大臣臨時会見概要

平成23年6月4日
(19時24分〜19時39分)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:大臣は精力的に二国間会談をこなしましたけれども、今日の一連の二国間会談の成果と、特にその中で日中防衛相会談は大分時間も長引いていましたけれども、どういった成果があったのでしょうか。

A:今日はロシア、オーストラリア、韓国、中国、シンガポール及びベトナムの各国防相と二国間会談を実施いたしました。各国との防衛協力の深化や地域情勢について意見交換をしたということであります。それから我が国からは、東日本大震災に対する各国からの支援に対し、感謝の意を表しまして、また自衛隊の対応や原発の状況を説明を致しました。各国国防相からは、震災被害からの一日も早い復興を祈念し、災害救援や海上安全保障等の分野において、我が国が果たす役割への期待感を表明されました。特徴的なことは、既に報道されておりますけれども、被災地の方々が非常に冷静、整然と行動をして不法行為がほとんどなかったということについて、日本人のスピリッツについて驚嘆すると同時に、尊敬に値すると言っておられました。その日中防衛相会談でありますけれども、双方戦略的互恵関係を基盤としつつ、両国の防衛当局間で、「冷静に」ということを強調されまして、冷静に対話を進め、防衛交流を安定的に継続推進することで一致しました。また私の訪中については、梁光烈国防部長よりこれを歓迎するという発言がありました。さらにまた途絶えていた民間の交流、笹川財団のことだと思いますが、これについても出発前に許可を出してきたと、いうようなことを言われました。それから海上での日本側からも抗議を申し込んでありますが、中国側からも抗議が来ている問題について発言がございました。私から中国の国防政策や軍事力の透明性向上に向けたさらなる努力とともに、近接飛行事案の再発防止と平和裏に解決していくということにおいては、海上連絡メカニズムに関する次回協議の早期実施を要請しまして、双方不測事態を防止、回避するためメカニズムの早期確立に向けて努力をすることで一致しました。また、国防部長からは、日本が第2次世界大戦後、平和裏に経済発展とともに国家として発展してきたことを評価すると。しかし一方、中国も平和的に発展を続けてきておるということを是非理解してほしいということを、わざわざ言われたのが印象的でした。

Q:今日、枝野官房長官が国会延長など、執行部や政府高官から菅総理の退陣時期について、8月めどという発言が相次ぎまして、そういった見方が大勢になっています。一方で党内や野党からは6月中の早期退陣を求める声がでておりますが、大臣として退陣時期についてはどのくらいが望ましいとお考えでしょうか。

A:これは総理が確認書の中に書いているものを、自らどう理解するかということだと思います。そこで、時期について総理がどう決断するかに関わるのですが、一方で、決断したらその後どうするのかと。党内的に国会の中でというようなことを考えると、どれくらいが期間が必要かというのは自ずから出てくるわけです。今、我が党の状況からすれば、代表である総理が総理を退いて代表は続けるということは、想定しにくいわけでありますから、そうするとどういう形で代表を選ぶか、規則に基づいて党員投票をするということになれば、物理的に一定の期間がかかる。仮に両院議員総会で臨時的に選ぶという道をもし国会議員の中でそういうことを選んだとすれば、到底党員やサポーターの皆さんは承伏しないと思います。国会の中で、国会議員の中である意味醜く争ったものを、その国会議員だけで決めるというのは、地方議員や党員サポーターの皆さんは容認しないだろう。だから、次のステージとして民主党が一致結束して、国民のために政権運営を続けるのだという覚悟があれば、きちんとした党大会を開いてやるという選択肢しか残っていないだろうと思いますので、そこからある意味、逆算出来るというようなこともあるんじゃないかと思います。そういう意味では総理が自ら決断をしたら、一日も早く党執行部に対して、次の代表選挙をどうするかを結論づけること、こういった途端に時期が決定してくるんじゃないかと思います。

Q:今日は岡田幹事長が記者団に対して、先程の例で言った確認文書を作った平野官房長官と北澤大臣がまず話し合った上で、菅総理と鳩山前総理がよく話し合うことが大事だというふうな発言をされていますが、岡田幹事長のこういった発言についての受け止めをお願いしたいのですが。

A:これは見当外れな発言で、あれだけ頭のいい岡田さんが何を考えているのかなと思うのですが、あの文書は危機的な状況の中で、民主党から造反者が出て民主党の内閣が不信任されるということを何とか回避しなければならない、そのためには、前総理の鳩山さんと現総理の菅さんが、もう一度ぎりぎりの時間ではあるけれど会談をしていただくと。会談をしていただくために、そして会談の成果を求めるとすれば、こういうことではないだろうかということで、両者にご提示申し上げて、了解を得た文書でありますから。そこから先は両者が話し合いの中で、それをどう使うかというのは両者に任された話であって、私たち何の資格もない者がただこの文書の中身について公に論ずるというのは妥当ではないと思います。

Q:先程の代表選のお話しで確認ですが、これは党員サポーター投票を行う形ではなくて、県連などが参加する党大会ということですか。

A:いいえ。それは多分サポーターの皆さんも、規則の一番通常行われるものにしろという要求が出てくるのではないかという私の推測です。

Q:その辺りについては、総理とも例えばお話しになったりするのですか。

A:いいえ。私の立場でそういうことを言う資格はありませんから。ただ、今問われるから、長年この党に所属していた国会議員の一員として申し上げたまでです。

Q:先程、大臣と平野さんがまた話し合われるというご発言がありましたが、現在の党の混乱を今後、例えば鳩山さんの側は両院議員総会の開会を求めていますけれども、どのような形で収めていくのが正しいと思われますか。

A:両院議員総会を求める方法ですか。

Q:両院議員総会を開催すべきなのか、あるいは違う何か。

A:それはもう両院議員総会というのは規則があって、それを必要と思う人たち、何分のいくつかというのがあるのでしょ。それをおやりになったらいいのではないですか。

Q:今回の事態を振り返れば、当事者でなかった岡田さんが、文書の内容についていろいろ発言をしたことが、混乱の一因になったのではないかと指摘する人もいるのですけれども、岡田幹事長はもともと選挙の責任を取っていないということで、批判も受けていましたし、岡田幹事長の一連の発言などに対する責任はどのようにお考えでしょうか。

A:私は民主党を愛していますし、民主党が国民の負託を受けて政権運営している以上、党内の方々のそれぞれのお立場について公にコメントするというつもりは全くありません。

Q:中国の関係で、海上連絡メカニズムというものが、やはり大きな課題だと思います。特に衝突事案だとか接近事案についても見解が分かれるような状態になっていますので、この辺りについての協議というのは進みそうな兆しはありますでしょうか。

A:今日の雰囲気では非常に前向きでしたよ。私は、中国側がそういうことを言ってくるので、それでは今度日本側が例を取って言いましたけれども、その事案については、レーダー等を解析すれば、我が方には何の瑕疵もないということが判明したわけだから、メカニズムをきちんとしておけば、そんなことはお互いに公式に批判をしたり対処を求めたりする前に、メカニズムの中で解消してしまおうと、そういう意味合いで申し上げて、そういうことに前向きな答弁があったということです。

Q:中国に関連してですが、大臣の訪中に対して相手側も歓迎ということですが、時期的にはいつということになるのでしょうか。

A:「いつでも」と言っております。昨日の食事の前に会った時も、その話が出て、「いつでもおいでください」と。中国は、一時非常に複雑になった日中関係を本気になって修復したいという気持ちは非常によく分かります。


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