大臣会見概要

平成21年1月5日
(10時06分〜10時16分)

1 発表事項

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


2 質疑応答

Q:年頭の辞で「信頼」と「忍耐」をキーワードにあげられましたけれども、その心は何でしょうか。

A:「信頼」というのは、今年は私自身も隊員諸官を信じたい、相互信頼の下に仕事をしていきたいということです。私自身の思い、そしてまた隊員、自衛官の皆さん方を信じることによって、お互いに信頼関係を築くことによって今後も仕事をしていきたいということは申し上げたかったし、そしてまた国民の皆さん方の信頼を得るためにも、しっかりと任務を果たしてもらいたいという思いで「信頼」という言葉を使わせていただきました。「忍耐」は、それこそ色々厳しい状況の中で任務をしているわけでありますので、それを耐え忍んで頑張ってもらいたいという思いもありますし、また今まで色々なご批判を得た中でしっかりとそれに応えながら、耐えて、耐えて、耐え抜いて信頼を勝ち取るためにも、そういう思いで今回「信頼」と「忍耐」という言葉を使わせていただいたところであります。

Q:昨年、就任早々から不祥事対応に追われましたけれども、年末には防衛省改革に一定の道筋をつけました。改めて今年の所感をお願いしたいのと、大綱の見直し作業が若干遅れていると思いますけれども、スケジュール感と見直しの力点をどこに置くのか、現時点でのお考えをお願いします。

A:この大綱の問題というのは今年一番の大きな課題になろうかと思いますので、スケジュールというのは今お話にあったように重要かと思うわけでありますが、昨年の暮れに内閣官房の方でも有識者を集めての会議を設置することを決めたわけでありますし、我々としても在り方検討の会議もございますので、出来るだけ早くこの会合を開いて進めていきたいと思っておりますが、作業部会において今、防衛政策局長を中心としてやっているところでありますので、作業部会の方のお話しを今後聞きながら、出来るだけ早い時期に検討していきたいと思っております。官邸の方は新たな大綱に向けての会議だと思いますので、それに歩調を合わせながら今後検討を行っていきたいと思っているところであります。いずれにしても、来年度の予算編成等ございますので、今年の夏頃を目途にしてやっていくことになろうかと思っているところであります。

Q:防衛省が省に昇格して間もなく3年目を迎えます。昨年暮れには補給支援活動延長が決まりました。麻生総理は年頭会見でもソマリアの海賊対策を喫緊の課題にあげています。政府与党内にもまず海上警備行動による機動的対応を求める声が強まっていますが、これと一般法の整備、この二つをどう整理していくのか、現時点での検討の進捗状況をお願いします。

A:現行法でいえば海上警備行動というお話しがあるのは事実でありますし、以前から申し上げているように、海上警備行動でやれる範囲と、そして国際協調の中での議論というのがそこに必ずあるわけでありますので、そこの検討もしなければなりませんし、また今後新たな法律というものをどうするのかということは、与党の方でこれから議論をされるというふうに聞いておりますので、そういったことも考え合わせながら、我々はどの方法をとるのかなど、現在、政府全体として検討している最中であります。防衛省として如何なる状況にあたって、どのような問題点があるか等も洗い出しをしながら検討を進めている最中でありますので、この時点で詳しいお話をすることができないということで、ご理解いただければと思います。

Q:総理の会見の方で、集団的自衛権の見直しの話に少し触れられましたけれども、「政府として憲法解釈を変えるつもりはないけれども、議論は必要だ」というおっしゃり方をしたのですが、政府部内で今後の議論のあり方、政府与党内でのあり方とか、大臣はどういうイメージをお持ちでしょうか。

A:いずにしてもこれは前々から申し上げているように、しっかりと腰を落ち着けて議論をすべきものだと思っていますので、一般論としては色々な議論がございますが、これは政治の課題として議論することが重要なのではないかなと思います。我々の今の立場、我々のサイドで、この集団的自衛権というものに対して、憲法の中でしっかりとそれが明確になっているということであるならば、我々とすれば政治の場での議論を待ちたいと思う次第であります。

Q:昨日の総理の集団的自衛権に関する発言の中では、今回の海賊対策とリンクした形での発言だったように思うのですけれども、これは馴染むものなのか、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

A:これはソマリアの海賊対策を実施する上で集団的自衛権の解釈を変更する必要があるとの見解を示したものではないと私は思っていますので、集団的自衛権とソマリア海賊対策の実施をリンクするというのは、私としては今のところはそこまで立ち入ったことなのかなという気がしております。

Q:要するに、それは国でも何でもないから海賊対策には集団的自衛権の拘束というのは全く関係ないという・・・。

A:そうだと思いますけれども。

Q:大綱の関係なのですけれども、昨年に有識者会議設置を決めたのですか。

A:決めたというか、それを念頭に置いて今、内閣官房の方でその作業を進めているところだということだとお考えいただければと思います。昨年、我々の防衛省改革会議の方が一段落をしたと思っておりますので、当然その作業をしているところだと思いますので、その作業の立ち上げを待って、我々もそれに即応してやっていきたいと思っています。

Q:渡辺喜美元行政改革担当大臣が、昨日「離党も辞さず」という発言をされましたが、麻生内閣の支持率が下がる中で自民党内でこういう発言が出てくることについて、自民党議員としてどのようにお考えになりますか。

A:自由民主党というのは幅広い考え方を持った方が集まっているわけでありますので、色々なお考え、それなりのご自分の信念、信条というのがあろうかと思いますので、そのお考えを述べるのは決してそれを妨げるものではありませんが、しかし昨日の発言を聞いていて「離党も辞さず」とは言っていない気がしますし、「離党まで」というのはおっしゃっていないような気がしたわけでありますが、今この状況下において本来自民党の議員とすれば、麻生内閣で頑張ってやろうとしている時に果たしてそういうことがおっしゃることがプラスなのかなという気がしないでもないです。ですから、おっしゃるのは自由ですが、言った言葉というのはなかなか飲み込めませんので、もう少し慎重に色々な情勢を踏まえてご発言なり行動をされることを節に私としては望みたいと思っているところであります。


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