大臣会見概要

平成23年3月22日
(10時30分〜10時41分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日、閣議で総理からは、この災害対策についてどのような指示があったのでしょうか。

A:今日は、閣議では特段、防衛省に対する要請はありません。

Q:閣僚懇では、どのようなお話しがあったのでしょうか。

A:閣僚懇では、「政府一丸となって万全の態勢を採る」という意思統一です。

Q:74式戦車ですが、現在、Jビレッジで待機中ということで、昨日は偵察活動もやっているようですが、その偵察結果と今後の74式戦車の部隊の活動の見通しについて教えて下さい。

A:一昨日18時に、駒門駐屯地を出発して、昨日6時に現地調整所のあるJビレッジに到着しました。そこで、今、色々調整していますが、あの敷地内には様々なケーブルがありまして、瓦礫を排除していく時に、これを切断するリスクがありますので、相当慎重に行わなければならないということで、今調整をしているところです。74式戦車を使用する場合には、今申し上げたようなことをしっかりクリアした上で、タイミングを見て支援したいと思います。

Q:原発の2号機・3号機で白い煙が上がっているようですが、自衛隊の空中からのモニタリングが、予定では「明日」ということでしたが、早めるような政府からの要請等ございましたか。

A:「週2回」という事でありましたが、「毎日行おう」ということになりました。ただし、雨が降っていると正確なものができませんので、今日は、もし天候が回復すれば行いたいと思っております。2号機・3号機は、現在のところ煙が出たり、色々しましたけれども、温度は下がっていると聞いております。

Q:昨日、ウィラード太平洋軍司令官がいらっしゃいましたけれども、米軍との支援の調整状況と、総理と今日お会いになっていらっしゃいましたが、総理から米軍支援に関する指示などはありましたでしょうか。

A:総理のところへ、私と統合幕僚長と報告に行きました。当然、いろいろ協議は致しましたが、ウィラード司令官は、「この原発事故に対する太平洋軍司令官と自衛隊の幕僚との間での認識の共有がまず第一だ」ということです。そういう中から、「どういう支援ができるか。どういう日本側にニーズがあるか」というような調整を早急に行いたいということでありました。従って、総理からも、「米軍がどういう支援体制をひいていただくのか。それから、日本側がそれをどういうふうに受け止めて効果を発揮していくのか」ということを早急に調整して欲しいということでした。

Q:昨日、ウィラードさんから、例えば具体的な支援のメニューとか、「450人の専門家を待機させる」といった話もありましたけれども、そういったような話とか、大臣の認識について、アメリカと日本の基準の違いもあると思いますけれども、相当に米側も深刻に受け止めて待機というコメントもありましたけれども、その辺の認識の違いについてはいかがお考えでしょうか。

A:先程申し上げたように、災害の現状に対する認識はほぼ共有したということをウィラード司令官も言っておられますし、いろいろな協議の中に、米国のNRC(原子力規制委員会)も参加していますから、米国政府全体としても、一定の認識の共有が出来ているということです。それに対するこれからの米側の援助について、どういうものが必要であり、どこまでの協力がいただけるかということを早急にこれから協議するということです。

Q:「450人の専門家を用意している」ということですが、その米軍が用意している専門家に対しての派遣要請というのは、具体的にはどの程度検討されているのでしょうか。

A:これは、昨日ウィラード司令官がおっしゃったようですけれども、統合幕僚長に聞くと、「具体的に450人をどういう形で出動させるか」というような話にはなっていないようですから、おそらくウィラード司令官とすれば、「米側にそういう高い能力をもった450人の集団がある」と。これを日本の原発のところで、「必要なのか必要でないのか。あるいは必要であった場合、どれだけのものを投入すればいいのか。そういうことをこれから調整する」ということのようであります。

Q:日米の対応の連絡の仕方ですが、震災の対応については現地に調整所ができているということですが、原発については何かしら円滑な協議態勢を整えるといった考えはあるのでしょうか。

A:基本的に今、東京電力にある対策本部が担っているわけです。ただ、太平洋軍と日本の自衛隊との間というのは全く別であり、軍・軍協力ということになりますから、これは一義的には、統合幕僚長が中心となって連携して、その上で対策本部へ下ろしたり、そこから総理の判断を仰いだりと、そういうことになってくると思います。

Q:昨日のウィラード司令官と折木統合幕僚長との間の対談では、米側からは支援の申し出は具体的にはあったのでしょうか。原子力災害対処に対する支援の申し出というのは。

A:まだ、本格的に具体的なものはありませんが、そういうものも含めて、今日、明日の内に全部調整するということです。

Q:先日、菅総理が谷垣総裁に、「震災復興策での副総理を打診して、断られた」ということがありましたけれども、改めて、震災復興する上での政府の態勢の在り方というのは、どういったものが望ましいと思いますか。

A:国家的な危機でありますから、政治が与野党を越えて協力し合うということは極めて重要なことでありますし、国民もそれを期待していると思いますが、ややもすれば、それが政局的に報道されるような形で進めるということはあまりプラスにはならないと思いますので、その点については今後も慎重に検討していかなければならないと思います。

Q:先程、「2、3号機は今のところ下がっている」というふうに仰っていたのですけれども、何か現地とかから報告があったのですか。

A:先程報告を受けました。2号機は水蒸気、3号機は黒い煙が出たというようなことで、2号機は、雨か、あるいは放水した水による水蒸気と見られております。3号機は、温度が上がる中で、内部の何某かの残骸物みたいなものが、あるいは油かもしれませんが、そういうものが一時的に燃えたという認識を持っているようであります。これは、伝え聞きでありますから、断定はできませんけれども、そういう認識であります。

Q:先程、モニタリングのお話をされていましたが、「毎日できれば行いたい」という方針に変わられたのは、何か特段理由というか、どういった事ですか。

A:突然、水蒸気が出たり、黒い煙が出たりという変化が激しいので、やはり国民の皆様に安心感を与えるためには、毎日、モニタリングした方が良いであろうという判断と、官邸の方もそういう事を望んでいるようでありますから、それに対応したいということであります。

Q:昨日、石原都知事が官邸に行かれて、東京消防庁の放水に際して、閣僚のどなたかから、「連続放水しなければ処分する」というような発言があったということで、強い抗議がありました。この件について、大臣はどのようにお考えですか。

A:その辺はどなたが何を言ったかというのは、報道ベースで知るしかありませんので、私はコメントする立場ではありません。


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