大臣臨時会見概要

平成21年4月4日
(17時22分〜17時30分)

1 発表事項

 皆様方には大変ご心配をおかけましたが、本日の発射は無いようでございますので、今日に引き続き、明日も監視態勢、情報収集体制をこのまま堅持していきたいと思っております。今回の誤報に関しましては、大変ご迷惑をおかけしました。防衛省から飛翔体発射情報の誤報、そしてまた秋田県で発射情報の誤報については防衛省・自衛隊における情報伝達の不手際でありまして、国民の皆様方、関係の皆様方にご迷惑をお掛けしたことを大変申し訳なく思っておりまして、心からお詫びを申し上げる次第でございます。大変申し訳ございませんでした。今後、情報伝達についてはもう一度、しっかりと注意を払って伝達に心掛けたいと思っているところでございます。そして、官房長官からも私に対して口頭で「十分に伝達に関しては注意するように」と注意がございましたので、私としてもそれを防衛省全体にしっかりと届くように、幹部の方から末端まで指示をさせていただいたところであります。この度の件では、大変ご迷惑をお掛けしたことを心からお詫びを申し上げる次第でございます。


2 質疑応答

Q:大臣から具体的にどのような指示をされたのでしょうか。

A:情報の伝達というのは、国民の皆様方に対する我々の責務として、正確な情報を流すのは当たり前の話でありますので、それがなされなかったということは偏に我々防衛省・自衛隊の責任であるわけでありますから、それに対して「しっかりともう一度確認をしろ、緊張感を持って対処しろ」と伝えたところであります。

Q:これだけ国民が注視する中で、同じ日に2件の誤った情報が流れるということは大きなミスだと思うのですけれども、これについての責任については。

A:これは私ども防衛省・自衛隊にあると思っておりますので、今後そういったことのないようにすることが我々の努めであると思っていますので、今後の情報伝達については、厳しく指導して参りたいと思っているところであります。

Q:麻生総理本人の方から何か話はありましたか。

A:いいえ。私の方は官房長官とお話をさせていただいて、お詫びを申し上げました。

Q:今日、「北朝鮮が発射する」と告知をしておきながら今日の発射を見送ったのですが、これについてはどのように分析されていますでしょうか。

A:天候的には何の問題もなかったわけでありますから、何らかの事情があってそういったことになったのかも知れません。今の段階で何が問題だったかというのは「我々にも分からない」というのが現状であります。

Q:その「何らかの状況」というのは、発射準備は整っているというふうに見ていらっしゃいますか。

A:4日から8日の間に打ち上げるということを再三お話になっていますし、今日もそういうふうな情報が流れたということは、承知しているわけでありますので「今、準備が出来ている、出来ていない」とかではなく、その期間に入ったからには、情報収集をしながら判断をしていきたいと思っております。

Q:発射に向けて天候には問題がなかった。それ以外の理由が・・・。

A:ロケットの打ち上げの際もそうですが、天候というのは、かなり重要な部分を占めているということを我々も聞いております。天候的にはあまり問題は無かったのではないかと思います。後の状況は現時点でお答えする段階には無いと思います。

Q:明日以降は、今日と同じような体制で。

A:今まで続けてきた情報収集体制、警戒監視体制を引き続き、続けていきたいと思っているところであります。

Q:今回、誤報が起きた原因については、どこにあったと思われますか。

A:これは一刻も早く、国民の皆様に情報をお伝えしたいという気持ちもありました。そういった意味では少々前かがみになっていた部分もあったかも知れません。「正確を期す」という部分は、少々足りなかったかも知れません。その点については、こういった結果を招いたわけでありますので、我々の方からその内容について、どうこういうよりも、それをしたということが大変なミスであります。現時点で「誰がどうの」と言えないわけですけれども、今後そのようなことがないようにしたいと思っており、この場で「細かくしゃべれないのか」と言われるかも知れませんが、警戒監視、情報収集の最中でもありますので、後に時間があればしっかりと調査して皆様方にお知らせする事になると思います。

Q:今日の時点でヒューマン・エラーなのかシステム上のエラーなのか、どのように考えられていますか。

A:それも含めて確認をさせていただきたいと思います。基本的に我々としては、「今、飛んでくるかも知れない」というときに、そういったことを確認するということはかなり難しいところもありまして、皆様方にお叱りを受けるかも知れませんけども発射のための情報収集などに対してもう少しお時間を頂きまして、集中させていただいた中で、その後に今回のミスを検証させていただきたいと思っているところであります。

Q:逆にこれが、発射前から混乱して北朝鮮につけいる隙を与えることになるというふうには考えませんか。

A:そんなことにはならないと思います。なぜかと言えば、誤報という中では問題があるかもしれませんが、色々な情報が早く入るということは時間の短縮という面で決して北朝鮮を利することにはならないと思っております。

Q:国民からの要求が、早い情報という要求であったかと思うのですけれども、少し急ぎすぎたと思いませんか。

A:先程から申し上げていますように、今回の件に関しては言い訳ができないと思っております。他のことは何であれ正確な情報を流すのが我々の役目だと思っておりますので、もう少し落ち着いて、しっかりとした正確な情報を流すことが我々の使命だと思っていますので、その点は厳しく、統幕長をはじめ、末端まで伝わるように指示をさせていただいたところであります。

Q:緊迫した状況の中で、政府への信頼を損なうようなことだと思うのですけど、いかがでしょうか。

A:そうでしょうか。決してそれが怠惰の面でやったことではなくて、一つの事象に対して反応するということは決して悪いことではないと思います。ただ、伝え方の正確性を確認するというところが問題であったと考えますので、政府の信頼が損なわれるようなことではないと思います。防衛省・自衛隊の今後の対処については、今回のようなことにはならないと思っておりますので、これからの発射に向けての態勢をしっかりとすることが我々の信頼を回復することだと思っておりますので、その点はしっかりやっていきたいと思っております。


御意見御要望
大臣記者会見概要一覧へ戻る
新着情報一覧へ戻る
トップへ戻る

(C) 防衛省・自衛隊