大臣会見概要

平成23年8月12日
(09時37分〜09時45分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:まず中国の空母についてお伺いしますが、10日に空母「ワリャーグ」が試験航行を開始したと新華社通信が伝えました。この動きを日本政府として、どのように捉えているか見解をお願いします。

A:まず第一に世界全体を眺めても極めつけの大国であるということは、間違いのないことであるし、また、我々が位置する東アジアあるいは太平洋全体にとっても、大変大きな存在であるわけです。そういう意味からすれば、新しい空母というような機動性があり、また攻撃性も強い、そういうものがどういう理由で中国とすれば、必要なのか、そしてまた、どういう目的で行うのかというようなことの透明性は、しっかり大国として明らかにして欲しいということであります。現時点で明らかでない中で、既に動き出しているということに対しては、我々とすれば、様々な情報収集等もしなければなりませんけれども、地域に大きな影響を与えることは間違いないので、警戒感を持って見つめていきたいと思っています。

Q:民主党代表選についてお伺いしたいのですが、菅総理が退陣条件としていた2法案が成立の見込となりまして、党執行部の方では、民主党代表選の日程調整を急いでいます。月内に開催したいというような意向のようですが、大臣は、時期はいつ頃が望ましいとお考えでしょうか。

A:最初から時期がありきというのはおかしいです。実は、私は今日、閣僚懇のことは一切言わないということになっていますが、閣僚懇というよりも党の代表という立場の総理に一言申し上げておきました。この間の様々な国会内でのやり取りがあって、しかも、特例公債法という国民生活に影響の極めて大きいものを処理するために、様々な妥協があったことは残念な部分もありますが、一定の許容範囲ではあるかと思います。それをもってして、野党との交渉に爪先立ちして、政権与党の代表選を設定するなんていうのは、全く逆さまな論理です。我々が今、国会で多数派を形成して、内閣を形成できているのは、地方の力があってのことですから、この間の経緯をきちんと地方へ伝えて、幹事長会議とか各県連の代表者会議だとか、そういうものをきちんと行って、そして、新しい代表を選ばざるを得なくなったということをみんなが納得した上で、しかも、どういう政権構想を持った人、マニフェストとの整合性、そういうものを整理した議論が、正々堂々と闘わされる一定の期間というのは、どうしても必要なのです。そういうことに対する菅代表の指導力は、しっかりして欲しいということを申し上げておきました。今、地方の人達を完全に無視したように、党の執行部の方から日程が先行的に漏れてくるなんていうのは、政党とすれば末期症状に近い話であって、ここでしっかり立て直すべきだと思います。

Q:投票方法について、大臣は以前、「党員やサポーター、地方の声を含めて」というようなお考えでしたが、今回に限っては国会議員だけで。

A:私は希望として申し上げたわけで、その裏には今申し上げたような、地方にしっかり情報を提供するということで、制度的にきちんと決まっています。それから、任期途中ということで、その救済措置として両院議員総会対応というのはあるわけですから、そういう意味においては、地方によく説明をしなければいけない。今度、新しくできると思われる政権は、あくまでも菅代表の残任期間の暫定代表であると同時に、内閣を形成すれば、私は次の正式な代表選に向けての暫定政権だろうというふうに思いますので、自らそういう考え方を基準にして地方に伝えて、みんなの納得する中で代表選を行うべきだと思います。

Q:その代表選ですが、争点について、増税・反増税ですとか、小沢対反小沢とかいろんな争点があろうかと思いますが、大臣はどのようなところを争点に戦うべきだと思われますか。

A:政権を担う政党、与党というのは、国民に対して全責任を持って、強い意志を持ってやるべきだということが基準ですから、どういう政策で争うとかそんなことは予め言うべき話ではないです。ただ、厳然として残っているのは、マニフェストを国民に提示して政権を獲ったわけですから、そこのところをもう一度、まだちょうど半分の2年目ですから、あと2年努力するということは国民も期待を持っているだろうというふうに思いますので、マニフェストが基準で、その上で現実にどう対応していくか、特に、東日本大震災という大きな財政出動を伴うものがあったのですから、そこのところは、今度の代表選では、その整合性を取ったような議論にするべきだと思います。

Q:終戦記念日が近づいていますけれども、8月15日前後に又は8月15日に靖国神社に参拝する予定があるかどうかが一点と、戦没者に対してどのような思いを持たれているのでしょうか。

A:靖国神社に参拝するかしないかということを毎回取り上げるというのはナンセンスな話で、政治家一人一人の心の問題ですから、そんなことを問いかけられて、いちいちお答えをして、それがいかにも国際的に影響があるが如き今のマスコミの論調はおかしいです。私は少なくとも先の大戦のことはいささか承知しておりますので、学生時代に行き会った「きけわだつみのこえ」を8月15日には必ず開いて読み返しているということだけは申し上げておきます。


御意見御要望
大臣記者会見概要一覧へ戻る
新着情報一覧へ戻る
トップへ戻る

(C) 防衛省・自衛隊