大臣会見概要

平成21年10月20日
(11時05分〜11時19分)

1 発表事項

なし

2 質疑応答

Q:普天間基地の移設問題なのですが、鳩山総理は先週、来年の名護市長選挙の後、沖縄県知事選までの中間の間に結論をという趣旨の発言をされていますが、防衛大臣としては来日するゲイツ国防長官との間でも、鳩山総理が示していたスケジュールに基づいてアメリカ側と交渉していくお考えなのでしょうか。

A:総理はあのようなお話しをしましたが、中間というと、ちょうど参議院選がぶつかるわけであり、総理の真意ははっきり分かりませんけれども、時期を特定してそれを目標にしてというところまで閣僚間での話しが煮詰まっているわけではありませんので、総理のお考えはお考えとして対応していきますけれども、ゲイツ長官が明日私と会見をしますので、今夜の外務大臣との会見といったものも含めて、「努力をしていく」ということでご理解をいただきたいと思います。

Q:重ねてですが、ゲイツ国防長官が日本に向かう機内で、日米間の合意の履行を求めるという趣旨の発言をされているそうですが、この合意を、履行を前提にして概算要求をされている関連予算の扱いを含めて、当面、年内のこの問題の取り扱いについて、ゲイツ長官に対して日本政府の立場をどのように説明されるお考えでしょうか。

A:ゲイツ長官のお立場というか、米国の立場とすれば当然のことでして、むしろ色々な変化があったのは日本側であり、政権交代があり、沖縄の政治情勢が変わったということですから、この辺のことも十分ご承知の上で記者対応をされたのだと思いますが、日米双方で協議をするとすれば、米側の最初のスタンスはそういうことだと理解はしております。また、予算の問題ですが、ゲイツ長官と会談するのは、地域情勢や米軍再編の問題など、要するに幅の広いお話し合いをするということですので、我が国の来年度予算について、特段ゲイツ長官の方からは言及はないだろうと思います。

Q:普天間の問題に関連してですが、先日、アメリカの高官の方から50m沖合移動を日本側が提案すれば受け入れてもよいというような発言がありますが、大臣はこの沖合移動のアメリカの発言についてどのように受け止められていらっしゃいますでしょうか。

A:直接お聞きをしていませんのでコメントすることはできませんが、報道によると、沖合移動を50mくらいということのようでありますが、合意事項の中で十分対応できる範囲でお話しになっていますので、合意事項を実行するという前提であれば、そんなに大きな問題にはならないのではないかと思います。

Q:今のご発言は、合意事項を実行するかどうかはまだ明確にしないということでしょうか。

A:そういうことです。まだ関係閣僚との詰めもできておりませんし、総理がどういう決断をされるかということもあります。ただ、毎回私が申し上げているように、普天間の状況は、折角この合意という良いチャンスの中で、一日も早く基地の返還は行うべきだと思っており、そういう基本的な強い意志は持ちながら協議をしていくということです。

Q:閣議の前に安保会議があったかと思うのですが、そこでのやりとり、どのような概要であったのかをお願いします。

A:今日の安保会議は、防衛計画の大綱等の見直し等に関する今後の進め方について、官房長官から報告がありました。安全保障会議における各議員の個別の発言や具体的内容については控えさせていただくことになっておりますが、今回の防衛大綱の見直しについての進め方を報告し、了解を得たということです。

Q:それは、先日関係閣僚委員会、基本政策閣僚委員会の中身を踏襲して、オーソライズするという手続きだったのでしょうか。

A:その通りです。

Q:閣僚懇で、岡田外務大臣が、貨物検査法案について、できれば今度の臨時国会に提出すべきだというご発言をされたと聞いていますが、それについて大臣のお考えはいかがでしょうか。

A:これは官房長官の方から、法案名を特定しないで、外務省関係で現在調整している法案が一つあるという発言がありまして、それに関連して岡田外務大臣の方から、「できればこの臨時国会でやりたいけれども、それは内閣の色々な事情もあろうと思いますので、ご指示には従いますが」という話しでした。強い意味で今国会でということではありません。

