大臣会見概要

平成23年4月22日
(09時40分〜09時52分)

1 発表事項

 今朝の定例閣議で、平成23年度一般会計補正予算の概算について閣議決定がなされました。本補正予算に対して、防衛省からは東日本大震災に対する災害派遣活動経費及び被災した自衛隊施設・装備品等の復旧に係る経費として、歳出予算で約1,886億円、後年度負担として約541億円を計上いたしております。現在、防衛省・自衛隊は10万人を超える態勢で活動を行っており、自衛隊が引き続き災害派遣活動を効果的に実施する上で必要な経費が本補正予算によって措置されるものと考えております。

2 質疑応答

Q:本日午前零時から、原発周辺20km圏内が警戒区域に指定されましたけれども、今後、「一時帰宅」という措置も執られるということなのですが、これに際して自衛隊としてどのような対応・活動を行っていくのかということをよろしくお願いします。

A:本日午前零時に、総理が本部長である原子力災害対策本部から、「福島第一原子力発電所から半径20km圏内を警戒区域として設定して、市町村長が一時的な立ち入りを認める場合を除き、当該区域への立ち入りを禁止し、又は当該区域からの退避を命ずるという態勢を確立した」と理解しております。これに対する自衛隊の支援ですが、20km圏内が震災発生後に避難対象区域に設定された際にも住民のこの地域からの避難支援をするための輸送などを行ってまいったところであります。現在、同地域に残留している数十名の住民の方に対しては、必要に応じて戸別訪問などをして、生活支援をいたしておりますが、今後この20km圏内の住民がこの圏外へ退避する際には、福島県から具体的な要請があれば、避難支援のために必要な輸送などを行うことを検討いたしております。また、避難住民の同圏域への「一時帰宅」の要望は、当然高まると見込まれますので、これも福島県から具体的な要請があれば、住民の除染支援や輸送等も含めて、支援していくように検討してまいりたいと思っております。

Q:現時点で、県の方からは。

A:今のところありません。

Q:普天間についてなのですけれども、「来月7日に沖縄を訪問される予定がある」と聞いておりますけれども、仲井眞知事と会談されるということで、その中で具体的にどのようなお話しをされるのか、また、今回の沖縄訪問の意図というのはどういったところにあるのかをお願いします。

A:諸般の事情からすれば、今、こういう中で沖縄も、この大震災については大変な協力の気持ちは強くお持ちですけれども、一方、沖縄の振興策については、政策協議会も設けて検討しています。これが中断されたりすることについてのご懸念があるだろうと思いますので、私の立場から説明できる範囲ことをご説明申し上げ、また沖縄のご要望も聴取をしたいと思っています。もう一つには総理の訪米に先立っての「2+2」についての防衛省としての考え方、防衛大臣としての考え方を非公式ではありますけれどもお伝えをしてきたいと思っています。

Q:大臣の「非公式ではあるけれども」という考え方というのは、具体的には普天間の新滑走路に関する位置や工法などという意味での考え方ですか。

A:我々とすれば、昨年5月の日米合意というのが大前提にあるわけです。その大前提が成就できるような国の考え方、防衛省の対応、それから日米間で協議していることである程度お話しのできるものについてはお話をしていくということです。できる限り情報はオープンにしながら、ご理解いただくという基本的な姿勢に基づいて行っていきたいと思っています。

Q:関連ですが、昨日、一部マスコミとのインタビューの中で、「次回の『2+2』について、5月中に開催したい」というような趣旨の発言なのですが、この事実関係と見通しをお願いします。

A:「2+2」の開催が4月29日と固まっていたわけではないのですが、様々な報道の中で、それが前提になるような状況にありましたので、松本外務大臣と私が話し合いをし、更に官房長官を含めた3者の協議をして、その報告を受けた総理から、「首脳会談もあるから、私(総理)も含めて意見調整をしましょう」ということで、先日総理を含めた4者の協議をいたしました。そこで総理が、「訪米をして、日米首脳会談は今年前半に」というような大まかな同意と言いますか、了解があるわけですから、今年前半ということになれば、6月末までが一つの区切りだということからすると、1カ月くらい前から日米の「2+2」のできる日程を調整していくべきではないかということで、外務省を通じて、我々も事務方が参加いたしますので、米側と調整するということが、今、ご質問があった内容に対する私の考え方であります。

Q:「CBIRF」を視察するということなのですが、その目的についてはどういうふうにお考えでしょうか。

A:「CBIRF」というのは、何と言っても米国における虎の子のような重要な任務を持った部隊でありますので、その半数近くを日本に派遣していただいたということに対する米側の行為や危機感を含めて、直接お会いして感謝の意を述べるということと、もう一つはMilitary to Militaryのところで、相当な連携を取って訓練もしておりますので、我々としてもこういう事態を踏まえて、今後更なる事態が発生しても、今よりは迅速・強力に対応できるという態勢を作るためにも、協議を十分にしていくべきだということで、現地に赴いて協議してきたいと思っております。

Q:普天間の関連ですが、先程仰った、「非公式にお伝えしたい」ということですが、非公式の意味合いというのが一点と、もう一つは滑走路の形状につきましては、V字とI字と並列になっているわけですけれども、この辺りの絞り込みを視野にご説明をなさるという理解でよろしいのでしょうか。

A:まさに非公式にお話し、ご意見を聞くということです。日米間の合意という国同士の大前提がありますから、その中で、そういうことが認めるわけにはいかないという沖縄側の基本姿勢もありますから、今後の日米間の協議の方向性について、是非ご理解いただくということです。そのために沖縄に対して、日本国政府がどれだけのことができるかということを非公式ではありますが、実のある話が出来ればよいと思っております。

Q:「2+2」ですが、開催時期は先程の話にありましたが、場所については元々予定されているワシントンでの開催ということですか。

A:それも含めてです。

Q:別の場所という選択肢はあり得るのでしょうか。

A:それも全部含めてです。例えば、シャングリラの会議の前後ということになれば、それは場所の問題も出てきますけれども、その可能性よりもオーソドックスな「2+2」の会談です。4人が揃っての「2+2」というのは何年かやっていないので、新政権になって初めての試みでありますから、しっかりした形にする方がいいのではないかと思っています。


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