大臣会見概要

平成22年12月24日
(11時44分〜11時55分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:前原大臣が、この前沖縄に行かれた時に、普天間の周辺の危険性除去について、学校とか病院の移転について、「比較的柔軟に対応する」というような趣旨の話をされ、その後、官房長官も同趣旨の話をされました。これを大臣として、政府全体としてもこの話というのはどのくらいやっていく、あるいはスケジュール感的にあるのでしょうか。

A:報道では承知していますけれども、これは閣内で協議したとかいう経緯は全くなく、前原さんからも全く相談もないし、関知もしていません。

Q:こういうことを将来的にやっていくべきだというお考えは、大臣はおありですか。

A:「普天間が固定化する」ということを前提にものを言うというのは非常に危険な話で、米側にも非常に不快感を与えるし、慎重であるべきだと思います。あくまでも、総理は、5月28日の日米合意を実現するために全力をあげると言っている訳です。内々で色々心配するのはいいですけど、それは現地で、出先を持ってやっている政府や防衛省が色々な情報をキャッチしながら政府全体で検討するということでしょう。

Q:米軍再編交付金を巡って、「名護市への支給を取り止める」という報道もありますけれども、それの事実関係と大臣のお考えをお願いします。

A:「取り止める」とかそういうことではなくて、名護市の都合で約6億円を繰り越ししたわけです。名護市は、新しい市長が誕生し、「普天間の移設には反対だ」という表明をされましたから、この取り扱いについては、申請も上がってはいますけれども、今申し上げたような状況と再編特措法の趣旨というのがあるわけですから、これを踏まえて、交付をしないという方向で現在調整をしておりますが、まだ決定はしておりません。最終的な調整は、今行っているところです。これは、日本の国の予算というのは、単年度予算ですから、そこで消化しないものが繰り越しになったということになった時には、その継続性に妥当性があるかどうかということが大きな焦点になります。そういう意味で今申し上げたような状況になっているということです。

Q:今、視点になっていたのは、09年度の前年度分の部分がありますけれども、9億円のうち6億円ですかね。この交付自体は、米軍再編交付金というのは、「進捗に応じて」ということの法律の趣旨があると思うのですが、それは、アセスをスタートしたということについて、これぐらいの枠でということでの割り当てがあっての交付金だと思うのですけれども、そういう意味では、アセスがある程度進んできているということで言えば、その進捗に応じた分ということでは払われるべき交付金なのかなというふうにも思うのですけれども、それを交付されないというのは、本年度分は、新たに市長になって、「受け入れない」ということで進捗していないというのは理解できるのですけれども、前年度分が出されないということは、どういう仕組みというか、お考えなのかなと思うのですけれども。

A:いずれにしても、先程申し上げたように、単年度主義ですから、この再編交付金の趣旨に基づいて、予算を申し上げました。それから、名護市の事情で繰り越されたわけですから、繰り越した後に、今度は、「反対」ということですから、我々としては、法の趣旨に基づいて判断をせざるを得ないということであります。

Q:その上で、現在の状況として、政府としては、普天間の名護市移設については、沖縄の理解を求めたいということで、総理も行かれ、外務大臣も行かれという状況の中で、地元が求めているというか、ずっと、地元と防衛局の調整を進めてきていたこの段階で、「はい、交付しませんよ」ということは、なかなか地元の反発も当然でてくるというふうに・・・。

A:「反発をする」ということ自体が、理解できません。再編事業に対し反対をしているわけで、反対をしている人達に、賛成することを前提にした交付金をよこさなければいけないという意味が分かりません。反対するということは、そういう覚悟の上でやるわけです。我々は、支出するお金は国民の税金ですから、生産のないものに税金を投入することはできません。だから、お尋ねの、沖縄、あるいは名護市とお話合いをするという話しとは別の話です。

Q:今現時点、反対しているというのは仰るとおりなのですが、先程私が申し上げた前年度分の交付金というのは、それまでにアセスを始めてということの法律の段階での考えで言っていますけれども、「アセスに着手しました」ということについて、交付されるべきものという形で総額10億円があったと思うのですが、その時点ではもうアセスは走っていて、「アセスは止めた」ということではないわけです。そういう意味で言うと、反対している現市政でもアセスは今ペンディングになっているわけですから、そういう意味では、生きているものに対しての交付というのは・・・。

A:「アセスが進んでいる」と言っても、市の意志として、「受け入れません」と言った途端に、それは効力がなくなると思います。ただ、今後、沖縄と話し合いをしながらやっていくということは、全く別の次元でどうするかという話しであって、新市長が反対をして、「受け入れない」と言われた以上、我々とすれば、法の趣旨に基づいて予算執行せざるを得ないので、これを情緒的に、「もしかしたらうまくいくかも知れない」ということで、予算執行するということは我々とすれば許されないということであり、政治をやる者、あるいは行政に携われる者とすれば厳格にやっていかなければいけないということです。

Q:今年度の2010年度予算にも10億円計上されていたと思うのですが、市長の態度になかなか軟化が見られない場合は、お渡しするのは難しいとお考えになっているのですか。

A:今のお話と連動するわけで、我々は今まさに、一生懸命努力するために、来年度予算に計上していたわけですから、そこで話し合いが付けば、それは実行していくということです。


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