大臣会見概要

平成23年5月2日
(14時30分〜14時40分)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:震災発生以来、これまで自衛隊が続けてきた10万人態勢ですが、今後一部の縮小を含めて、どのような部隊について見直していくのか、あるいは時期の目途について改めてご説明いただけますでしょうか。

A:4月25日に開催をいたしました第35回の防衛省対策本部会議において、現在の10万人態勢の見直しを含む今後の運用態勢についての検討を私の方から指示をいたしました。まず基本的なことは、まだ各自治体の皆さん方は自衛隊の存在そのものが非常に安心感を与えるということで、存在していただくことの要請は非常に強いという認識をいたしております。しかしそういう中で捜索活動、生活支援等などについては、ニーズそのものはありますけれども徐々に減りつつありまして、それらもしっかり睨みながら、また民間ボランティアの活動が拡大しているということ、それから民間企業が例えば瓦礫の除去とかそういうものについて活動が始まってきておりますし、これに対して自治体の対応能力が拡大しているということを踏まえると、10万人態勢について自治体との協議がしっかり整えば減勢態勢に入れるのではないかというのが今の防衛省の見解でありまして、特に、海自・空自につきましては、警戒監視活動等について、こちらの比重を高くしていきたいという我々の考え方もありますので、こちらの方がやや先行しているかなというイメージは持っております。これについては、関係閣僚、最終的には総理ともしっかり協議して、できればゴールデンウィーク明けくらいに方向性を出していきたいと思っております。

Q:ウサマ・ビン・ラーディンが死亡しました。それで2つ伺いたいのですが、日本政府としてアメリカからの要請なども踏まえて、人的支援としてアフガニスタンに医官を派遣するという話がありましたけれども、これは現段階でどうなっているのかということと、アルカイダから仮に報復があったようなことなども念頭に、自衛隊というか米軍も含めた警戒態勢というのはどのようになっているのでしょうか。

A:パキスタンのイスラマバード郊外で殺害したということを、オバマ大統領が会見で発表して、これは9.11の米同時多発テロとの闘いという意味で大きな成果だと言っておられるわけであります。これはアメリカの立場とすれば、我々も理解ができるところであります。今後は、報復という意味でどういうことが起きるのかというのは、簡単に我々が評価、推測することはできませんけれども、自衛隊とすれば駐屯地や基地等の警備において、巡回の回数を増やすといったような警戒態勢は取りたいと思って、先程統合幕僚長とも意見交換をいたしまして、大臣からの指示ということではなくて、統幕長の段階でそういう指示をしていきたいと思っております。正確なことは分かりませんが、米軍は、警戒態勢は公式にランクアップしているのではないかと思います。

Q:アフガニスタンの医官の問題はいかがでしょうか。

A:この問題に連動してどうこうということではありません。

Q:派遣に向けた検討は、きちんとしなければいけないというお気持ちに変わりはないということですか。

A:今、大震災の中で隊員の数に限りがあり、医療態勢をすぐ動かせるという状況にはないので、震災の終局の推移を見ながら考えていきたいと思っております。

Q:米軍の警戒態勢ですけれども、警戒度を上げるということについては、今のところ、防衛省に報告というか連絡があったのでしょうか。

A:今、申し上げたように、情報として定かではありませんが、そういう方向で検討をされるのではないかと思います。当事者というか、当事国ですから。

Q:それに伴って在日米軍基地周辺といいますか、共同で活動されている場所もありますが。

A:今日のところはそういう情報はきておりません。

Q:先程お話のあった駐屯地・基地の巡回の回数を増やすというのは在日米軍基地は含まないのでしょうか。自衛隊だけでしょうか。

A:自衛隊です。

Q:ビン・ラーディン氏の殺害の情報というのは防衛省にどのように入ってきたのでしょうか。

A:ひとつにはCNNのニュースがまずあったということと、我々とすれば正式なものは大統領の会見ということです。

Q:殺害という行為を米側の立場とすれば理解できるとご感想を申し上げておりましたが、一方で9.11で日本人も20数名がテロの被害に遭った当事国ということでもあると思いますが、そういった立場からビン・ラーディンの殺害、死亡ということについてはどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。

A:ビン・ラーディンの下で行われたということは世界的世論とすれば是認されているところではありますが、確か日本は国としてビン・ラーディンが指揮をしてこれを行ったということを正式に認定をして何か発信をしているというふうことは、私は今までの経緯の中で、もし正確でなかったらいけませんが、たぶんそういうことではないと。ただ同盟国のアメリカがそういうことでビン・ラーディンを主犯格にしてこれを追求していたということは十分我々は理解していますから。


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