大臣会見概要

平成22年11月2日
(10時30分〜10時40分)

1 発表事項

 本日、日米安保改定50周年で、私の主催で洋上懇談会を日米の方々にお集まりをいただいて行います。クラブの皆さんもご協力をいただいて、代表取材ということで、全員ご招待すればよかったのですけれども、各社の方からも、代表招待者として来ていただきますのでご協力をいただき、特に日米の架け橋として、「はしだて」という船を利用するということにも、ややこじつけがましいですが、「はしだて」という名前の船でありますので、そのようなことも含めてより一層、日米の協力関係が築かれる象徴的なイベントにしたいと思っております。

2 質疑応答

Q:防衛大綱の見直しに向けて、民主党の調査会が先週、関係省庁などのヒアリングを終えました。いよいよこれに向けて党の方の議論、それから大臣がやっていらっしゃる政府内での調整が本格化すると思うのですけれども、先行してやっている党の方の議論には、どのような考え方であったり、議論を望んでおられますでしょうか。

A:ご案内のように、党も政調の方の対応が整いまして、外交・安全保障調査会が出来たということで、私どもとしても大変嬉しく思っております。防衛大綱の見直しについては、政府の方が当然、先行してきているわけであります。党の方に早く同じレベルで議論をしていただきたいということで、防衛省の方から様々な今までの経緯等をご報告いたしまして、議論の対象にしていただいているというのが現状で、党の方で何か纏まったというようなことはまだ聞いておりません。いずれにしても、今年いっぱいに防衛大綱の見直しを完了させるということからすれば、党の考え方も十分に参考にさせていただきたいと思っております。

Q:先週、日中首脳が、会談という形ではなく懇談という形で、久しぶりに首脳同士の話し合いがなされました。大臣はかねてから、昨年、日中の防衛大臣会談を踏まえて、「出来れば年内に訪中したい」というお考えを示しておられたのですが、その辺についての状況が、もし変化があるようでしたらお聞かせください。

A:日中は、この前ハノイでもお会いして、色々と意見交換をしました。「是非、訪中してほしい」というお話しを、「懸案事項としてお願いしたい」と向こう側からもありました。ただ、私の場合、韓国からそれ以前から調整を受けておりますので、順番からすると、韓国の方を先にしなければいけないというようなことで、今調整を図っております。それが決定すれば、次は中国ということになろうかと思います。

Q:これは年内に、国会の状況もありますが・・・。

A:防衛大綱・中期防もやらないといけない、国会もある、予算も大詰めを迎えるということですから、なかなか「年内には」と思います。韓国も、年内に行けるかどうか、なかなか難しいと思いますが、その辺は先方と調整をしていきたいと思っております。

Q:昨日、ロシアのメドヴェージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問されました。日露関係もかなり険悪が懸念されておりますが、大臣のこの点についてのご所見をお願いします。

A:これは第一義的には、外務省の対応が日本政府を代表したものとなっていくと思っておりますし、防衛大臣という立場でコメントすると誤解を招いてもいけませんので、敢えて感想は申し上げないことに致しておりますが、私も9月に稚内、礼文島を視察しておりまして、指呼の間にある領土問題のことでもありますので、お互いに冷静に対応することが重要だと思っております。

Q:今の質問の関連ですけれども、報道では、「政府内で何らかの対応策を検討する」というような話しが出ていますが、大臣も政府の一員として何らかの対応策が必要だとお考えでしょうか。

A:これはあくまでも外務省が先導をしていくので、今申し上げたように、防衛大臣という立場から言うと、かえって適切ではないと思っております。メドヴェージェフ大統領が、どんな思惑で訪問されたのかということもまだ明確に伝わってきておりませんから、その辺の解明からやっていくことが良いのではないかと思います。

Q:普天間に関連してなのですが、オスプレイの配備が取り沙汰されておりますけれど、普天間へのオスプレイ配備が、アメリカの海兵隊の計画で2012年になっていますけれども、それより、2年遅れた2014年に配備予定のハワイの方で、オスプレイ配備についてのアセスメントが行われていると、その一方で、普天間ではアセスメントがされていないと、あるいは辺野古の対象になっているところにもアセスのやり直しがないということについて、「二重基準じゃないか、ダブルスタンダードじゃないか」という批判もあるのですが、この辺は、日本の普天間の中でオスプレイ配備ということについて、アセスメントするお考えがあるのか、そこのところはいかがでしょうか。

A:これは国が違いますから、「ダブルスタンダード」という話にはならないわけですけれども、今、一般的に言えば、新しい機種の配備ということにおいては、環境影響評価をする必要性はないのです。これはもう前々からはっきり言っています。ただ、沖縄県知事が、これに対して意見を述べる場面がありますから、その時に、沖縄県知事から如何様なご意見があるかということを十分斟酌しなければならないと思っていますから、その時でないと判断ができないということだろうと思います。いずれにしても、沖縄とは非常に密接に連携をとりながら調整をしていきたいと思っています。

Q:関連で、今、大臣がおっしゃったのは、まさに、辺野古への代替施設のアセスについてということだと思いますが、今の2012年というアメリカ側の計画からすると、今の普天間にオスプレイが来ることになってしまうと思うのですが、そのことについて、今の普天間で機種が替わることについてアセスは必要ないのでしょうか。

A:私は、そういうふうになるかどうかということ自体が、はっきりしているわけではないので、前々から言っているように、「日本にいつ配備する」ということを通告してきているわけでは全くないので、そういう意味で、それを前提にしてのお話ということでは、お答えのしようがないということです。


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