Q:普天間に関連する話しですが、米軍再編の課題は沖縄以外にもありまして、米軍の厚木基地の艦載機部隊を山口県の岩国基地に移転させる計画についても、地元では反対の声も根強くありまして、その辺りは民主党のマニフェストとか、三党連立合意に基づいて見直す方向で今後対応することになるのかどうか、伺います。

A:これは、地元の皆さんからもお話しを承っておりますし、地元の国会議員の皆さんからもお話しを承っております。沖縄の過重な基地状況が今一番の喫緊の課題でありますので、それに先だって本土内のことを議論するのは、情勢的にはあまり賢くはないのではないかと思います。十分承知はした上で検討していきたいと思っております。

Q:基本姿勢としては、沖縄について、一定の結論が出れば、その後は見直す方向で臨まれるということでしょうか。

A:見直しする、しないも含めて検討するということです。

Q:白紙ということですよね。今。

A:今のところは、私の立場で申し上げれば、コメントは控えさせていただきたいということです。

Q:先程、岡田外務大臣の閣僚懇での発言についてあったのですが、大臣ご自身は、臨時国会に北朝鮮の貨物の検査法を提出すべきかどうかについて、確認したいのですが。

A:岡田外務大臣の所管が外務省ですが、官房の方で検討中ということであれば、私からはそれに言及するのはあまり適切ではないと思います。

Q:普天間の問題について、鳩山総理は結論を、要するに来年以降を出したいという意向は明確に出されていると思うのですが、その場合、今年度予算について移転経費やグアムの移転経費についても、再検討というか、見直しが必要になってくると思いますが、在沖縄海兵隊のグアム移転に係る協定に関しても、そうすると違背するような事態になりかねないと思うのですけれども、そもそも年内までに大臣は結論を出さなければいけないというお考えがあったと思うのですけれども、それを先送りすることによって、生じる問題というのは何かあるのか、お考えでしょうか。

A:沖縄を視察した時の気持ちは、先程も少し申し上げましたけれども、沖縄にとっては、折角のチャンスなのです。だから、米軍再編で普天間を中心としたいくつかの基地が整理されるということは、極めて重要なことでありますので、それに加えて沖縄の方で、「じゃあ、辺野古で良いのか」ということになると、今はなかなかそういう政治情勢ではないということで、この辺が全部きちんとクリアしていれば、悩むことはないわけです。限られた時間ではありますけれども、精力的にやっていきたいと考えており、頻繁に関係閣僚とも意見調整はしていきたいと思っています。

Q:改めてお聞きしますけれども、明日のゲイツ長官との会談に当たって、鳩山総理はまずはお考えを聞きたいというような言い方をされましたけれども、北澤大臣としては、どのような姿勢で会談に臨まれますか。

A:私は、先程とまた重なるのですけれども、普天間の基地の返還、これを合意できたということについては、高く評価するという立場でお話を申し上げますが、移転先について沖縄の状況を良く説明して、我々も米国の能力をお借りしながら検証を進めてきましたので、あらゆる可能性について、できれば話し合いたいと思っております。恐らくゲイツ長官も日本の状況を十分承知の上で臨まれると思います。

Q:ゲイツ長官との会談では、1月以降のインド洋の補給支援と新たなアフガニスタン支援等もテーマになると思われますが、この新たなアフガニスタン支援について自衛隊が何らかの形で係わるということは検討されているのでしょうか。

A:これは全く未定ですけれども、ヨーロッパを含めた国際世論を少し探ってみますと、民生支援だけで代替案になるのかという懸念は少し持っております。では、自衛隊がどういう形で参画できるのかということになると、まだそこまで突っ込んだ話し合いはできておりません。個人的には、色々な人のサジェスチョンも受けながら、少し案を検討していきたいと思っております。

Q:その案というのは、自衛隊を何らかの形で活用するという話しですか。

A:案は自分の胸の中に入っておりますので、お話できません。今の段階では私の口から申し上げる時期ではないと思っております。


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