大臣会見概要

09時45分〜09時57分

平成22年2月12日

1 発表事項

 国際緊急援助活動については、本日7時30分に、現地時間13日の活動をもって医療援助活動を終結することを内容とする命令を発出いたしました。先程私もテレビ電話で白川1佐をはじめ隊員と話をしましたが、過酷な環境の中で十分な活動をしていただいておりまして、2600名を超える患者を診察したということです。日本の代表として、しっかりと成果をあげていただいたと評価しております。最後まで気を緩めずに活動を行ってもらいたいということを申し上げると同時に、この活動を引き継いでくれる日本赤十字社との連携をしっかり行って欲しいと申し上げたところです。

2 質疑応答

Q:永住外国人への地方参政権の付与に関する法案についてお聞きしたいのですが、今国会に提出を目指しているということですが、先の予算委員会で、鳩山総理が、「基地問題、安全保障上の議論があるかも知れない」旨の答弁をされましたけれども、この法案について大臣のお考えは現在のところどのようなものでしょうか。

A:相当しっかりと議論をする課題であるということはもちろんでありますが、対立の中で事が決まるというような性格のものではないような気がします。そういう意味では、ややまだ議論が未成熟ではないかなという気がいたします。総理が言われた、国益につながる安全保障とかそういう問題という認識を示されましたけれども、私は永住外国人、特に韓半島ですが、これは国交のある国という前提があるわけですが、そういう中で、もうほとんど、出生から始まって日本人化している人達が主体でありますので、大半の人は母国語がほとんど話すことができないというような現実もありますから、その点については一定の時機を持っているのではないかと思います。議論が未成熟だということは、また別にしまして、国会で十分に議論していただきたいと思います。私は、心情的なことを先の委員会で申し上げましたけれども、ただ、初めてのこの問題の質問でありましたので、そういうことを申し上げましたが、これから議論を行っていく上で、防衛大臣としての立場とすれば、今後は賛否について私が積極的にものを言うということは少し控えていきたいと思います。予断を与えるということになってはいけないということで、そのようにしたいと思っております。

Q:普天間問題についてお聞きしたいのですが、与党の検討委員会のメンバーが、グアムそれからサイパンの視察を行いまして、昨日の夜帰ってこられました。社民党、国民新党のメンバーは、グアムや特にサイパンのテニアン島が移設先になりうるのではないかという見解を示していらっしゃいます。大臣はどのように受け止められましたでしょうか。

A:私の認識では、この沖縄基地問題検討委員会がグアムに行くということは、ロードマップの上でグアムの再編事業がどういう形で、どのような地形の中で行われるのかということの検証のために行くと聞いておりますので、その中でテニアンも含めて新しい問題が出てくるということはなかなか難しく、これは沖縄基地問題検討委員会でやっていただく仕事ですが、5月中に解決するという総理大臣の強い意向がある中でなかなか厳しいかなと思います。

Q:大臣がおっしゃった、「なかなか難しい」とはテニアンを移設候補地として議論することは難しいというご認識でよろしいですか。

A:米軍がどのように考えるのかということと、抑止という大きな主要課題がある中で、そこまで後方に全てが展開して、本当に抑止の維持ができるのかという議論はどうしても起きてくると思います。そうすると、その議論が長引くと5月にはなかなか難しいと思いますので、詳細は承知していませんけれども、報道ベースで言えば、「誘致」というような発言もあるようですので、そういう意味ではもう少し長期的な展望としての課題とすれば、残るのかなという気はします。

Q:10日の日米共同訓練の中で、陸上自衛隊の連隊長が「日米同盟というのは、信頼してくれという言葉だけで維持されるものではない」と。受け取り方によっては、首相の発言を揶揄したかのような、受け取れるような発言がありましたけれども、この発言についての大臣の受け止めと、今後の対応についてお願いします。

A:つい先程、閣議後に、政務三役並びに事務次官、陸幕長等、人事教育局長も含めて、事実関係を聞きまして、これに対する方針を協議いたしました。何らかの処置はしなければいけないと思っています。

Q:「何らかの処置」というのは、具体的には。

A:私の認識としては、言葉の正確なものは文書であげてもらいましたから承知をしましたけれども、現場の指揮官が、政治や外交という高度な国家意志について言及している部分もありますので、そういう部分について本人の本当の意思がどうなっているのかとか、それからまた、ご質問にあるような最高指揮官の言葉を引き合いに出しているというようなことからしまして、制度上、それから責任者としての私の立場というものも含めて何らかの処置をするつもりでいますので、詳細な事実関係を更にあげてくるように指示をしておきました。

Q:今のお話しでいくと、大臣の受け止めとしても、本人は広報を通じて、「首相の発言を、政治家の発言を引用したものではない」というふうに話しているというふうに聞いていますが、大臣の受け止めはその首相の発言を引き合いに出して話をしているというふうに感じられているということですか。

A:恐らく、本人もそういう意図的なものは全くなかったのだろうと思っております。ただし、何の意図もなくて、先程私が申し上げたような国家意志と関わるようなことを、指揮官として皆の前で公式に言うということに対する規律の問題とか、そういうものを新しい政権の中で、シビリアン・コントロールの観点からきちんと整理する必要はあるだろうという問題意識です。

Q:「処置」というのは、何らかの処分を考えられているという理解でよろしいでしょうか。

A:それもみんな含めてということです。

Q:別件ですが、石川議員が昨日、民主党に対して離党届を出して受理されたようですが、大臣はかねがね「本人の判断だ」というふうにおっしゃって来ましたけれども、この石川議員の判断についてどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A:私の想定内で、きちんとした本人が身の処し方を定めたと思っております。

Q:先程の質問の関連に戻りますが、自衛隊幹部の発言ですが、これに関して総理あるいは官邸から、何らかの問合せ、指示などはあったでしょうか。

A:総理からは何もありません。

Q:先程、「省内に指示された」というのは、大臣のご判断ですか。

A:報告を受けての私の問題意識です。

Q:話が変わりますが、ハイチのPKO派遣について、今日機材が着き、近く本格的な復興作業が始まるかと思いますけれども、改めて大臣の活動への期待感と、2次隊の派遣を含めた今後のスケジュールなど、わかっている部分をお願いします。

A:極めて順調に部隊展開が出来ましたので、私とすれば大変満足しておりますが、第2次隊も既にしっかりスケジュールに乗ってやっておりますから、1日も早く成果を上げて欲しいと思っております。


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