大臣会見概要

平成23年5月31日
(08時37分〜08時45分)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:まずオスプレイについてですが、一部報道によりますと、アメリカ政府から来年の十月に普天間に配備するということが伝えられ、さらに大臣が前回の仲井眞知事との会談の中で、それを沖縄側に伝えたということなのですけれども、これの事実関係を改めてお願いします。

A:まったくそういうことはありません。その一部報道は、記者から確認の電話がありましたけれども、まったく事実に反しているので、そういうことはないと申し上げたにもかかわらず、ああいう記事が出るというは、大変迷惑な話であるし、それからまた沖縄県知事にとっても、極めて迷惑な話であるし、県民全体の中にも不信感が醸成するということです。しかも私が否定したということをわざわざ申し上げたのに、そのことには触れていないことも、報道機関の一員としての責任を全うしていないのではないかと思いますし、私とすれば非常に遺憾であると申し上げておきたいと思います。しかもこのことについては、米側から通知だとか事前の何か話し合いとか、文書、口頭すべてを含めて今のところまったくないということであります。

Q:関連になりますが、さらに一部報道で、今週末に予定されております日米防衛相会談の中で、ゲイツ長官からオスプレイの正式配備について伝えられるという報道もありますけれども、これについても事前にアメリカ政府から聞いていらっしゃることはありますか。

A:まったくありません。そもそも、米軍の中における装備の一部更新ということですから、それを大臣同士で話をするというような、そういう話ではないと思っております。

Q:間もなく第10回アジア安全保障会議(シャングリラ会合)に臨まれるわけですけれども、日本としてはどのようなメッセージを伝えたいというふうにお考えですか。

A:この会議自体は、世界全体の平和のためにそれぞれの国の防衛大臣がどういう努力をしていくか、そしてまた地域の安全のためにどういうことが必要であるかということを、それぞれが発信する大変重要な機会であります。そういう中で我が国とすれば、まず第一に今回起きた大震災について、各国からの支援、援助に感謝の意を表明をするとともに、二国間の会談で行われる米国をはじめ主要な国には、特にそういう意味での日本国民の感謝の気持ちを伝えたいと思っております。それと原発の事故が起きたわけで、これは世界中に極めて大きなショックを与えたと思いますので、このことについての対応と、それから災害について我が国もそれが起こったときの対応を我が国だけでなくて、我が国周辺にも支援ができる体勢を構築したいというようなことは申し上げたいと思います。それからもう一つ今回のことで原子力事故で特徴的だったのは、日本がロボット大国だと言われながら、実際になったら、これが活用できなくて、米国の物を使用したというようなことがありますので、自衛隊としてそういうものを装備し、日常の訓練の中にも取り入れて、一朝事あった時には、我が国あるいは近隣諸国にもそういうもので支援できるようなことが行われれば良いという思いがありますので、その辺について提言ができるかどうか、今、調整しております。

Q:政局的なことなのですが、内閣不信任案の関係ですが、民主党内にそれに同調する動きが見られます。東日本大震災の復旧が進む中、こうした与党の中で不信任案に同調するという動きは、国民世論に理解されると思いますでしょうか。

A:与党の中にそのような動きがあるなんてことは信じがたいことですけれども、野党も含めて、この時期に内閣不信任案を出して、しかもそれに代わるどういう首班、あるいは内閣を構築するかということも提示しないで、ただ「菅首相が嫌い」ということで混乱を醸成するというのは、今の政治情勢からすれば、国民には理解し難いのではないかと思います。それから、与党内のことを言えば、この時期に乗じて野党側が与党の分裂を図ろうと思っているのに、易々と与することを思う人が仮にいるとすれば、政治家としての本質を疑います。今の菅総理のどこが、そしてどの指示が、あるいはどの施策が悪いかということが明確に国民に伝わっていないのです。ただ、国民に選ばれた政治家同士が「あの人が嫌いだから辞めさせろ」、では「代わって誰がするのか」と言ったら「誰もいない」、これは極めて不可思議な政治状況だと思います。


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