大臣会見概要

平成21年7月28日
(11時10分〜11時19分)

1 発表事項

なし

2 質疑応答

Q:民主党が昨日、衆院選のマニフェストを発表しました。大臣も内容をご覧になったと思いますが、全体をご覧になって、大臣自身のご感想をお聞かせ下さい。

A:民主党さんの考えが発表されたということですが、それに関しては、今回の選挙ということを考えれば、「マニフェストを出す」と以前からおっしゃっていたわけであります。色々なご意見を他からも聞いているわけですけれども、かつて我々も「ばらまき」というふうに大変批判を受けたわけでありますが、あまり大差がないのかなという気もいたしましたし、そして、大きなフレームというものがどこになるのか、いわゆるマクロの部分というのがなかなか見えてこないなという気がしております。敢えて私の感想を言えば、「結構大変ですよ。」ということであり、我々は実際に政権を担当させていただいて行政を行っているわけですが、我々との違いを出されているような気がするわけですが、これを実際に行うとなると、どのくらいの期間をかけて行われるのかなということ、そして長く続けていかなければならないわけでありますので、その財源の部分が不明であり、月並みな表現かも知れませんが、そこのところがなかなか見えてきていないという気がしております。民主党さんの考え方についてはこういうことだと思います。

Q:その中で、安全保障分野に関して言いますと、一つは在日米軍再編の在り方ですとか、地位協定の見直しについて触れています。一方で、北朝鮮の貨物検査に関しては断固とした措置をとると。また、海賊対処についても適切な手続きで活動を実施するということで、こちらは国会審議での民主党の対応に比べると、若干修正も入っているのかなという印象も受けますが、こういった防衛省に関する部分にいうところの民主党側の主張に対して、大臣はどのようにお考えでしょうか。

A:だいぶ変わったような気がします。そういう意味では、皆さんは慎重に評価をされているかもしれませんが、色々な議事録等を見ていただければわかるように、我々に対してかなり厳しいことを指摘しているわけですが、我々とすれば手続論もしっかりやっているわけでございますので、そういう面においては、かなりお考えが変わっているのかなという気がいたしました。前にも申し上げましたけれども、決して悪いことではなくて、現実的な対応ということでございますので、そのことに関しては、まさに現在我々が現実的な対応を行っていたということでございます。ご自分達の独自色を出そうとされているのかもしれませんけれども、何となく米軍再編の見直しと北朝鮮の問題に対する貨物検査、海賊対処活動に対することを切り分けて色々とお考えになっている気がしてならないわけであります。しかしながらそうではなくて、基本的に米軍との関係ということを色々と考えれば、以前のご主張と比べれば何となくトーンダウンしているような気がしてなりません。これは相手のあることでありますので、それを地位協定のことに関してもこういうふうに言われるというのは、マイナスイメージと言いますか、民主党さんの考え方に私がとやかく言うことではありませんけれども、アメリカに対して色々なメッセージを与えるということは、我々の施策というのはあくまでも日米関係の協調の中、国際協調の中で今まで行ってきたことでありますので、それを本当に変えられるのかということです。我々も「変えたい」というよりも問題意識を持ちながら、その時々の対応において色々な働きかけをし、様子を見ながら、対応してきているわけであります。そういった意味においては、我々のインド洋の補給支援活動に対しては、「憲法違反だ」とまでおっしゃられたわけでありまして、岡田幹事長が当時担当していた時は「事前承認だ」という話をされましたが、その後は「憲法違反」と言われたわけでございます。そして、「それがそうではなかった。」ということに対する説明は何もないわけであり、どうなのかなと思います。いずれにしても、大変現実的になられたということは良いことだと思いますし、我々の今までやってきたことに、「あれは、反対のための反対だったのですね。」という話しなのかなという気がします。そのように理解をして、現実的な、いよいよ政権目指して我々と同じような安全保障政策に変わってこられたということでありますので、我々に対して厳しく当たられた事に対して、一度は説明を聞いてみたいという気がしています。

Q:基本的には安保体制を担当する大臣として、現実的な面で変わられたことは良いと思いますけれども、一方で、これまで言ってきた政策と選挙前に作成された民主党の政策はかなり違っているということに関して、政権担当能力としての信頼性という部分についてはどう考えられますか。

A:そもそも基本的に我々は与党として、長年にわたって、安全保障政策を安定的に行ってきたところでありますので、担当していない方々に対して、私が論評することはどうなのかなという気がいたします。その部分に関して、「全体のムードとして何となく民主党」というお話なのかもしれませんが、現実に一つずつ摺り合わせていただければ、私がコメントするよりも、国民の皆様方が判断していただけるものなのではないかなという気がしています。

Q:今週末には自民党もマニフェストが出ると思うのですが、民主党もこのマニフェストを御覧になられて、安保政策上の今回の選挙の最初の争点はどういうところになると思いますか。

A:安保政策上という意味では大変分かりづらくなりました。皆様方がおっしゃるように民主党さんの方がぶれたわけですから、我々の方と差がなくなったということでありますので、争点は民主党さんの方が消したということになるのではないでしょうか。現実的な対応になられたわけで、我々の政策と同じようになってきたわけですから、どこが違うか分かりません。


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