次官会見概要

平成21年8月24日
(15時00分〜15時09分)

1 発表事項

なし


2 質疑応答

Q:今日で次官としては最後の記者会見となりますが、この2年間を振り返って、どのような感想をお持ちかお聞かせ下さい。

A:最初に、長かったようでもあり、短かったようでもありという感じで受け止めております。それから、2年間を通じて色々な事案と言いますか、後ろ向きの仕事、後始末のような仕事が多かったとは思っておりますけれども、ただ、防衛省改革について2年間かけて、今回、組織の要求もまとめられて、9月には要求を出せるという状況になったことは、これからの防衛省にとって良かったと思っているところでございます。

Q:現在、衆院選をまさに行っている最中ですが、30日に結果が出ます。次官は25日付で退任ということにはなりますが、今の選挙の情勢ですと、民主党が圧勝するのではないのかという調査結果も出ております。そうした中で、今作業を進めています防衛大綱ですとか、中期防、そして8月31日が締め切りになっていますが、概算要求もありますが、こういったものが政権交代によってどのような影響を受けるというふうにお考えでしょうか。また今後、防衛政策として臨む方向性はどのようにあるべきかということについて、次官からお聞かせ下さい。

A:選挙に関すること、また、選挙の結果に関することについてのご質問については、私の立場からコメントするのはいかがなものかと思います。いずれにいたしましても、我々防衛省としては、今年の末までに大綱の修正ということを行うという前提で、政府レベルでも、防衛省レベルでも色々な検討を行ってきているということであり、そういう検討を着実に進めていくということが重要だと思っております。いずれにしましても、全体として我が国の安全保障といいますか、防衛というものはゆるがせにできないので、行政若しくは防衛省の仕事が着実に進んでいくということが重要なのかなと思っているところでございます。

Q:防衛省改革の方向性なのですが、去年の防衛省改革会議の報告書に沿ったような検討が進められたと理解していますが、特に運用の一元化といいますか、今まで統幕と内局に分かれていた運用部門が一本化されて、制服の統幕の方に吸収されると。ただ今までだと、活動について、いわゆる内局側の、憲法や法律上のチェックとか、国会での説明というものが非常に大きな役割を占めていたと思います。それを今度は、統幕に内局の方が入っていくとすると、チェックしたり、点検したりする機能が失われると思うのですが、国会答弁等も含めて、統幕で一元化するということで理解して良いのでしょうか。

A:今回、省改革会議の報告書に沿って、21年度も施策を行いましたし、22年度も概算要求の中に所要の組織の変更とかを盛り込んでいこうと思います。そのポイントは、分かりやすく言うと、背広組と制服組が組織的に分かれて仕事をするのではなくて、協働というか、一緒になって仕事をするといった意味であり、今ご質問にありました自衛隊の運用、また防衛力整備について、色々な組織で行われているということではなくて、一元化を目指してやっていくことになるのであろうと思っております。そういった意味において、今ご質問の運用についても、いろいろな所でやるのではなくて、一つの部門でまとめてやっていくということが方向性であろうと思っております。また、今ご質問の中で「チェック」という言葉がございましたけれども、当然広い意味では、大臣なり、防衛省全体で行われる部分もあろうかと思いますが、その事を重視するよりも、まさに運用という側面から大臣を混乱なく補佐することを目指して、組織改革を行っているとご理解いただきたいと思います。

Q:お話は、いわゆる文民統制を位置付けるというようなことが背景にあると思うのですが、一方でこれまでの長い歴史の中で、内局背広組による文官統制が文民統制の一役を担ったという事実があると思うのですが、そのあたりの評価はどのようにお考えですか。

A:評価と言うことになると、色々な方々が色々な角度からの評価があろうかと思います。ただ、少なくとも、防衛庁・自衛隊と言いますか、警察予備隊以来と言いますか、発足してその時代において今、ご質問の中にいわゆる「文官統制」という言葉をお使いになりましたけれども、いわゆる内部部局というものがそういう全体としてのシビリアン・コントロールというような制度の中で果たしてきた役割がかなり強調されてきた時代があったというのは歴史的にも事実であろうと思います。しかし今、防衛省・自衛隊はまさに現実に、海外でもまた国内でも災害派遣等に活躍をしているところでございます。そういった意味では、そういう活動がより効率的になることを重視して、組織を改善していくということが必要だろうと思いますし、そもそもシビリアン・コントロールというのは、根本的には政治による統制ということだろうと思いますので、国会や、国会議員の中から選ばれた総理等の下で軍事というものがコントロールをされていくと、そういうことに本質があるのだろうと思っているというところでございます。

Q:それは良く理解できるのですが、そこまでも機が熟しているというお考えなのか、つまりシビリアン・コントロールが真の意味でのシビリアン・コントロールとして位置づけられると。いわゆる疑似文民統制のようなその内局の役割というものはもう終わったんだと、そういうお考えなのでしょうか。

A:そういうふうに言っているつもりはなくて、いわゆる防衛省が業務を進めていく上で、分かりやすく言うと業務を進める上で一つ一つをチェックしていくということを強調して組織を形作っていくのか、それともより効率的に国民のお役に立つ、世界の役に立つために業務をする上ではどういう組織が望ましいかという観点の比較の問題であろうと思います。2者択一でこっちを取ったからこっちはもう止めたとかいう問題ではないのだろうと思っているところでございます。

Q:お辞めになったら、この後何かなさりたいことはありますか。

A:明日以降のことでございますので、特に今、私なりに考えがあるわけではございません。いずれにしても、辞めましたら現職である間にお世話になった方に色々ご挨拶をするのが筋かなと思っているところでございます。


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