大臣会見概要

平成21年10月27日
(21時42分〜21時57分)

1 発表事項

 護衛艦「くらま」が衝突を起こしまして、国民の皆様方にご心配とご迷惑をお掛けいたしましたことは、極めて遺憾であります。概要をご報告申し上げます。発生日時、本日19時56分頃、場所は関門海峡、関門大橋のほぼ真下であります。衝突をした船は、護衛艦「くらま」5200トン、韓国籍船、貨物船「CARINA STAR」、約7400トン、ただ今まで判明した状況でありますが、双方で火災が発生、「くらま」においては消火作業を実施中、また「くらま」は前部を火災、相手船については情報収集中ではありますが、海上保安庁の情報として、既に鎮火したということです。今のところ、けが人は見当たらないということであります。なお、「くらま」には、1人かすり傷程度ということでありますが、負傷をしたようであります。それから、「くらま」は観艦式を終えて、佐世保に向かっている途中であったということであります。なお、私に報告がありましたのは20時10分、内閣情報集約センターには20時11分に報告を入れております。私が防衛省に登庁いたしましたのは20時50分、直ちに幹部が集まってまいりまして対策本部を立ち上げました。先程、21時30分に官房長官と電話で連絡を取りました。総理からは「船の中で火災が延焼しないように最善の処置を取れ」というご指示もいただいておりまして、まだはっきりいたしませんが、ほぼそのご指示には従えているようであります。双方の船とも船首の方で衝突をしまして、相手船はどうやら錨の下あたりに穴が空いているようであります。この後、詳細につきましては、報道官を通じて逐一、ご報告をいたしたいと思っております。

2 質疑応答

Q:衝突の状況なのですが、船首同士がぶつかったのですか。

A:そのようです。

Q:相手船の被害の状況をもう一度、教えていただけますか。

A:右船首の方に穴が空いているということです。

Q:相手船の右船首に穴が空いている。

A:穴が空いている。

Q:「くらま」の方はどういう状態でしょうか。

A:まだ火災が鎮火していませんので、詳しい状況はわからないようであります。

Q:船体の破損状況などは、どうでしょうか。

A:これも今のところ、火災が起きております。夜であるということと、炎や煙が出ているということで、確認がなかなか難しいようです。それから今、副大臣を急遽、現地へ海上自衛隊の職員とともに派遣するように指示を致しました。なお、「くらま」は、エンジンと舵は使用が可能であります。ただ、船首が壊れておりますので、通常のような操行はできませんけれども、自力で動くことはできるということです。

Q:貨物船の右船首に穴が空いているということは、「くらま」は貨物船の右側にぶつかったという感じなのですか。

A:その辺のところはまだ判明していないようであります。とにかく、「くらま」の方は、船首の方が再三申し上げているように、炎が出ており、煙が立っており、夜で暗いと、こういうことであります。これは分かり次第お知らせします。それから、下関基地から掃海艇を今、現場へ急行させております。

Q:下関ですか。

A:下関基地です。

Q:対策本部を立てたのは何時ですか。

A:私が20時50分に登庁して、ただちに対策本部ということですから、せいぜい5分ぐらいの間です。

Q:相手船の怪我人の情報に関しては、「見当たらない」という以外に何か情報は入っていますか。

A:海上保安庁からの情報でして、また聞きになりますが、無いようであります。ただ、我々として確認したということではありません。

Q:海上保安庁からそういう情報が防衛省に来ているということですか。

A:そうです。正確には海上幕僚長の方から説明させます。

A(海幕長):相手船の状況につきましては、門司海上保安部に海上自衛隊下関基地隊が確認した情報であります。それによりますと、怪我人はいないもようということであります。

Q:相手側は何人ぐらい乗っているかわかりますか。

A:情報は入っておりません。

Q:相手船の航行は可能な状況でしょうか。

A:今、錨を降ろしているという情報があり、停泊状態のようであります。

Q:何故火災が起きたのでしょうか。

A:これは定かではありませんが、専門家に聞いた方が良いので。

A(海幕長):火災が起きた原因についてはわかりません。ただ、船の構造としまして、衝突した付近には、「ペイント庫」がありました。

Q:それは護衛艦の方にですか。

A(海幕長):護衛艦の方にです。

Q:護衛艦の衝突した部分に、ペイント庫ですか。

A:ペンキなどを保管している倉庫がありましたので、可能性として、推測できることとしては、そこが火災の原因の一つかと思われるところです。

Q:ぶつかったときの状況について、今わかっている範囲の情報を教えて下さい。

A:今私が申し上げた以上のことは分かっていません。正確な情報は逐一、皆様方に開示いたします。

Q:衝突の時の状況ですが、相手船はその時は錨を下ろして停泊していたところに・・・。

A:鎮火してから錨を下ろしたということです。ここは重要なところですので、誤解の無いように願います。

Q:双方が航行していて、「くらま」が後ろからぶつかったという形になるのでしょうか。

A:わかりません。両方船首が・・・。

Q:両方が船首ですか。対面でぶつかっていると。

A:確認しておりません。

Q:「くらま」の怪我人は3人という情報がありますが。

A:聞いておりません。

A(海幕長):1名が裂傷、それと煙を吸ったのが2名、その煙を吸った者も少し気分が悪くなった程度で、現在は特に異常ないということであります。

Q:では、怪我人は1名でよろしいのですね。

A:怪我は1名です。

Q:それは衝突による怪我なのでしょうか。

A:そこは分かりません。

Q:火傷というのはどこにどのくらいの感じでしょうか。

A:裂傷です。擦り傷です。

Q:どこに負ったのでしょうか。

A(海幕長):それもわかりません。

Q:擦り傷なのですね。

A(海幕長):擦り傷です。

Q:「くらま」は、後進をかけたのでしょうか。

A(海幕長):わかりません。

Q:今回の事故についてのコメントをお願いします。

A:冒頭申し上げましたように、「くらま」が衝突を起こし、国民の皆さんにご心配とご迷惑をおかけしたことは極めて遺憾であります。

Q:「くらま」は日曜日に観艦式の船として出ていますけれども、そういった船が帰りに事故を起こすというのは極めて異例のことだと思いますけれども、それについてのコメントをお願いいたします。

A:極めて盛大かつ勇壮に行われ、予定通りに規律正しく行動できた船が、原因は分かりませんが、このような事故になったということは、我々とすれば極めて遺憾であるという以外にはありません。国民の皆様方にご迷惑をおかけしましたと同時に、門司の海峡の通行止めをしたということでありますので、それについても国民の皆様方には大変申し訳ないことだと思います。

Q:現在もしているということですか。

A:そこもわかりません。船の航行を停止したという情報だけ入りました。

Q:先程、副大臣を現地に派遣するということをおっしゃっていたと思いますが、もう今直ちに派遣されたのですか。

A:既に出発しました。

Q:もう一度状況を説明してもらえませんか。

A:後ほど、詳細については報道官を通じて説明すると思います。


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