次官会見概要

平成21年4月2日
(15時00分〜15時10分)

1 発表事項

なし


2 質疑応答

Q:北朝鮮のいわゆる人工衛星の問題なのですけれども、米国のメディアが米軍の高官の話として、弾道ミサイルに燃料の注入が始まったと報道しています。官房長官の午前中の記者会見では、「政府として事実関係を確認している」ということだったのですけれども、その後確認できたのでしょうか。

A:ご質問の中にありましたような報道があることは承知をしております。私どもとしてはこの北朝鮮が、いわゆる「試験通信衛星の打ち上げ」というような形のためと言って、4月4日から8日まで危険区域の設定を通告していて、昨日の国営放送においても衛星打ち上げの意志を依然として示していることでございます。燃料の注入作業が開始されたということでございますけれども、この点については官房長官も会見でおっしゃったように事実関係を確認中という段階でございます。

Q:ミサイル防衛システムなのですけれども、昨日自民党の東北出身の議員の方が河村官房長官あてに「PAC−3を東北に常に配備して欲しい」という要請がありました。これは防衛省としてどのように対応されるお考えでしょうか。

A:昨日、今ありましたような要請が官房長官になされたと私どもも承っております。PAC−3につきましては、ご承知のようにこれまでに首都圏の第1高射群で4個高射隊、それから浜松の高射教導隊等に4個高射隊、中京・京阪神地区の第4高射群に1個高射隊でトータル9個高射隊の配備が完了しております。平成22年の春頃までには、残る第4高射群の3個高射隊と九州方面の第2高射群への配備が行われる予定になっているところでございます。その上で、その後の平成22年度以降のBMDシステム、PAC−3も含めた整備につきましては、ご質問の中にありましたようなご要請等も念頭に置きながら防衛計画の大綱の議論であるとか、中期防衛力整備にかかる議論の中で検討して参りたいと考えているところでございます。

Q:北朝鮮の飛翔体の話なのですけれども、人工衛星か弾道ミサイルなのかというのをどのように見分けるのでしょうか。例えば、飛び方であるとか、飛行高度であるとか、ロケットとミサイルでどのような違いがあるのでしょうか。

A:弾道ミサイルと称するものは、発射してから目標となる地上等の目標に対して、宇宙空間まで上げてから落ちてきてその目標に当てると言いますか、そういうものが弾道ミサイルであろうと思いますし、ご承知のように衛星というのは、それを打ち上げるためには、いわゆる軌道に衛星を乗せるというものであろうと思います。どのように見分けるかというご質問は、「何をもって見分けるのか」ということだと思いますけれども、それを事前に何をもって見極めるというのはなかなか一概に言えないものであろうと認識をしております。

Q:いわゆる飛翔態様と言いましょうか、その飛び方ですね、例えばその高度ですとか、何か頂点で山なりになるとか、水平になるとか言われていますけど、そういった特徴的な違いというのはあるのでしょうか。

A:それは、色々違いはありますけれども、その特徴的な違いが「こうゆう特徴であればこれは弾道ミサイルでしかありえない」、「こうゆう特徴がでれば人工衛星の打ち上げでしかありえない」というふうには、なかなか断定的に一概に言うことは難しいのではないかと思っております。

Q:同じく米国発の報道などによれば、「今回舞水端里に建てられているロケットというか、ミサイルというか、飛翔体の先端部分が球根型と言いますか、衛星の中に格納できるような構造になっているのではないか」という報道がありますけれども、これについてはいかがお考えでしょうか。

A:そういう報道があることは承知しておりますけれども、どういうふうな情報分析を行っているかというようなことについては、コメントを差し控えたいと思います。

Q:私どもも見られる、白いロケット用の物体の衛星画像でも頭の部分がやや膨らんでいるように見えますが、これについて次官としてはどのように見られましたか。

A:先程の質問にも関連するのかもしれませんけれども、いわゆる外見上の特徴のみからそれが何であるかということを一概に述べるということは必ずしも言い切れるものではないのではないかと思っております。

Q:形状等から見まして何らかの弾頭が搭載されているという可能性はないと考えてよろしいのでしょうか。

A:ご質問の意味がよく分かりませんが。

Q:要するに爆発する物が「くっついているのか、くっついていないのか」、それは「ない」ということですか。

A:私どもとして、どういう形で情報分析を行っているかということの詳細については、お答えを差し控えたいと思います。

Q:昨日、沖縄県の方へ普天間基地の準備書を送付されたと思うのですけれども沖縄県側では修正案が検討されたことを受けて「修正の可能性があるのかないのか」という期待も出てきているのですが、省として今後、どのように対応していく予定でしょうか。修正の可能性があるのかないのかも含めまして・・・。

A:私どもは昨日、環境影響評価について沖縄県等に対して準備書というものを送付したところでございます。色々、方法書の段階での県のご意見も踏まえまして比較は行っておりますけれども、私どもとしては今の政府案が色々な角度から最もバランスの取れたものであるという考え方に立って準備書を出させていただいているというところでございます。

Q:修正交渉の余地というのは「ない」というふうに受け止めてもよろしいのでしょうか。

A:今の段階で私どもとしては政府の考えている案が一番バランスの取れたものであるということを前提に準備書を出させていただいているということに尽きます。


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