大臣会見概要

平成21年6月12日
(10時10分〜10時18分)

1 発表事項

 なし


2 質疑応答

Q:国連安保理で北朝鮮への新たな制裁決議案が大筋合意されました。これを受けて、官房長官が昨日の記者会見で、「北朝鮮船舶への貨物検査のために、今国会中にも国内法の整備が必要」との考えを表明されています。決議案への所感と、防衛省として今後の法整備への対応について、大臣のお考えをうかがいます。

A:まだ安保理決議が採択には至っておりませんので、決議を受けた対応を具体的にお答えすることは控えたいと思います。いずれにせよ、新たな決議が採択されれば、わが国としてしっかりと対応していくことが重要でありますので、防衛省としても関係省庁と緊密に連絡をとって、政府全体としての対応を遺漏無きように努めてまいりたいと思っているところでございます。

Q:大臣は前回の会見で、海上保安庁の存在について触れていましたが、貨物検査での海自と海保の役割について、現時点でどのようにお考えでしょうか。

A:決議の内容等も報道されていますが、まだ採択されていないわけですので、色々なケース・バイ・ケースを考えていかなければならないと思います。いずれにしても、採択されれば対応していくことは当然のことですが、6月9日の会見で申し上げたとおり、政府全体として何ができるかということについて、様々な可能性を検討するのは当然だと思っております。今後どういった形で行っていくかということについては、これからその活動内容について、何が最適なのかというのを考えて行かざるを得ないと思いますので、それは今後議論していくことだと思います。

Q:アメリカのFOXとCNNテレビが、「もし安保理が採択されたら、3度目の核実験をする兆候がある」というふうなことを報じているのですが、防衛省として、現状についてどういう認識でいるのか、もし、核実験が行われた場合、危険度の認識も含めて上がっているというふうにお考えであるかどうか、お聞かせ下さい。

A:報道については存じ上げていますけれども、しかしながら、それに対してコメントするものもございません。情報については常に米軍と緊密にやり取りをしているわけでありますけれども、それに対して我々がここでお話することは差し控えます。いずれにしても、前回の核実験の時もそうでありましたけれども、北朝鮮の動向を注視し、事態に対しては、今回のように国連決議というようなものもあったわけであります。まだ決議が採択されてないものに対してどうするということはできませんが、今後も北朝鮮に対する情報の収集・分析を当然続けていくと思っております。核実験というのは予兆というのがなかなか難しい訳でありますので、情報というものが、確たるものがどうかということも含めて我々としてはしっかり確かめてやっていくというのは当然のことだと思いますので、今後とも事態の対応に万全を期すためにも情報収集に努力していきたいと思っているところであります。

Q:貨物検査に関連してなのですが、海賊対策の際には、「海上保安庁が船が足りない」と、「アデン湾まで遠い」ということを理由に挙げて、最終的には任務を引き受けるという形になったかと思うのですが、今回、インド洋ですとかアデン湾に海上自衛隊が展開している中で、海上自衛隊の運用面で引き受けるだけの余裕があるのかということと、今回、貨物検査を最終的には自衛隊が引き受けるべき任務なのかということについては、どのようにお考えでしょうか。

A:基本的に、今までの海賊新法の議論の中でも海上保安庁に対する能力の高さというのは、色々なご指摘があったわけではありますし、海上自衛隊がそういった海外派遣に対して出るということに対して、大変積極的なようなイメージをとられておりますけれども、我々とすれば、あくまでも色々な場面、場面でどうしても海上保安庁で対応できないときに、海上自衛隊が派遣されているわけでございます。そういった意味において、今回の件に関してもそうでありますけれども、当然、日本の国の近海で起きていることというものを勘案していくことが重要であると思っております。ですから、積極的に出ようとも思っておりませんし、むしろ遺漏のないように対処するということで考えるならば、我々が持っているあらゆる資源を全て使ってこれに対処するということでありますので、そうなれば当然、海上保安庁についても考えるべきだろうと思いますし、その中で我々の今できること、できないことを考えれば、当然、自衛隊の場合は法律がなければ動けないということもございますので、今後、検討していくことになろうかと思います。とにかく、その場面、場面でどのような任務があるか分かりませんので、安保理決議が決まった後に色々と考えていくことになると思います。ただ、頭の体操というのはあってしかるべきかもしれませんけれども、「日本近海なので」ということだと思います。


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