次官会見概要

平成21年2月19日
(15時00分〜15時06分)

1 発表事項

なし


2 質疑応答

Q:「あたご」の事故からちょうど1年になりますが、その事故の際には防衛省の対応が色々と批判されました。あれから1年経ったということで、次官からご覧になって、防衛省があの事故を契機に何か改善を図ることができた点などございましたら改めて伺いたいのですが。

A:護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故につきましては、国民の生命・財産を守るべき自衛隊がこのような重大な事故を起こしましたことは、あってはならないことであると認識しており、改めてこの事故でお亡くなりになられた吉清さん親子お二人のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族や関係者の方々にお悔やみを申し上げたいと思います。私どもとしては、この事故の後、色々な再発防止策等々、講じて参りましたし、また当時の色々な報告体制、連絡体制というものについても改善すべき点があると認識をして、改善を図ってきたところであります。これまで実施してきた成果が「万全である」ということを言い切れる面がないわけではありませんけれども、必要に応じて問題点が見つかれば更にまた改善をして参りたいと思っているところであります。また、この事故に関する海難審判において、「勧告」がなされております。この点も重く受け止めて二度とこのような事故が起こることのないように引き続き再発防止に万全を期したいと思っているところでございます。

Q:事故で犠牲になったお二人の補償の問題についてはどうなるのでしょうか。

A:海難審判の裁決が確定したのが1月30日ということでございますが、防衛省といたしましては速やかに、誠意をもって国家賠償法に基づきます損害賠償をご遺族に行って参りたいと考えておりまして、現在鋭意、損害賠償額の算定作業を進めているところでございます。

Q:その支払いの見通しとか、そういったところはいかがでしょうか。

A:鋭意算定作業を進めているところであります。できるだけ早くと思っているところでございます。

Q:「あたご」の遺族の方の補償なのですが、支払い対象はどなたになるのでしょうか。

A:支払い対象というのは、基本的にはご遺族ということになろうかと思います。

Q:お一人ですか。

A:まだ確定はしていないかと思いますけれども、直接の親族として奥様と吉清治夫さんにとってのお嬢様がおられると思いますので、確定的なことを申し上げることは出来ませんけれども、そのお二方が対象になると思っているところでございますが、まだ確定していないということだろうと思います。

Q:それでは交渉は双方とされるのですか。

A:別に「双方と」ということではないと思っております。「ご遺族と」ということであろうと思っております。

Q:事故で亡くなった場合の事故の補償の計算の仕方みたいなものがあって、それらに基づいてお父さんの部分と息子さんの部分と足していくという事務的な作業だという理解でよろしいでしょうか。

A:基本的にはそういう作業でございます。

Q:相手方がいて、交渉して上がったり下がったりというものではない・・・。

A:技術的な計算の仕方まで細かく承知しているわけではございませんけれども、基本的には計算によって出てくるものであり、その計算の適正さというものをどう考えるかということだろうと思います。

Q:海賊対策新法についてお伺いしたいのですけれども、与党PTの方で新法に向けた精力的な議論が進んでいると思うのですけれども、来週のPTを目途に、PTとしては新法の政府案的なものを出して欲しいという要請があるようですが、現時点で新法をまとめるに当たって、特に武器使用基準について防衛省側から、「こういう形にしてもらいたい」という要請とか希望等を出していると思うのですけれども、どういう形で防衛省の意向として伝えているのでしょうか。

A:武器使用の点につきましては、今ご質問にありましたように、具体的にどういうことを政府内で防衛省が言っているかということを詳細に申し上げるのは避けたいと思いますけれども、基本的には前々から申し上げておりますように、いわゆる現場で行動に従事する隊員が判断に迷うことの無いような形というものになるべきだということを考えております。そういった意味では、正当防衛や緊急避難の要件に該当する場合以外は人に危害を与えてはならないという、いわゆる危害射撃の要件という規定がこの海賊対策の場面において、現場で行動する隊員が判断に迷うことのないような形という点については、懸念なり問題点と認識しておりますので、その点をクリアにしていただきたいという考え方をベースに色々ご説明を申し上げているということでございます。


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