大臣会見概要

平成22年11月24日
(14時36分〜14時44分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:昨日の北朝鮮の砲撃を受けて、政府内で一連の動きがずっと先程までありました。大臣は情報収集にしっかり努めるようにと総理の指示を受けて、昨日から行動なさっていますけれども、現状認識、日本に対する影響等についてお伺いしたいのですが。

A:対応と現状認識どちらが先ですか。

Q:どちらでも。

A:23日の14時半頃、北朝鮮が延坪(ヨンピョン)島近郊の海上及び内陸に、海岸砲数十発の射撃を実施いたしまして、これに対して韓国軍も対応射撃を行ったということであります。北朝鮮による砲撃の結果、韓国軍兵士2名が死亡したほか、民間人を含む負傷者が発生したということであります。これに対しては、北朝鮮による砲撃事案は許し難いものでありまして、韓国のみならず、我が国を含む北東アジア全体の平和と安全を損なうものと考えておりまして、北朝鮮を強く非難するとともに、韓国政府の立場を支持いたしてまいります。今後の朝鮮半島情勢について申し上げれば、北朝鮮が今後如何なる行動に出るかは予断を許さないところでありますが、当面は今般の事案から事態が拡大するかどうかということがポイントであるという認識に立って、防衛省とすれば、総理からのご指示及びこれを受けた私からの指示に基づき、北朝鮮の軍事動向について、引き続き重大な関心を持って情報の収集・分析に努めるとともに、我が国の平和と安全の確保に遺漏なきよう期してまいりたいと思っております。

Q:「北朝鮮は、ウランの濃縮を進めている」という、アメリカの研究所の報告などもあったり、ボズワース米国政府北朝鮮政策特別代表が日中韓をまわられたりと、こういうこととの関連性などについては、大臣はどうご覧になられますか。

A:関連性というのは、我々の側から分析する以外にないわけであり、北朝鮮は北朝鮮の考え方で様々なものを連動させようとしていると思いますが、ウランの濃縮活動というのは、極めて憂慮すべき事態だと思っております。それから、北朝鮮が昨年9月に、「ウラン濃縮実験が成功裏に行われ、完了段階に入った」という声明を出しておるわけでありますが、そういうことを考慮すると、北朝鮮の核兵器計画が、かなり進んでいる可能性というのは排除できないと見ております。2006年10月に続いて、昨年5月25日も、北朝鮮が核実験の実施を発表いたしましたことは、北朝鮮が核兵器計画を更に進展させる可能性は十分あるだろうと思っております。こういう問題を捉れば、我が国の安全保障に影響を及ぼす問題であるのみならず、大量破壊兵器の不拡散の観点から、国際社会全体にとって、極めて重要な問題であると認識しておりますので、今後、重大な関心を持って、情報の収集・分析に努めてまいりたいと思っております。

Q:先程、「拡大するかどうかがポイントである」と仰いましたが、具体的になかなか想定は難しいと思いますが、拡大と言いますとどういったイメージをお持ちでいらっしゃいますか。

A:まず一つには、同じことを再び繰り返すという可能性、それから近傍の地域で同様のことが発生する可能性ということだろうと思います。

Q:政府の対応の中で、昨日、関係閣僚の会議が行われて、今日午前中、対策本部がありましたが、安全保障会議を開く必然性については、今のところ大臣としてはどうご覧になっていますか。

A:今の段階で、安全保障会議を開くような事案にはなっていないと思います。しかし、それに準じた関係閣僚で、昨夜会議を開いたということであります。安全保障会議を開くというのは、我が国が相当重大な事態に遭遇しているということを前提にして、法整備の中から「これに対応する」と、こういうことでありますので、昨夜の段階では、関係閣僚会議に留めたということだろうと思っておりますし、私自身もそれがむしろ適切だったと思っております。

Q:韓国の国防大臣と既に連絡をとったのかということと、もしとっていなければ、これから意見交換をするということでしょうか。

A:韓国国防部長官と連携はとっておりません。ただ、外務大臣が韓国の外務大臣と連携をとってやっておりますので、我々とすれば、今のところ防衛相同士での意見交換はする必要はまだないと思っております。


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