大臣臨時会見概要

平成23年1月10日
(18時20分〜18時29分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:先程終わりました日韓防衛相会談について、どのような成果があったのか、まずは大臣の方からお願いします。

A:金長官は就任して間もないわけですが、防衛・安全保障環境についてのエキスパートだから、大変有意義な話合いができました。特に北朝鮮情勢を巡っての、お互い「許し難い行為」であるという共通認識は、しっかり出来ました。あとはこれに対してどう対応していくのかということですが、私が感じたのは、断固とした姿勢は保ちながらも紛争が拡大することがないような、ある種の大人の対応を、腰を据えて韓国はやっているなということを今日の会談では感じました。

Q:ACSAやGSOMIA等、日韓の防衛協力に向けては、大臣の方からどのような話をして、韓国側からはどのような反応があったのでしょうか。

A:ACSAについては、私とすれば、その前段で金長官の方から、日韓関係を近くて近い国であるべきだという強い決意がありましたので、それを現実のものにしていくために、是非ACSAを前向きに進めて、特に民主党政権、今の菅政権は、海外シフトを強くしていますから、現地での協力関係というのも含めて、災害救援とかPKOの様々な段階でやっていくと、そこで物品の供与とかいうようなものがどうしても必要になってきますから、そこらを含めてやっていくということと、私とすれば米国を中心にした価値観を共有するオーストラリア、韓国が非常に重要でありますから、是非我が国にとってACSA締結の第3番目の国になってほしいということを申し上げ、この問題については、韓国側も前向きに対応してくれました。しかも、それは事務レベルでどんどん進めてきていますので、進展は大いに期待できると思います。その前にもう一つ、GSOMIA、情報保護協定についても提案を申し上げて、その必要性については十分両国で同じ考え方を持ちましたけれども、まず、「ローキーの段階からやっていきましょう」ということで、しっかりした返事をいただきました。

Q:北朝鮮や中国の情勢については、どのような意見交換をされたのでしょうか。

A:北朝鮮については、先程申し上げたように、許し難い行為をしているけれども、この後、どのような対応をしてくるかということについて、中国の立場というのは極めて重要でありますので、この辺についても相当突っ込んだ話をいたしましたが、中味はちょっとすぐ公表するというわけにはいきませんが、中国の役割については、日韓では期待するものとの合意はできたということです。

Q:今回、6年ぶりの訪問となって、先程、「近くて近い国」という話しもありましたけれども、今回の会談で日韓の防衛のトップを含めた関係というのは、より近づいたと受け止めていらっしゃいますか。

A:かなり長い時間取っていましたから、私も最初、バイではありませんがバイに近い形で20分くらい会談し、その後、日韓防衛相会談を引き続き実施しましたが、本当に待ちに待った人と会えたという、そのような雰囲気で、丁々発止というのか、打てば響くような会談になったと思います。非常に有意義な会談でした。

Q:ACSAについては、協議入りで韓国側と合意したということでよろしいでしょうか。

A:ACSAは、「協議をどんどん進めましょう」ということです。

Q:GSOMIAについては、「ローキー」ということでしたけれども、少し認識の共有をこれから進めていこうと、そういった・・・。

A:要するに、ACSAを進めたり、日韓の様々な交流を深めていくなかで、どうしても軍事部門を我々は担っているから、秘密保持の担保というものに行き着くわけであり、どうしても必要になってくるという話しを私の方から申し上げて、韓国側もそれは十分理解できると。従って、ACSAの雰囲気とGSOMIAの雰囲気は多少ニュアンスの違いはありますが、ローキーから入ってしっかり進めていきましょうということで認識は一致しました。

Q:韓国側からすると人的交流が中心だった日韓の協力というのが、新たな段階に入るのではないかという懸念といいますか、そういったものもあるようですが、いかがでしょうか。

A:私の方も、是非金長官に早く訪日して欲しいということで正式な調整を致しました。先般韓国の次官が来られて、今度金長官が来るということによって日韓の関係は更に深まると。韓国の世論とかそういうことは、今お話しがありましたが、今我々が、韓国の世論に対してどうこう言う立場にはありませんから、金長官が認識した上で対応していただけると。いずれにしても、非常に前向きないい会談になりました。

Q:大臣同士の会談の定例化の話しはありましたでしょうか。

A:勿論出ました。大臣、次官の定例化があり、韓国側も是非そうしましょうということです。

Q:中国に対する期待という話しの中で、中国に対する一定の配慮というものが韓国側から感じたりはされましたでしょうか。

A:配慮というか、中国が果たすべき役割について協議をしました。これは、ちょっと中身は申し上げられません。


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