大臣会見概要

平成23年1月14日
(09時39分〜09時49分)

1 発表事項

 本日、インドネシアのプルノモ国防大臣と防衛相会談を行います。日本・インドネシア防衛協力・交流の強化や地域情勢等について、意見交換をいたす予定であります。併せて、今般、プルノモ国防大臣より防衛省に対して、日本の教育や訓練を受けたインドネシア独立時の国民的英雄であるスディルマン将軍の銅像を寄贈いただきました。これは、日本・インドネシア防衛協力の進展を象徴するものであり、防衛相会談に先立ち、除幕式を行います。また、本年3月にARF(ASEAN地域フォーラム)災害救援実動演習をインドネシアと共催する予定でありますが、これは、日本・インドネシア防衛協力・交流を深化させる上で、大変良い機会であり、防衛省・自衛隊も積極的に参加したいと考えており、防衛省・自衛隊から約300名の人員からなる陸・海・空の部隊を派遣して、災害救援に関する訓練を実施する予定であります。

2 質疑応答

Q:いよいよ内閣改造ということですけれども、参議院選敗北の責任者である枝野さんが官房長官、そして打倒民主を掲げていた与謝野さんが経済財政大臣という見通しですけれども、これらの人事をどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。

A:参議院選の幹事長として戦ったということですが、その結果は党の代表をはじめ、全員がこれを受け止めざるを得ないわけで、たまたまその掌にあった人が、それで不適確ということはあたらないと思います。与謝野さんについては、私も兼ねてから尊敬している方でありますけれども、党派とか与野党とかに拘泥しないで、日本の国の財政再建をするとか、日本の国の将来をどうするというような、高い見地から常に発言をしている方でありまして、まだ、正式ではありませんが、もし、与謝野さんが総理の招請で閣内に入って活動する機会があるとすれば、私は日本の政治のあり方そのものにも、一つの契機になるし、大変良いことだと思います。特に、今日の財政事情を見れば、税の改革を抜本的にやって、安定した社会保障を確立して国民に安心感を与え、それから財政の危機を乗り越えていくというような大きな二つの流れを協力して作り上げていくことができれば、大変良いことではないかと思います。

Q:各社の報道でも改造内閣の顔ぶれがほとんど出ている状況ですけれども、この顔ぶれをご覧になって、総理の言っている「強い態勢」というものは構築できているとお考えですか。

A:それは当然そういうことです。人の見方というのは、それぞれありますけれども、今、国の最高のリーダーとして責任を持って、おやりになっているということだと思います。

Q:菅政権の閣僚の1人として、この4ヶ月間を振り返られて、いかがでしょうか。

A:4ヶ月ではありますが、菅総理は鳩山内閣の時の副総理として入閣されて、ずっと一緒に仕事をしてきたわけであります。特に、再任時にあたっては、菅総理の方から、「シビリアン・コントロールを確保しながら、我が国の平和と安全を確保する」ということと、「平成22年中の防衛大綱の見直しと中期防をしっかりやってくれ」など、5つほど、ご指示がありまして、その中でも私にとっては大綱・中期防の見直しは、非常に大きな仕事でありまして、特に、民主党政権になって初めての大綱・中期防の見直し、策定でありますから、これが昨年中にできたということは、大きな仕事をなし終えたというような達成感はありました。しかし、我々の仕事は、いつでも動いているわけでありますから、特に、尖閣諸島や北朝鮮の延坪島砲撃事件ということもあって、東シナ海全体に非常な不安が醸成されていますから、そういう意味での対応としては、先日、韓国へ行って日韓防衛相会談を行い、今まで懸案でありましたACSA(物品役務相互提供協定)の問題とか、GSOMIA(情報保護協定)についても両国で前向きに検討していると、特に、今年中に成果を上げるというところまで、確認しあったのは非常に大きかったと思います。それから、軌を一にして、ゲイツ長官が中国を訪問して、その足で日本に来られて、私と防衛相会談を行い、更に今日、韓国に行って、米韓の防衛相会談を行うということです。日本を取り巻く、あるいは、朝鮮半島を取り巻く安全保障環境の流動的なものに対して、米国の国防長官が自ら、日韓を歩いて、その抑止あるいは、安定のために尽力されているということは大変、敬意に値すると思っております。また、日米韓の協力体制が強固になってきているというふうに思います。そういうことをしてきた中での内閣改造ということでありまして、どなたが防衛大臣になっても、この路線上でしっかりやって欲しいというふうに思います。

Q:続いて、SM―3ブロックUAに関してなのですけれども、昨日、大臣が会見で第3国移転に関してですが、「本年中を目途に結論を出したい」と仰いましたけれども、本年度中とされた根拠と言いますか、理由と言いますとどういう意味が・・・。

A:昨年12月に閣議決定された中期防において、SM―3ブロックUAの取り扱いについて説明をして、「生産・配備段階への移行については、今後の開発の進捗状況を踏まえて判断する」ことになるが、生産・配備段階に移行する場合に備えて、第三国移転など、今後の課題について日米間で検討をし、本年中を目途に結論を出すということで、大綱・中期防の中で、記述した路線に基づいて行い、今年中というのが一つの大きな目途だというふうに思います。そういう意味で申し上げたわけで、ゲイツ長官の方も「有意義である」というサインを表したと、両方でもって今年中ということは、ほぼ認識を一致したということだとご理解いただきたいと思います。

Q:与謝野さんに関しては、一本釣りみたいな形になったわけですけれども、この辺り各党との協調と言いますか、野党との関係、また与党内での反発なども予想されますけれども、この辺りいかがでしょうか。

A:先程、申し上げましたとおり、そういう次元での協力要請ではなくて、ある種、国を高い見地から救うために尽力をしたいという思いの有力な政治家に協力を求めるという意味に受け止めてほしいと思います。たまたま、自民党にいて、新しい党を作ったということで、与謝野さんが、そういう政治的な流れで見られがちですけれども、与謝野さんの思いはそういうところにはないと思います。


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