されるということでありますので、その前段として、しっかりと除染事業が軌道に乗るように、12月中ぐらいに自衛隊で本格的な除染活動の拠点となる施設等について、除染事業を先行的に対応して欲しいというお話がありまして、我々も事前のいろいろな調整、それから現地の状況等の調査を実施して参りました。23日にも副大臣に現地へ赴いていただきまして、地元からの強い要請を受け、またいろいろな現地の視察をした結果、環境省、東京電力、それから地元自治体等の協力の下で、自衛隊として除染支援を行うことは可能であると判断いたしました。その中で、昨日、私の方から統合幕僚長に対して、楢葉町、富岡町、浪江町、飯舘村の各役場の除染協力について、所要の準備を開始するように指示をいたしました。具体的にいつからということは、まだこれから詰めますけれども、そういう基本的な方針で臨んで参りたいと思っております。また、23日に渡辺副大臣が現地に入った折にも、建物の中と外で線量の数字も、相当違いが見られているということもございましたけれども、基本的には自衛隊の皆さん方がしっかりと現地で作業する環境、装備品等の対応は万全を期して参りたいと思っております。それと、南スーダンの司令部要員の派遣の件でございますけれども、自衛隊員の中から、隊長として中村晋士(なかむらしんじ)、隊員として細川拓彦(ほそかわたくひこ)の2名を司令部要員として派遣することを内定しております。本日、午後に本人に対して辞令を交付し、また私のほうから本人に激励をしたいと思っております。

2 質疑応答

Q:火曜日から水曜日にかけて、中国海軍の艦艇が沖縄と宮古島の間を通過したということですけれども、それについての大臣の受け止めと今回の行動の目的等をどのように見ていらっしゃるか伺います。

A:これは、常に海上自衛隊がそういった地域については警戒監視中でございましたけれども、海上自衛隊の護衛艦及びP−3Cにより、中国艦艇6隻が沖縄本島と宮古島の間を通過したということを確認いたしております。今般のこうした中国海軍艦艇の活動につきましては、中国側からの情報によりますと、年度計画内の定例的な訓練であるという旨の説明をしているというように承知しております。防衛省としましては、中国側の明確な目的や意図については確かめているわけではありませんけれども、こうした中国艦艇等の動向については、引き続き注視して参りたいと考えておりますし、我が国周辺の警戒監視については、引き続き万全を期して参りたいと思っております。

Q:南スーダンのPKOの関係ですけれども、一部報道で施設部隊の宿営地を確保できないために先遣隊派遣が大幅に遅れているというような報道がありますけれども、事実関係はいかがでしょうか。

A:私達は、当然ながら宿営地の問題も含め、施設部隊の準備的なことはやらせていただいておりますけれども、現地のいろいろな情報を正確に掴みながら、しっかりと今度派遣する施設部隊が任務を果たせるような環境を整えていかなければならないと思っております。今、一部、バングラデシュが使っている宿営地の後を我々が活用するという考え方がひとつあるわけです。バングラデシュの隊員がどのタイミングでそこを出るかというところがまだしっかりとした格好で掴めていないということだろうと思います。それが同時並行的に我々施設部隊と南スーダンに入るということであれば、南スーダンに入る施設部隊の宿営地は更にしっかりと用意をしなければならないということですから、そこのところを今、いろいろと情報を掴みながら見極めつつあるというところです。

Q:当初予定していた1月よりも遅れるという可能性も出てきたということですか。

A:そんな大幅に遅れるものではないと思います。

Q:陸自による除染活動の開始時期なのですが、だいたいの目途としてはいつくらいなのでしょうか。

A:12月末に作業を終えたいと思っていますから、実際に行く場所の除染活動がどれくらいの日数を要するかということは、まだはっきりとは聞いておりませんが、1週間なり10日なりというものは要するのではないかと思います。ですから、12月の上・中旬くらいにはそういう作業に入れる格好で準備するということではないでしょうか。

以上


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