大臣臨時会見概要

平成22年5月25日
(18時00分〜18時10分)

1 発表事項

 本日は、アーリントン墓地を訪れて献花をいたしました。その後、国防省を訪問して約40分間、ゲイツ長官と会談いたしました。昨年10月にお会いしてから、半年以上経つわけでありますが、有意義な会談ができたと思っております。また、その間に日米安保条約署名50周年にあたって、「2+2」の共同発表が発出されていたわけでありまして、また本日も日米同盟の深化に係わる対話の一環として、有意義な会談になったと認識をいたしております。まず、普天間飛行場の移設問題については、本日の防衛相会談においては、普天間飛行場の移設問題について、日米両国は引き続き緊密に連携し、問題の解決に取り組んでいくことで一致をいたしました。ゲイツ長官からは、「まだ問題は残っているのだけれども、これまでの進展は大変喜ばしい」という発言がありました。朝鮮半島情勢ですが、朝鮮半島情勢に関し、私から、韓国哨戒艦沈没事案については、北朝鮮の魚雷攻撃は許し難いものであり、我が国としてもこれを強く非難する旨の発言をいたしました。また、今後の対応にあたっては、朝鮮半島及び我が国を含む地域の平和と安定のため、米国や韓国をはじめ、国際社会と引き続き緊密に連携、協力していく考えである旨を述べました。ゲイツ長官からは、北朝鮮に対する鳩山総理の対応への感謝の意が述べられ、日米韓の三カ国が連携して、統一した姿勢を示すことが重要であるとの発言がありました。このような中で、北朝鮮の更なる挑発行為を許さぬ為にも、6月にシンガポールで開催予定のシャングリラ・ダイアログにて、昨年に引き続き、日米韓防衛相会談を行うことが重要であるとの考えで一致いたしました。次に、対中政策でありますが、対中政策に関しても意見交換をいたしました。私から、本年4月に発生した中国海軍による東シナ海及び太平洋上での訓練など中国艦艇の最新の動向について説明をいたしまして、海上自衛隊護衛艦に対するヘリの近接飛行に見られるような偶発事案発生の危惧が併存している状況にある旨を述べました。私からこのような状況の中で、日米間で情報分析を行いながら、様々な協力を行っていきたい旨述べ、ゲイツ長官と警戒監視などで協力していくということで意見の一致をみました。その他、ゲイツ長官から、日本によるイランに関する国連決議への支持を含むイランへの取り組みに対して、感謝の意が示されました。それから、ゲイツ長官から、日米防衛首脳は、互いに取り組むべき多数の課題が多くあるので、その都度機会を生かして、必要であれば電話会談も行っていきたいとの積極的な提案がありましたので、私からも賛同をいたしました。その後、国防総省の方から、北朝鮮、中国、アフガニスタン、パキスタンに関する情勢ブリーフが行われ、情勢認識を深めることができました。最後に、本日ゲイツ国防長官との意見交換の成果を踏まえて今後とも日米同盟の更なる深化のために様々な問題に取り組んで参りたいと思っております。

2 質疑応答

Q:普天間基地の移設問題ですが、大臣も仰いましたけれども、「日米両国にまだ残された問題がある」ということでしたが、具体的にはどういった問題が残されているという状況になったのでしょうか

A:沖縄で、鳩山総理が、「沖縄の皆さんにも引き続きご協力を頂かなければならない」ということを表明された問題、我々が提案しております訓練移転、これについてはかなり米側も前向きな姿勢を示していただいておりますけれども、具体的にどういう形でいくのかというようなことをこれから詰めていくということです。

Q:沖縄の負担軽減ですけれども、具体的な話しはまだ、でていないということですか。

A:協議の中で、様々なものは提案をして、米側の立場もお聞きする中で、あと最終調整を残すものがいくつかあるということです。全く何もしていなくて、新たにこれからやっていくということではなくて、課題別に話し合いをしてきています。

Q:その内のいくつかは、今月末までには出てくるということですか。

A:はい、これは28日かな。そういうことです。

Q:もう一つ、中国海軍の動きについてお話しがあったとお伺いしましたが、日米で情報分析、警戒監視を協力していくということですけれども、中国軍の動きに関してですけれども、ゲイツさんからはどういった認識が示されたのでしょうか。

A:先程私が申し上げたこととほとんど一緒であります。

Q:普天間の問題に関しては、大臣とゲイツ長官の間で今日の会談でもって、一定の合意が得られたという認識でよろしいのでしょうか。

A:そうですね。事務方協議でまとめてきたものについて改めて両者で、お互いの認識の共有を図ったということです。

Q:今日一定の合意に達したということで、大臣ご自身のご感想をお聞かせ願いますでしょうか。

A:いずれにしても、普天間基地の返還を1日も早くやらなくてはいけないという基本的な大きな目標がありますので、それに向かって進めていく土壌は、日米の間ではできたということです。

Q:大臣、28日と仰ったのですけれども、28日に「2+2」という形で今回の合意を発表するということですか。

A:まだ、そこまでは決めていませんけれども、5月末ということからすると、土日を挟むと、ギリギリになりますから、常識的に言えばそうなるのではないかということです。

Q:大臣、具体的な細かい詰めは今後の課題になるかと思いますが、今後の協議についての条件ですとか、提案ですとか、日本側の考えといったものをお伝えになったようなものはありますでしょうか。

A:申し上げたこともあるし、私の立場でまだそこまで言わなくいいものもありますから。


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