次官会見概要

平成20年11月17日
(15時00分〜15時09分)

1 発表事項

発表と言うべき性質のものではないかもしれませんが、先週の参議院の委員会におきまして、「統合幕僚学校における国家観、歴史観の講師の名前について提出するように」という要望がございまして、私どもはご本人の同意を得るべく努力をしてきているところでございます。この点について作業がかなり詰まってきておりますので、間もなく公にできるのではないかと思っております。その際には皆様にもお知らせしたいというふうに考えておりますので、その点触れさせていただきます。


2 質疑応答

Q:先週金曜日の空幕長の会見の中で、今回の懸賞論文の応募に関して、人事教育部長も論文への応募を促す手紙を送っていたということが明らかにされて、組織的なこの問題への関与という声が高まっていますけれども、組織性はまだ否定されますでしょうか。ご認識をお願いします。

A:これまでの調査によると、重複もございますけれども、今年の5月19日から20日にかけて、まず空幕の教育課から航空自衛隊の部隊等にこの懸賞論文の紹介のFAXを送信しました。そして、6月中旬に当時の人事教育部長名で各司令官等に対しまして、その周知の促進を依頼する連絡をしたことが判明をしております。この辺の経緯でございますけれども、空幕の教育課長が5月の紹介FAXを送信したのですけれども、応募状況があまり芳しくなかったために、6月中旬に上司の人事教育部長から改めて紹介の書簡を送ったものと聞いているところでございます。詳細については、現在調査中ということでございます。ご質問の中で「組織的云々」というご発言がございましたけれども、組織的云々については、言葉の定義も色々あろうかと思いますので、私どもからその点について評価するのはいかがかと思います。今、わかっていることは、先程お答えしたとおりの流れでございます。

Q:今回の問題について、防衛省の監察本部が監察に乗り出したというふうに報道されておりますが、この事実関係と監察の対象としては異例であるという指摘もありますけれども、この件に関して監察されていれば、その意義についてお願いします。

A:防衛監察本部は、防衛大臣から承認を受けました平成20年度の定期防衛監察計画というものに基づきまして定期監察を行っております。これは監察の対象項目として、「秘密情報等の流出防止」、「入札談合防止」、「自衛隊員倫理規程等の遵守状況」及び「法令遵守の意識・態勢」というものを対象項目として監察を実施しているところでございます。ご質問にありました点につきましては、この対象項目の一つでございます「法令遵守の意識・態勢」の一環として、航空幕僚監部、第6航空団等を対象として監察を行っているものでございます。

Q:現在のところの調査に関する状況というのはどうなのでしょうか。

A:この監察は、11月11日から航空幕僚監部等に対する監察を行っておりますけれども、その詳細については、現在監察を実施中であるということもございますので、監察の実効性を確保するという観点から細かなご説明は差し控えさせていただきたいと思います。

Q:監察の内容なのですが、投稿した論文の内容も調査に含まれているのかということと、定期監察ということですが、これは防衛監察監が当初の年度計画を変更する形で大臣からの承認を受けて実施するという形なのでしょうか。

A:2点目の質問がちょっと・・・。

Q:当初の年度計画に沿って、空幕及び6空団等という形で監察しているのか、それとも状況の変化によって年度計画を変更するという形に添って今回の監察につながっているのかということです。

A:質問の内容を確認させていただいた点につきましては、これは大臣から今年の3月31日に承認をいただいておりますけれども、20年度の定期防衛監察計画として、この枠組みの中で行っている監察でございます。ですから、具体的な監察のやり方については防衛監察本部の方で判断をして行っているということでございます。それから2点目の点につきましては、要するにこの監察というのは「法令遵守の意識・態勢」というものについて行っているものでございまして、論文の内容の適否というようなものを対象として調査を行うというふうなものではございません。

Q:法令遵守の意識改善の部分について監察しているということなのですが、今回目立った法令違反はありましたか。

A:ですからそこは、まさにどのような問題意識で監察本部が監察を行っているかということを詳しくご説明することが監察の実効性という観点からいかがかという点でございますので、そこは監察本部の方でそういう観点から監察をしているということに留めさせていただきたいと思います。

Q:特に態様の違反があったり、そういった場合に防衛監察が入るものと理解していたのですが、今回それだけの理由となる法令違反があったのでしょうか。

A:そもそも監察本部の監察の目的が、違反を摘出するとか摘発するとかいう観点で監察をするべき組織として設けられたものとは思っておりません。それは捜査機関とか、そういうところがあろうかと思います。要するに、色々な枠組みがあり、色々なルールがあって、それがちゃんと守られているか守られていないかという観点、また「法令遵守の意識・態勢」という意味で言えば法令遵守の意識はどうなっているか、態勢はどうなっているかという観点でその実態を把握するということ、また把握した上で監察本部として、「こういう点を改善したら良いのではないか」という点があれば、それはそれでまとめられて報告書として大臣に報告をしていただくというふうな流れだと思っております。

Q:ということは、「今回のアパ論文に限って」というわけではないということですか。

A:「法令遵守の意識・態勢」というものは、すでに3月から項目としてあげておりますので、これはご指摘のアパの懸賞論文を対象としてだけをやっているわけではありません。

Q:今回の定期監察の対象というのは、6空団と空幕ということになるのでしょうか。

A:11月11日から懸賞論文の関係での監察ということについては、私が聞いているのは、「航空幕僚監部と第6航空団等を対象として」というふうに考えていると聞いています。

Q:補給支援特措法改正案の関連ですが、民主党が今日中の麻生、小沢の党首会談をせよと。2次補正予算を提出せよと。さもなければ補給支援特措法の採決に応じない、採決をしないというような主張をしているようなのですけれども、そうした民主党の姿勢についてどのようにお考えでしょうか。

A:ご質問された点は、まさに国会の中での各党間のやり取りのことだろうと思いますので、私どもがコメントをするべき性質のものではないというふうに考えております。


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