大臣会見概要

平成22年10月29日
(08時40分〜08時49分)

1 発表事項

 11月2日、東京湾において日米安全保障条約の締結50周年を記念して、日米の関係者を招いての洋上懇談会を、海上自衛隊の特務艇「はしだて」を使用して、私の主催で実施することを計画しております。私の方からは、在日米軍や米国大使館関係者をはじめ、政府関係者、部外有識者等、平素から日米の緊密な協力のために尽力されている方々にお声掛けをさせていただいているところでありまして、この場では様々な意見交換を行い、過去50年に渡って平和な国家運営ができた日米関係について、「来し方を想い、未来を語りたい」と思っております。米側からは大変いい反響がきておりますので、是非皆さんもご出席をお願いします。なお、船の要員に限りがありますので、招待者以外はダメですけれども。

2 質疑応答

Q:いわゆる「思いやり予算」ですけれども、現在、これまでの負担の水準を維持する方向で政府検討しているといういくつかの報道がありますけれども、現在の協議の状況について、どのようになっていますでしょうか。

A:事務方では、議会や国民の声等も聞いて、パブリックコメントも参考にしながら日米で協議をしておりますから、「こっちを減らして、あっちを増やす」というような事の協議は十分やっていますが、ただ、米側の「緑の同盟」というものが、まだ全体像がはっきりしてこないので、もう少し時間がかかるかと思います。今日の安全保障環境からすれば、日米の間で総額を極端に減らすというようなことは妥当性がないので、そういう意味で外務大臣も外務大臣会談で表明したのだろうと思いますが、私もハノイでゲイツ長官との会談において、「そう大きな変動はない中で取りまとめをしたい」と言っておきました。

Q:次に、防衛大綱の議論ですが、今、政府部内で精力的な議論が行われていますけれども、防衛省としての叩き台と申しますか、素案というものは大体いつぐらいまでに纏めるお話しですか。

A:これは、可及的速やかですけれども、関係4大臣で度々会合していますから、その都度、課題を片付けているところで、いずれにしても、今年中に必ず作り上げないといけません。

Q:前回の大綱は、確か12月10日の閣議決定だったと思いますが、大体同じような時期の決定を想定されているという認識でよろしいでしょうか。

A:特段こだわっていませんが、予算編成に支障のない、12月ということは間違いないと思います。

Q:先程、前原大臣が、「減らすということには妥当性はない」といようなことを表明されたというふうにおっしゃっていましたけれども、やはりそういうところを表明されるというのは、事前にある程度外務と防衛の大臣間でも一致した見解だと・・・。

A:そういう質問こそ「言わずもがな」です。

Q:防衛大綱の関係ですが、南西諸島防衛については、今政府内でも、与党内でも非常に関心が高まって議論になっていると理解しているのですが、問題はどういうふうに強化していくかという点にあると思います。中には、「陸自を常駐させた方がいい」、「いやそれよりもむしろ、機動的な空自や海自がいい」と色々議論がありますけれども、現時点で大臣としてはどういうイメージをお持ちでしょうか。

A:様々な事態を想定して、今研究しています。機動性のあるものを展開させるというのは基本的にはやらざるを得ないのでありますが、「常駐の範囲をどうするか」というようなことについてはまだ検討中で申し上げるわけにはいかないけれども、一定の数というものは、場所は特定いたしませんけれども必要だと思います。後は、監視の能力をどういうふうに高めるかということです。

Q:思いやり予算について追加の質問ですが、政策コンテストの手続きに入っていますけれども、アメリカ側に、「日本側としてはそういった大幅な減額はない」というメッセージを伝えた場合、今後の手続きの中でどう対応していくのかというのはある程度、もちろん外務・防衛以外のところとも認識を共有されているという理解でよろしいですか。

A:これは、今の東シナ海・南シナ海の環境からして、政治決断があって然るべきと思っています。大上段に構えて「政治決断でどうする」というのではなくて、「阿吽の呼吸の中で政治決断をほぼ前進させている」ということだと思います。
 最後に私の方から一つ言っておきますが、本日の朝刊の1紙だけだと思いますが、昨日の民主党政調でのヒアリングで、財務省が防衛省の人員の問題、それからまた、特にけしからんのは、「防衛省の事務自衛官」だとか組織の中身に関することまで発表して座敷に踏み込んでくるようなことをされたので、閣僚懇で私の方から厳しく言っておきました。財務大臣の弁明は、「今現在、防衛大綱について4大臣で度々協議している中で、次が財務省の当番で、財務関係からの話をするということで、政務三役が聞いているものが先にそっちの方で話をして、報道に出てしまった」ということです。私は、政治主導でやるという標榜のもとに構成されている内閣だから、仮にそういうことがあったとしても、役人の方がさっさと発表するなんてことはけしからんことで、まずは、防衛省との間ですり合わせをすること、更にその上で財務省の政務官なり副大臣が防衛省の政務官や副大臣とすり合わせをするということでなければ、「依然として財務省の役人主導で予算編成がどんどん確定的に進められているということを言われかねないので、厳に注意をしてほしい」ということを言っておきました。


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