大臣会見概要

平成23年7月29日
(08時38分〜08時45分)

1 発表事項

 皆さんにも参加していただいた方もあろうかと思いますが、東北方面総監の下にいる政策補佐官の須藤さんの報告日誌がまとめられて出版されまして、出版記念会を昨日行いました。これは役割として上司に報告をするということではなくて、単なる私信を本部にいる同僚に送ったというようなことで、非常に内容的には偏りのない、しかも文体もなかなかユニークで読みやすいのですが、その中に我々が注目しなければならないのは、発災当初から壊滅的な被害を受けながらも市町村によって国がやるべきこと、あるいは県がやるべきこと、市町村がやるべきこと、そういうものをお互いに上手に助け合ってやっていけるところと、そうでないところなど様々なことがありまして、そこのところを批判とかそういうことではなくて、淡々と自分の目で見た事を記載していますので、是非皆さんにも読んでいただきたいと思います。日本の社会を構成する公的部門の役割の分担、そういったものをもう少しお互いに理解し合って、非難の応酬でないものの糧になればいいかなというような気がいたしましたので、全閣僚や副大臣、その他の皆さんにも是非読んでもらいたいと思って、私の方から各省へも差し上げたいと思いますので、皆さんも是非目を通していただきたいと思います。私の方からは以上です。

2 質疑応答

Q:中国政府が空母の研究と改修を進めているようなことを正式に発表されましたけれども、このタイミングに政府が発表した意図をどのように考えられるかということと、日本の防衛政策にどういう影響を与えるとお考えでしょうか。

A:「中古空母をプラットフォームとして改修を行い、科学研究及び訓練に使用する」「試験航行の具体的な時間は、プロジェクト全体の進度に基づき決定される」といったような公式な発表がありました。我々もそれに類したことが進展しているということはおおよそ承知をしておりましたけれども、ただ、全体における依然とした透明性の無さと、どういう目的をもってそういうことをするのかというようなことがはっきりしませんので、我々とすれば、この地域における懸念材料であると思いますので、引き続き中国に対して透明性の確保、そういったようなことを要求していきたいと思っております。

Q:民主党内では、今の政治の混乱を抑えるために、菅総理に党の代表は辞任してもらって、総理はそのまま続けてもらうという「総代分離論」というものを囁く人もいますけれども、「総代分離論」についてどのようにお考えでしょうか。

A:茶飲み話や酒を飲んだ時の話、あるいは政治全体に対して責任を負わない、あるいは未熟で思いが至らないというような様々な発言に一々コメントするのは、私の能力からすれば難しい。

Q:一般論として、今の状況があり得るとお考えですか。

A:そんなことはあり得ない。

Q:中国の話ですけれども、やはり南シナ海の問題もそうですけれども、大国としての振る舞いをどのように学んでもらうのか、各国から働きかけてということは難しいところだと思いますが、日本としてはどういうような働きかけを中国に。

A:つい2日前も馬暁天さんがおいでになって、次官級会談でこれに類する話合いはきちんとしましたし、ASEANと米国、日本も当然そこには高い関心を持っていますが、様々な中国との紛糾問題があることに対する米側とASEAN諸国との連携に中国が神経を尖らせているということの一つの現れだろうと思います。そういう意味から少し早めの発表になったのではないかと感じています。中国に対しては、いずれにしても信頼を勝ち得ていくためには透明性を確保するようにやっていきたいと思っています。

Q:関連しますが、列車事故をどうご覧になりましたか。

A:あれだけの大国が総力を挙げてやったものが、ああいう悲惨な事故を起こしたということで、やはり死者は蘇りませんから、鎮魂の意味でも徹底した調査、真相の究明、そして事後対策といったものが当然国家として採るべき姿勢であろうと思います。そういう意味では、温家宝首相が自ら乗り出したということは非常に意味のあることだと思います。

Q:マニフェストの先日の幹事長と総理の謝罪について、党内からかなり批判が寄せられていて、復興増税についてもかなり反発する声が強いのですが、野党との子供手当や特例公債法案の合意が党内の反対でなかなか見通せない状況にもなってきていると思うのですが、党内から強い反発が出ることについて改めてどうでしょうか。

A:それは議論を透明化させているから、一時はそういうものが現象として現れるけれども、それはやっぱり執行部がきちんとまとめて行く能力は持っていると思います。


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