大臣会見概要

平成22年10月15日
(08時36分〜08時45分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:まず、武器輸出三原則なのですけれども、昨日、菅総理も国会で防衛大綱に向けて、議論をしていくべきだと答弁されましたけど、今後どの様な見直しの方向性をお考えでしょうか。

A:予算委員会の答弁でも申し上げているように、一つの時期だと思っています。政権交代もできたので、色々な議論があるから、細かく、武器輸出三原則を見直すと言うと、何かいかにも死の商人のように、武器や戦闘機や戦車を売って、利益を得るように、錯覚されがちですけれど、行政上、滞る問題がかなりあるので、そういう、まだ国民の皆さんに知れ渡っていない部分等についても、整理をしたら良いのではないかというふうに思っています。平和国家としての基本理念、極めて崇高なものがありますから、そういうものは別に手を付けるつもりは全くないので、それを土台にして、少し整理した方が良いかと考えています。やや「羮に懲りて膾を吹く」というのが、当時は、あったのではないかと考えており、経産省との協議もしっかりした方が良いだろうと思って、そういうふうに提案していこうと思っています。

Q:次に、中国への練習艦隊寄港や日中佐官級の交流が相次いで中止になっていますけれども、この間の中国側の姿勢についてはどう受け止めてらっしゃいますか。

A:大変、苦慮しているのだろうというふうに思います。一応、「延期」と言ってこられれば、練習艦は行動する中で訓練をしていますから、海上で待機するわけにもいきませんので、私の方から帰国するように指示をしました。これは双方にとって決して良いことではないので、中国側も大変苦慮しているというのは分かりますから、ことさら大げさにはするつもりはありません。あと、日中佐官級交流の方は、民間団体がやっていることですから、民間団体が中国側にどんなメッセージを送るのか、よく見極めたいと思っていますが、交流事業が10年続いて、しかも、中国の軍内部でも高く評価していますし、また、今回は特に時期的に自衛隊の観閲式にも招待をしていますから、中国側もその辺はどう本当に判断するのか、もう少し、推移を見守っていきたいと思っています。

Q:もう一点、沖縄県知事選挙なのですけれど、民主党として候補の擁立が難しくなっている中で、民主党としては、どのように臨むべきか、また、現職の仲井眞知事を実質的あるいは間接的に支援していくことはお考えですか。

A:それは、党が決めることですから、私の立場では如何とも申し上げようがありません。

Q:今の練習艦寄港のところで、大臣が「中国も苦慮されているだろう。」というようなお話がありました。もう少し、国民向けにわかりやすく、中国がなぜ苦慮しているとお考えなのか、今、どういう事態なのか、大臣なりのご認識をお願いいたします。

A:外交というのは、どうしても国の立ち位置を少し強く出さざるを得ない部分というのがお互いあるわけだから、実利と建前との間で苦慮していると、そういうことです。

Q:武器輸出三原則について、昨日の予算委員会でもハイチの例を挙げていました。先程、行政上の滞りがあると仰っておられましたけれども、他国との共同開発、生産についても重要なポイントになってくると思いますが、その点については今後議論の・・・。

A:それは、勿論、そういうことで、大きな課題の一つに、これからの開発というのは、お互いの持っている技術を効果的に発揮するためには、当然、共同開発、共同生産というものが主流になってきます。しかも、それは、安全保障上の環境が大国同士の対立というよりは、テロだとかサイバー攻撃だとか、そういうものに、いわゆる非伝統的な脅威が増してくる中で、当然連携はしていかないといけない。それとコストの問題、そういうものも含めて、見直していく議論はおおいにあってしかるべきものだと思っています。

Q:アフガニスタンに自衛隊の医官を含め、看護師等を派遣するという報道がありましたけれども、事実関係についてはどのように・・・。

A:防衛省とすれば、あらゆるミッションに対して対応は協議していますし、現地も踏んで色々やっています。しかし、今、特定のアフガンについて、何かを決めたとかそういうことは全くないので、国連からの要請だとか、現に世界各国で行われているPKOの中で、日本の技術や機材を必要とする、そういうものについては、検討しています。どこかの通信社が出していたようですけれども、特に、後段の「防衛省が、かつて提案をしたけれども内閣で賛同が得られなかった」というような誤報が出ていますけれども、そんな事実は全くありません。むしろ、関係閣僚から「どうだ」と言われて、慎重に協議していたというのが事実であって、予算委員会の野党質問みたいなものを記事に書かれてはいい迷惑です。

Q:実際にそういったことが検討の俎上に上ったということでは・・・。

A:ですから、アフガンについて特段やっているということではなくて、スーダンだって検討はしていますけれども、なかなか難しいということです。

Q:地域を絞らずに、あちこちの・・・。

A:要するに、国連からとか、あるいは、そこに今、展開している部隊が、自分達が引くので、その後はどうかというようなこともありますし、そういう意味では東ティモールは一番典型的な例です。

Q:沖縄の名護市議会なのですけれども、今日、移設に反対の決議というのが出される予定になっていて、人数構成から賛成多数で可決というような流れなのですけれども、また一つ民意が出される形になると思うのですけれども、その辺はどのようにお受け止めを。

A:聞いていません。


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